「ネパールに行きたい父」と「オランダに行きたい母」、「どこでもいいけど予算を抑えたい妹」、皆「自分が行ったことのない国が良い」という3名の希望を叶えるべく、選んだ目的地がマレーシア&シンガポールでした
* * * * * *
GWも終盤になり、明日はいよいよ帰国の日です(2017年)

ガーデンズ・バイ・ザ・ベイでは空中散歩を楽しめます

夜も良いですよ
父が言いました。
「今日はちょっと良い物を食べたい」
「賛成!」
皆賛成です。
「で、どこにする」
ぶらぶら歩きながら、あの店でもないこの店でもない、とやっているうちに(4人いると、好みもバラバラでまとまりません)どんどん時間がたっていました。
「このお店、雰囲気がいいね!」
両親が立ち止まったお店は”和牛”ステーキのお店。
上海蟹を食べたがっていた父が、魚介類にアレルギーのある私に譲歩して、お肉にしよう!と申し出てくれたわけですが・・・。
和牛ですよ、和牛(明日日本に帰るのに・・・)
しかも、ブランド牛ではなさそうです。
メニューを広げ、妹が私に囁く。
「だれのクレジットカードで支払うかだね」
父と母は、相変わらず、値段など見てはいない。
食べたいものを言うだけ。
指さしたステーキは100ドル(約8300円)
これに、サイドディッシュや飲み物、デザート、サービス料などが足されると・・・。
1人200ドルは覚悟しなければならない。
×4人=800ドル(=66,400円)也
頭の中の計算機がはじき出しました
仮に「割り勘にしよう!」ということになったとしても、明朝日本に帰るというときに200ドルのキャッシュを持ち合わせていません。
ということは、妹の言う通り、誰かのクレジットカードが必要になります。
誰の
「私、こんな高いところじゃなくていいんだけれど・・・」
妹が私に言います。
私も、わざわざシンガポールで、おそらく日本で食べた方が安くておいしい”和牛”のために200ドル奮発したいとは思いません
こうなったら仕方ありません。
申し訳ないけないけれど、両親に値段を意識してもらいます
「そのステーキ、一皿8300円だから、1人だいたい15000円くらいになるね。日本だったら、ブランド牛が食べられるね」
「結構するんだね」(両親)
「だって、日本から空輸してくるんだから」
「日本から」
「だって、ここ和牛ステーキのお店だよ」
「和牛」
「そうだよ。だから高いんだと思うよ」
「明日日本に帰るのに、和牛ステーキのお店で大枚をはたくことはない。別のお店にしよう」
父が言い出す。


でも、ここは、乗るしかない
立ち上がる4名!
適当な理由をつけて、お詫びしてきましたけれど・・・。
席についてメニューを開いてからレストランを去ったのは、もしかして、初体験・・・もしかしなくても、初体験です
しかも、家族揃って
「旅の恥はかき捨て」とはよく言ったものです

お付き合いいただきありがとうございました

北キプロスのカルパス半島に生息する野生のロバたち。
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