誰とでも親しくなれる、魔法の言葉”ヴァッペンドゥカー”(関連記事はこちら→魔法の言葉)の使い方に慣れたので、これから集落を歩き回ってみます
ヒンバ族の集落では、家の中でも外でも椅子やテーブル、机と言ったものを見かけませんでした。
人々は地面に腰を下ろします。
こんなふうに、両脚をすっと前に伸ばして

この日は、最高気温が40℃に達しました暑ッ!干からびそう
こんなときは、木陰で過ごすのが一番ですね

あの木陰にいる人たちに声をかけてみます。
「モロ!ヴァッペンドゥカー」
「イー・ヴァッペンドゥカー」
一人一人と握手して挨拶をかわします。
すると、皆の顔が笑顔に!
やったぁ 魔法が効いた!!
「どこから来たの?」
「日本から」
「何しに?」
「皆さんに会いたくて」
「どうやって私たちのことを知ったの?」
「英語のテキストに皆さんのことが書かれていて、興味をもったの」
みたいな会話が続いたあと、一番年配の女性が尋ねました。
「目の調子が良くないの。目薬をもっていないかい?」
「あるけれど・・・」
「少しわけてくれないかい?」
「数滴でもよければ・・・」
「それでかまわない。目にさしておくれ」
私の持っている目薬が彼女に効くかどうかはわからないけれど、この際いいか!ってことで、点眼して差し上げたのです。
すると・・・
「おぉ、これはすごい!目が楽になった!」
とすごく喜んでくれて・・・
「ありがとう。これは、お礼」
とバングルをくれたのです。
目薬数滴でこんなにしてもらっては申し訳ない気がしましたが、ありがたくいただき、私の思い出としました。
これです

そして、ちゃっかり記念写真

後ろにいる子供たちは、私が集落にいる間ずっと後をついてきてくれた子たちです。もう、なんてかわいいの!
・・・とここまでは、よいのです。
その噂をききつけたのか、別の年配女性がやってきます。
「私にも目薬をさしてください」
まあ、いいけど。
「私にも・・・」
あの、私目医者ではないんですけど・・・まあ、いいか
さらには・・・
「この子は脚を傷めています。痛みを和らげることはできませんか?」

それは無理です~
痛みの原因だってわかりません
と、通訳に伝えてから、
「やっぱり、ちょっと待って。お母さんにだけ、そう言って!」
病は気からという言葉があります
気の持ち方ひとつで痛みが和らぐということならあるかもしれません
その子の膝から足首にかけて、祈りを込めてさすりました。
「もう大丈夫!痛くないよね?」←いい加減なこと言うなッ
痛みはどこかへ飛んでいったと思い込ませる作戦
さらに、さらに・・・!
「数日前からものすごく腰が痛むのです。治してもらえませんか?」
という方までいらして・・・
どういうふうに腰が痛いのかわからないし、わかったとしても、治す方法なんてわかりません
「目が良くなった人の話を聞いたのだけど・・・」
あれは、目薬のおかげそれに、両目4滴でそんなに効いたとは思えません

ところで、ヒンバ族の女性は、こんなふうに腰に皮の装飾品をつけています。
おしゃれな人たちなんですよ
腰の痛みを訴えてきた女性に、思わず「写真を撮らせて!」と願い出てしまいました
うわさを聞きつけた人がどこからともなくやってきます
これは、まずい!勘弁して~!
私には病を治したり痛みをとる力なんてないんです~
持っていた目薬を差すか、祈りを込めて痛む場所をさするか・・・
くらいしか、できません。
でも、ありがたがってくれちゃってます。
充分な医療が行き届いているとは思えない地域です。
この状況、皆さんだったら、どうしましたか

北キプロスのカルパス半島に生息する野生のロバたち。
ニンジンをあげると喜ぶんです!
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