ここは、北キプロス(正式名称は北キプロス・トルコ共和国だが、国際的には非承認)の東海岸に位置するファマグスタ。その歴史はアルシノエという小さな漁村だった紀元前300年頃まで遡る。
現在では、世界のどこにでもあるような街(普通にモダンで便利だが、景色は退屈)だが、城壁に囲まれた旧市街へ足を踏み入れると、タイムトリップした気分になる。
ファマグスタ旧市街シリーズ:
(シリーズ化しそうなので、ここにまとめます)
5)ただの怪しい人か?謎!『ただの怪しい人か?謎!』ここは、北キプロス(正式名称は北キプロス・トルコ共和国だが、国際的には非承認)の東海岸に位置するファマグスタ。その歴史はアルシノエという小さな漁村だった紀元前…ameblo.jp
今日はここから
地図をくれるというので、道でであった初老の店主についてやってきた土産店。
早速地図をくれたのはよかったが、「チャイでも飲んでいきなさい」と促され、「あなたのVibe(波動)を分けてほしい」と言われ、飲みかけのチャイを彼のグラスに移した。
それだけと思いきや、自然に切れた頃に願い事が叶うというミサンガと旅のお守りとしての木製ビーズのブレスレットまで手首に巻かれてしまった。
私は、しばらく土産店に滞在してしまった分、何か買って帰らなくては、という気分になり始めていた。
それなら、自分が確実に使うものか、軽くてスーツケースの場所をとらなくて安価なものが良い。
それこそ、ミサンガなり、木製ビーズのブレスレットなり、彼が私の手首に巻いた程度のものがあったら良いと思ったが、ミサンガもブレスレットも、私はつかわない。お土産として誰かにあげるのなら、もっとキプロスらしいものが良い。
店内には、キプロス共和国の名産品である、レフカラ刺繍レースや繭アートなど値の張るものが多かった。
※レフカラ村で作られるレフカラレースは、ユネスコの無形文化遺産として登録されている。
レフカラ刺繍レース
あるいは、陶器のような、重さがあり、スーツケースの場所をとるもの。
地図のお礼として買ってあげたいと思うようなものがない!
2ユーロという値札がついた天然由来の石鹸は埃がかぶっているし・・・
「何か買ってもらえるのですか?」
店主が私に尋ねた。
「そう思って、お店を見回していたのですが……」
「よかったら、じっくりと見ていってください」
彼は蚕の繭を私の手に載せ、「繭アート」の説明をし始めた。
写真の上方に飾られているのが、「繭アート」
そして、レフカラ村の刺繍がほどこされた商品の中でも安価と思われるミニ財布などを見せてきた。
それでも23ユーロから50ユーロくらいのものが多かった。
それらがよっぽど魅力的なら別だが、地図のお礼として23ユーロ(当時のレートで約3500円)を支払おうという気にはならなかった。
ごめんね~
時間をかければかけるほど、店主の期待が大きくなってしまう。
「絵葉書やファマグスタ、あるいは北キプロスについて書かれた本はないですか?」
それらなら、多少値がはっても買ってもよい。
「あいにく、そういうものは扱ってないんです」
「そうですか。残念です」
「せっかくのご縁だから、何かいただいて行こうと思ったのですが、ほしいものがないのです」
私がストレートに言い過ぎたのか、彼は笑って言った。
「仕方ありませんね」
「まあ、お座りなさい」
彼は、もともと私が腰かけていた椅子へと促した。
「これを差し上げます」
それは緑色の石だった。
いただいた石(リアルです!)
「あなたをきっと守ってくれることでしょう」
「良いのですか?」
「私からのプレゼントです」
こうして、私は土産屋で何も買わずに土産だけもらって帰ってきたのだった
「良い旅を!」
「ありがとうございます」
北キプロスのカルパス半島に生息する野生のロバたち。
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