ペイフォワード➁ まさかの展開!

ホームの公衆電話でお世話になった友人と話している間に、列車が出発してしまいました。

私の全荷物を載せて・・・えーんえーんえーん

これは、私がまだ海外一人旅初心者だった^^1980年代の頃のお話です。

”絶体絶命的事件”(>_<)が起きたのは、ドイツのハンブルク中央駅上差し

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ちなみに、この写真は80年代の別の旅の時に撮影したものです。

近年の同駅下矢印画像はお借りしています。撮影位置は違うかも??

前回のストーリーは、こちらです

『ペイフォワード ➀ 電車が行っちゃったぁ…(/_;)/~~』旅にトラブルはつきものというけれど・・・ 数えきれないほどの親切に支えられて、今日まで旅を続けてきました。今では毎回旅の神様が同行してくださると感じるほどツキ…https://ameblo.jp/sachikobridge/entry-12603825821.html

ブルー音符

「電車が行っちゃった・・・」

もはや会話を楽しんでいる場合ではなくなりました。

数分の電話だからと、貴重品の入ったポーチだけを持ってホームに出てしまった私。

私の旅道具を詰めたスーツケースはもちろんのこと、コートも脱いだ靴下(コラッ!)も列車の中です。

恥を忍んで言います! 脱いだ靴下は私が座っていた座席の上のどこか・・・という失態ぶり。

あー、せめて、バッグの中に入れておけばよかった!!←そこ?

私は駅員さんに事情を説明しました。

連れて行かれたところは遺失物管理所

「違うの!私が来たかったのは、あの列車に追いつく方法をおしえてくれるところ!

こんなところではないの!」えーんえーんえーん

無茶苦茶なことを心の中で叫びながら、半泣きで遺失物届を書きました。

よりによって英語版がなくて、すべてドイツ語ゲローゲロー

係の人は言いました。

「荷物は見つかれば、終点のストックホルム(スウェーデン)で受け取れます」

私は遺失物届の控えを受けとりました。

今すぐ探してほしいのに・・・!

時間がたてばたつほど(=停車駅が増えれば増えるほど)、荷物がなくなる可能性が高くなります。

通信の発達した今なら別の方法があるのかもしれませんが、当時は車内点検をする駅が決まっていて、そこで忘れ物などが見つかれば(あるいは、届けられれば)、遺失物管理所に運ばれてくるという方法だったのだと思います。

話は逸れますが、日本でも同じシステムだと思います。

** 以下余談です **

私はあるとき、新幹線にお気に入りの髪飾りを置き忘れてしまい、降りてすぐに気づいたため、名古屋で「今、降りたばかりの新幹線の〇―××座席に忘れ物をした」ことを伝えましたが、「荷物は終点の駅でのみ点検をします。大阪で確認します」という回答を得たことがあります。

私は新幹線が大阪に到着した頃JRからかかってきた電話に、「見つかったのね!」と喜び勇んで電話に出ました。

そしたら、「申し訳ありません。お客様の乗っていた新幹線は博多行きでした。もう少しお待ちください」

えーっ!!!

「もう少し」って!!!博多に着くまでになくなっちゃうわ!!ムキー

2014年のことでした。

** 余談終了 **

「今すぐに調べる方法はないのですか?(無線とか?(^^;)」

必死になって尋ねましたが、答えは「ノー」でした。

とりあえず、私は同方向へ行く次の国際列車に乗ることにしました。

5時間後コペンハーゲン(デンマーク)行きですゲッソリゲッソリゲッソリ

コペンハーゲンでストックホルム行きの列車に乗り換えるほうが、9時間後のストックホルムへの直通列車に乗るより早く着きそうです。

少しでも早くストックホルムに着きたいのですランニングランニングランニング

私はざわつく心を抑えて、ハンブルクの街をしばらく歩きました。

じっとしていられなかったのです。

パスポートとお財布こそ持ち出していたものの、2ヶ月に渡る長旅で着る衣類からメイク道具、旅の思い出を撮ったカメラやそれらを記録したフィルムなど失うわけにはいかないものがいっぱい詰まったスーツケースと手荷物のすべてを列車に置き去りにしてしまったのですショボーンショボーンショボーンえーんえーんえーん

ってか、なぜ、列車は予定時刻より早く出発した?

もしかしたら、そのことを告げるアナウンスがあったのかもしれません(ドイツ語で!ムキー)

心を落ち着かせて、ハンブルク駅に戻りました。

すると、そこにいたのは・・・

同室だったアメリカ人男性(ちなみに、名前はビル)・・・に似た人???

私は幻覚でも見ているのだろうか?

相当混乱していました。

幻覚を見てもおかしくありません(^^;

「やぁ、君!大丈夫?」

やっぱり、本物のビルですポーンポーンポーンポーン

「どうして、ここにいるのですか????」

一部始終を見ていた彼は、すぐに車掌に”事の次第”を伝えたところ、私が終点のストックホルムでしか荷物を受け取れないことを知り、「それでは不安だろう」と、私の荷物をまとめ(脱ぎ捨てた靴下も(^^;)、次の駅で降り、再びハンブルクに戻ってくれたのですびっくりびっくりチューチューラブラブ

国際列車の本数は少ないですが、次の駅リューベックとハンブルク間の列車は夜間でも1時間に1本ありましたグッ

もし、私に会えなかったら、(私が立ち往生しているであろう)ハンブルク中央駅の遺失物管理所に届ける予定だったと言いました。

言葉にならない感謝の気持ちがこみ上げ、涙がこぼれ落ちました。

「お礼させていただけませんか?」

私はどんなことでもしたいと思いました。

彼は言いました。

「困っている人を見かけたら、助けてあげて!それが、僕へのお礼ってことでいい?」

映画『ペイ・フォワード』(2000年・原題“Pay It Forward”)の発表より10年以上も前の出来事でした。

☑ pay it forward = 恩を受けたらその人に返すのでなく、別の人に受けた恩を送ること

ブルー音符

彼とは、翌朝コペンハーゲンでお別れしました。

1980年代、私がまだ一人旅初心者だった頃のお話でした~ニコニコ

今日も良い日になることをいのりつつ・・・

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ありがとうございました