今日も昨日に続き”臨時”「今さらソ連ロシア旅」です
1991年8月19日、ソビエト社会主義共和国連邦(長っ!)初代大統領であり最高指導者であったゴルバチョフ大統領の失脚、ソ連崩壊へとつながる、クーデターが起きた、あの日私はモスクワにいました・・・。
”最後の最後の”ソビエト時代のロシアを旅した時のことを、『今更ソ連ロシア旅』シリーズにしています。
当時の旅手帳を紛失してしまったため、私の記憶とフォトアルバムに書き記した、一言ダイアリーを基に綴ります。記憶違いがあった場合はご容赦ください![]()
3) 出発前から面倒くさい
4) 出発前から面倒くさい2
今日は第15弾です!
ソ連で私がおかした最大の失敗 ③ (クライマックス)
あーる晴れた昼下がり♪
市場へ 続く道
荷馬車が ゴトゴト
子牛を 乗せてゆく
かわいい子牛 売られて行くよ~♪
なぜか、心境にぴったり合う童謡
ドナ・ドナ(ご存じですか?)
♪あーる晴れた昼下がり
ホテルへ続く道
タクシーはゴトゴト
サチコをのせてゆく~♪
自由を奪われた子牛が売られていく歌と
イメージがかさなるとはどういうことなのか・・・・!![]()
ソ連というシステムの中で自由を奪われて
(旅行者である以上、自分で選んだ不自由ですけどね^^)
監獄へ、もとい、さっきチェックアウトしたばかりのホテルへ戻ります![]()
そして、再びチェックイン![]()
少し前にチェックアウトしたホテルに再びチェックインすることになるとは思ってみませんでした。
ソビエトを去る気満々でしたもの^^
(北欧へ出かけた後戻ります)
鍵を渡された部屋へ向かいます![]()
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むむ?
なんだか嫌な予感・・・![]()
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なんだ?なんだ?
この不気味な雰囲気は?
昼間だから照明がついていないというレベルのものでなく、暗い。
カーペットもボロボロ
壁も薄汚い・・・・・・![]()
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ちなみに4つ星ホテルです。
今朝までいたフロアとはまるで様子が違います。
恐る恐る、部屋に入りました![]()
えっ!![]()
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貧相なベッドがポツン
座ってみると、ギコギコとスプリング(バネ)の音がします![]()
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えっ!マジ??
後になってわかることですが、
スプリング(バネ)の針金を背中に感じるほどの寝心地![]()
いちいち、音が鳴るし・・・![]()
寝返りもうてないじゃん!
これが、安ホテルなら文句は言いません!
しかし、日本円にして約21000円も払っているのです。
こんなの、イヤダ~!![]()
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フロントに戻り、頼みまました。
「部屋を変えてください!」
「満室なので、できません」
本当かどうかはわかりませんが、夏のピークシーズンであったことは確かです。
団体旅行客の予約でいっぱいなのかもしれません![]()
当日の予約だから仕方ないか・・・
部屋があっただけよかったのかもしれない・・・
ドナドナドーナ、ドーナ・・・♪
肩を落として、部屋へ戻ります。
フロアに1台おかれていたテレビがついていました。
薄暗いそのフロアの、エレベータ近くに置かれていたテレビの映像を見てびっくりしました![]()
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白と黒の横線模様がザーザーと上下に動いていて、映像をまともに見ることができません。
これならラジオの方がマシでは?と思う代物です。
しかも、当時ソ連製のテレビは爆発することで有名でした。
テレビには、「爆発注意」(たぶん)と注意を喚起するようなステッカーが貼ってあったほどです![]()
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翌朝・・
昨日は急いでいたので諦めたビュッフェ朝食ですが、今日はしっかりいただきます!
数日間宿泊していたホテルです。
当然のことながら、“いつも”と同じように、“いつもの”テーブルへ向かいました。
席を確保してと・・・
「チケット(お部屋の番号票)を見せてください!」
”いつもの”係のお兄ちゃんがやってきました。
「はい、どうぞ」
「お客様は、こちらではお食事できません」
「そんな話聞いていないけど?」
「こちらは外国人のお客様専用エリアです」
「私、外国人ですけど。知ってますよね?」![]()
「でも、このお部屋はロシア(ソ連)人専用です」
私のチケットを見て言いました。
「あぁ、お部屋がないとか言っていたわ」
「ですので、あちらへ移動していただけますか?」
薄暗いエリアがありました。
薄暗すぎて、外国人専用エリアで食べていたときは気づかなかったほどです。
「えっ!私、外国人料金を支払ってこのホテルに宿泊しているのです。部屋がないからロシア人専用のお部屋に泊めたとして、私に外国人として朝食を食べさせないのはなぜですか?」![]()
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「そうおっしゃられても・・・」
「もういいです!」![]()
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朝食ごときで争って、不快な思いをするのはやめようと思いました。
この後フィンランドへ行くのです。
面倒なことになって、また列車に乗れなくなったら、それこそシャレになりません![]()
おとなしくロシア人飲食エリアへ移動しました。
と、ところが!!!
外国人専用エリアには豊富にあった料理が、こちらにはないのです!![]()
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一応ビュッフェになっていたのですが、品目は外国人専用エリアの10分の1程度です![]()
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パンが数種類とカップケーキ類、脂身だらけのベーコンとソーセージ・・・ほんの僅かなメニューでした![]()
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そして、さらに驚いたことが!!!
見た目は外国人専用エリアで食べたものと同じ(に見える)ソーセージの中身です。
使われていたお肉は、脂身だけだったのです![]()
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脂身の他に、かさ増しなのか、何かが混ざっていたと思いますが、1口食べて「食べられない・・」
ナイフとフォークがとまってしまいました![]()
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カップケーキはパサパサ、ポロポロです。
合成物が混ざっているような、へんな味・・・
ロシアの人たちには本当に申し訳ないと思ったのですが、食べられませんでした![]()
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もし、彼らも4つ星ホテルとしてこのホテルに宿泊しているとするなら、普段の食事はどんなものなのだろう?
それとも、このホテルでは手に入る食材を外国人のために使い(その料理すら、不味いと言って外国人客は残すのです)、自国民には我慢を強いるかわりに、宿泊料を安くするなどしているのだろうか?(※)
※レートによって、異なるという意味でなく、料金そのものが違うということです。
外国人旅行客のために、”ない”食材をありったけつかうから、ロシア人たちは食べるものがないのだろうか?
外国人は泊まれないホテル(安い宿)だったら、食材はロシア人にまわるのだろうか?
それとも、ないものは、ないのか?
ロシア人たちは、自分たちは貧しい料理を供されながら、外国人たちが贅沢な(国際レベルでは、決して贅沢でない)料理を残していく様子を見てどんなことを感じていたのだろうか?
外国人料金を受け取りながら、私をロシア人専用のフロアに宿泊させ、ロシア人専用コーナーで食事をとらせたホテル(もちろん、国営。当時は何もかもが国営)には、一言二言文句を言いたいところでしたが、食料不足の中で、外国人旅行客にはそれを気づかれないようにおもてなししてくれているようにも思え、心がざわつきました。
あのタクシーに乗らなければ、
キエフとワルシャワを訪問し、ドイツの友人にも会えたはずの旅。
あのタクシーに乗ってしまったがために、
受けた金銭的、時間的な損害
でも、あのタクシーに乗ったからこそ、
外国人旅行者としては見ることのない、ソ連の一面を見たような気がするのです。
ドナドナドーナ、ドーナ♪

ホテルの部屋から
外国人専用ルームから撮ったものと思われます

謎のヴェールに包まれた旧ソ連邦
なんだかよくわからないけれど、「怖い国」と言われたソ連
私はこの国を自力で歩いて見て回りたいと思い、旅立ちました。29年前のお話です![]()
「その気持ちわかる~」と言う方も、
「あんた、やっぱり変わってるよ」と言う方も、
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