ところで、オマーンを旅する中で出会った特に印象的な人物は、
☑ マスカットのタクシー運転手バダル、
☑ サラーラの富豪ザキーム、
☑ 政府の官僚ムスラームだが、『『アラブの男ってヤツは』もしも、日本人俳優が演じるなら?』もしもシリーズ、パート2です。 もしも、オマーン・シリーズ「アラブの男ってやつは!」が映画化されるなら・・・? わだのりさん(読者様)が豪華エジプト俳優陣でキ…ameblo.jp
サラーラのタクシー運転手サイーフも、私がオマーンという国を知るのに一役買ってくれた。
私は、その日、炎天下のサラーラをひたすら歩いていた。
サラーラは、オマーン南部にあるドファール地方の特別行政区でマスカットに次ぐ、第二の都市である。
といっても、人口は18万人ほど
前国王カーブース・ビン・サイードの出生地であり(2020年に崩御。いとこのハイサム・ビン・ターリク・アール=サイードが国王となった) 、歴代の国王は首都マスカットでなくサラーラに拠点を置くことが多かった。
カーブス・ビン・サイードは、その前例を破り、マスカットに拠点を移し、度々サラーラを訪れ影響力の強い政治家や部族長と面会していたとか。
富豪ザキームは政治家でも部族長でもないが、国王と面会していたりしたのだろうか?
さて、冬でも日中は30℃を超える、サラーラ。
炎天下を、なぜ歩いていたのか。
オマーンに来てからというもの、やたらと痴漢行為をする男性に遭ってきた。
ホテルのフロントには手を触られるし、バスを待っている間に後ろからお尻を触られたこともある。
それならまだ良いほうで、酷いときは股下に手を伸ばしてくる輩までいた。
インターネットカフェ(まだWifiはなかった。それどころか、3回行ったうちの2回はサラーラ全域でアクセス不能となった) では、気づくと隣(ヘタすると両隣)に男性が無言で座っていたり、街を歩けば冷やかしのクラクションを鳴らされたり、親切だと思っていた店員が支払いの際手を握ってきたり(もっとひどいケースもあるけれど、割愛)‥‥
そんな毎日だったため(オマーン女一人旅が過酷と感じた理由はここにある)、タクシーの利用も慎重になっていた。
4-5kmは歩いたと思うが、目的地のサラーラ博物館は行けど暮らせど現れず(地図が間違っていたとしか思えない)、ついにタクシーに頼ることにした。
ピカピカの新車でもなく、ボロボロの車でもなく、なんとなく人が良さそうな運転手を捕まえよう!
「あ、あの運転手、大丈夫そう!」
私は手を挙げて、そのタクシーを止めた。
後でわかることだが、サイーフという名前の30代の運転手だった。
家族はニズワに住んでいて、サラーラには単身で赴任していた。
タクシーの運転手が単身赴任とは奇妙な話だが、聞いてみると、彼は陸軍に勤務していて、タクシー業は空き時間を利用した副業とのことだった。
サラーラの街中を走るタクシー:オマーンのタクシーはオレンジと白のツートーンと決まっている
外国人労働者の労働力に頼るオマーンだが、タクシーの運転手はオマーン人でなくてはならないと定められており、運転手たちは必ず国服であるディスダーシャとクッマ(もしくは、ターバンのいずれか)を着用しなければならなかった。
左の2名の男性が被っているのがターバン。その隣(左から3番目)の男性が被っているのが、クッマ
それだからかどうかはわからないが、オマーンには副業のタクシー運転手が多い。
本業が大学教授というタクシー運転手もいた。
タクシーの運転手はオマーン人でなくてはならなくて、国服を着用する義務があることを知ったのは、サイーフの”ある”行動からだった。
あるとき、サイーフが急いでクッマを被ったことがあった。
「なぜ、突然クッマを被ったの?」
「警察がいたから」
「警察の前ではクッマを被らないといけないの?」
そんなやりとりから、タクシーの運転手はオマーン人でなくてはならないこと、ディスダーシャとクッマ(または、ターバン)を着用しなくてはならないことを知ったのだった。
話が逸れてしまった。
そろそろ戻そう。
私が、サイーフのタクシーに乗車したところからだ。
良さそうなタクシー運転手を見つけたのだから、すぐ近くにあると考えられる博物館でなく、歩いて行くにはちょっと遠いところに行ってみよう!
思っていたより長くなってしまったので、
つづきはまた明日・・・
北キプロスのカルパス半島に生息する野生のロバたち。
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