こうして約束は破られた (Discovry16 ペルー⑤#

ペルー到着早々クレジットカードを紛失してしまった私は、わずかな所持金で旅を続けることを決意、

『聖なる谷』のほぼ中心にあるオヤンタイタンボで出会い、クリスマスイブをマチュピチュで一緒に過ごした、アメリカ人男性マットの誘いを振り切り、怪しいペルー人男性パブロ(ガイド)とのヘンテコな旅に出ました。

2人の”紳士的”戦いに胃腸が緊張し、出発早々お腹を下し大ピンチガーン スーツケースを置き去りにしたまま、乗り合いバスを飛び出してしまいましたガーン

各回完結を目指していますが、これまでのストーリーはこちらです。

(1) 聖なる谷で出会った!運命の相手はどっち?

(2) ガイドはいらない!ガイド料はいらない!

(3) この選択、本当に正しい?

(4) もう無理!私、降りる!『もう無理!私、降りる!(Discovry16ペルー④)』ペルー到着早々クレジットカードを紛失してしまった私は、わずかな所持金で旅を続けることを決意、『聖なる谷』のほぼ中心にあるオヤンタイタンボで出会い、クリスマスイ…ameblo.jp

第4話 こうして約束は破られた

と、その前に、ちょっと復習上差し

第2話「ガイドはいらない!ガイド料はいらない!」のこの矢印の部分を1秒だけ見ておいてください!お願い

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では、第4話を始めます!!ニコニコ

奥の奥のそのまた奥のトイレだったものだから、入り口までが長かった。

「大丈夫?びっくりしたよ」

パブロがいた!キラキラキラキラ

私のピンク色のスーツケースを持ってキラキラキラキラ

Oh, パブロ!←(シェイクスピアのロミオとジュリエット風に)

ツアーガイドとして生計を立てているパブロなのだから、それくらいできて当然と言えば当然かもしれないが、ガイドらしい働きをまだ見ていなかった私には、彼のことが頼もしく思えた瞬間だった。

「もうダメ、もうダメって何回も言ったでしょ!本当に苦しかったんだから!」

そして、続けた。

「ここまで来たんだから、何とかなるよね?」

クスコ市街だった。

「ホテルのあるエリアはまだ先だけど、どうする?」

「どうする?って?」

そのエリアまでは、タクシーで行くか、別のコレクティーボを探すか、歩くか、という選択肢らしい。

歩いても30~40分というので、歩くことにした。

クレジットカードを失くしていなかったら(=現地通貨にてキャッシングが可能)、タクシーを探してもらったと思う。

クスコは坂道だらけだ。

石畳の夜道をスーツケースをゴロゴロ転がしながらホテルを探すなんて、1人ではやりたくないけれど、パブロという“頼もしい”ガイドが一緒なのだから、夜道を歩くのも悪くない。

街の中心にあるアルマス広場:

周囲にはレストランや旅行会社密集しているので、観光の拠点となる

前方に見えるのは、ラ・コンパニーア・デ・ヘスス教会:

インカ帝国第11代皇帝ワイナ・カパックの宮殿があった場所に建てられた

いや、そもそもお金を節約するためにパブロをガイドとして雇うことにしたのだから、ここは節約させてもらうところである。

アマラス広場のカテドラル:

インカ時代は、ビラコチャ神殿があった場所。跡地に100年という歳月をかけて建てられた聖堂

ホテルがたくさん建っているというエリアに到着した。

しかし、空き部屋はなかった。

数軒のホテルを一緒に回った後、パブロは私を1軒のカフェに案内し、そこで待機することを勧めた。

私は、それまでパブロが私に代わって転がしてくれていたスーツケースを受け取り、ホットチョコレートを飲みながら彼を待った。

どれほどの時間が過ぎただろう。

私が空になったカップを横に旅手帳に、今日の出来事を記録している頃だった。

「なんとか、見つけたけれど…」

店に入って早々、彼が言った。

表情が曇っている。

「何か、問題があるわけ?」

私が彼に出した、部屋の条件は、

1.部屋にホットシャワーがあること

2.暖房設備が整っているか、暖房器具を貸してくれるところ

の2つだけだった。

どれだけお金がなくても、この2つは譲れない真顔

「ベッドが5つある部屋なんだ」

はぁ?

「そんなにいらいよ」ムキー

「もう1軒候補があるけど、そっちのほうが高い。ベッド5つのところのほうが安いんだ。あちこち尋ねたけれど、どこも満室なんだ」

どこの国でも、クリスマスから年始までの期間は宿泊施設が混みがちだ。

この季節に旅に出ることを常としている身としては、詳しく説明されなくても推測できることだった。

「わかった。部屋を見てから決めるわ」

5つのベッドを置けるだけあって、部屋は広々としていた。

オレンジ色のシーツが掛けられていて清潔感はあったし、お湯もちゃんと出た。

部屋は寒かったが、小型ストーブを貸してくれるという。

もう1軒のホテルを見に行くのは面倒だった。

「ここでいいよ」

「それでさ、僕をここに泊めてくれない?」

はぁムキームキー

「最安値のところで良いって言ったけど、その最安値のところすら空きがないんだ」

パブロが続けた。

「ダメに決まってるじゃん!」ムキームキー

「最安値のところでなくても良ければ、もう少し探してみるけど…」

彼が言うには、ガイドとして宿泊できる安宿が何軒かあるが、その手の宿が満室になっているというのだ。

彼の宿泊代金は私が負担することになっている。

自分をここに泊めたほうが、お互いにメリットがあるというのが、彼の主張だった。

そういうことか…チーンチーン

お金がないのが、辛すぎる(-“-)

「この部屋だったら、ベッドが5つもあるし・・・」

パブロが言う。

「そのために、ベッドが5つもある部屋にしたってことはないよね?」

「それは、絶対にない」

彼が嘘をついているようには見えなかった。

「わかった。泊まってよし!」

「だけど、あなたのベッドはこれで、私のは、あれ。いったん布団に入ったら、朝まで出てこないでね!

彼には、何でもストレートに言えちゃう爆  笑爆  笑

次回へつづく・・・

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ピンク音符

ケチュア族の女の子と下矢印

ケチュア族はアンデス山脈の高地に住む先住民で、かつてインカ帝国を起こした民族です上差し

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