「生涯お風呂に入ったり、シャワーを浴びたりしない」と聞くと、お風呂大好きの私たち日本人には奇異なことに感じてしまいますが、水がない環境を考えると頷ける話です。
そんな環境の中でも、ヒンバ族の女性はオーカとバターを混ぜたもの(勝手にオーカ・クリームと命名!)を毎日全身に塗り重ね、清潔を保っています。
清潔を保つだけでなく、実際彼女たちの肌は、このクリームのおかげでとても艶やかです(関連記事はコチラ→赤い肌の美女たち①)
肌を清潔に保てるのはわかった
でも、暑い砂漠地帯で汗はかかないのか
体臭が酷いのでは
と気になられた方いない??
今日の記事は必見です
彼女たち、匂わないんです
少なくとも、体を洗わないことからイメージするような臭いはしません
どうして匂わないのか
ヒミツはこれです

眠る前に、毎晩お香を全身に焚き染めるのです。
手前にある香炉を使ってお香を焚きます。
木の枝(ある特定のものだと思われます)に火をつけ、木炭のような状態になったところへお香を撒きます。
彼女のお香は粉状のものでした

見えますか
粉は黒く、ちょっとウッディで爽やかな香りがしました。
フランキンセンス(乳香)の香りがしたので、フランキンセンスが入っていないか聞いたところ、彼女に尋ねることなく、通訳さんが「そうだ」と言いました。
本当にそうなのかは謎です。
このお香を少しだけわけてもらえないか尋ねてみれば良かった、と後で思いました。
一生体を洗ったりしないのに、良い香りを保っていられるのです。お香の成分が気になります。
さて、香炉にお香を撒いて煙がモクモクになったら、肌にその香りを移すように、直接煙を近づけます。
特に気になる部位は念入りに。
女子たるもの、どこが気になる部位かは、あえて言いませんッ!
彼女のすぐ横にある、円錐状のもの(コーン)は、
衣類や家の中にある布類に香りを移すとき→(1)
あるいは身体全体に香りを移すとき→(2)
に使います。
(1)このコーンの中に香炉を置き、布類を被せます。
(2)煙がモクモクと上がるコーンを前に座り、大きな布(シーツのような)を自ら被れば、身体全体に香りを移せます。
私たちが水で身体を洗浄する代わりに、彼女たちは香煙で身体を浄めるのですね。
この”モクモクの儀式”は、こんなふうにやるんだよ、とジェスチャーでおしえてもらいました。
毎日数回オーカを塗り、全身はもちろんのこと細部にまで香りを焚き染めていく、この儀式を毎晩行うのです。
彼女たちが「世界一美しい裸族」と言われるのは、姿の美しさはもちろん、こんな努力もあってのことなんだな、と思いました。
ちなみに、ヒンバ族の女性はたくさんのアクセサリー類を身にまといますが、その重さは数キロにも及びます
見てください

おしゃれでしょ
彼女は、わりと年配の女性ですが、均整がとれたボディが美しいです
女性が美しくありたいと願うのは万国共通ですね
ということで、今日はこのへんで

北キプロスのカルパス半島に生息する野生のロバたち。
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