聖ラザロの聖遺物を保管する聖ラザロ教会 (Destinationsキプロス共和国)

たしか、私がキプロス島に到着して現地から初めてアップした記事は、この教会の美しい姿だったと思います下矢印

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聖ラザロ教会といいます。

キプロス共和国、空の玄関口ラルナカ(古代ギリシャで、キティオンと呼ばれたところ)にあります。

この教会の近くに宿を取っていた私は、どこからともなく聞こえてくる美しい歌声に惹かれてやってきたのが、この教会だったのです。

導かれてやってきた、この教会の前では聖歌隊が美しい歌を披露していましたキラキラキラキラ

しばらく聞き入ったのですが、動画を撮っている人たちの姿を見て「そうだ!私も動画に収めて、ここでシェアしよう!」キラキラキラキラ

と思い立って、ホテルに戻り右矢印スマホを握りしめ右矢印再び戻ってきた頃には、終わってしまっていましたショボーンショボーン

せっかくスマホ(とカメラも!)を取ってきたのだからと

教会回りをパチパチと収めカメラ、悔しさ紛れに後片付け隊の姿下矢印まで撮った私です爆  笑アセアセ

美しい教会でしたラブラブ

吸い込まれそな回廊・・・

実際に吸い込まれてウインク、一周してみました。

上矢印夜のお顔と・・・

上矢印お昼のお顔

どちらがお好きですか?ウインクウインク

この聖ラザロ教会は、イエスの友人ラザロに由来しています。

ラザロが病気と知ったイエスは、ベタニア(エルサレム近郊)にいたラザロを訪ねたのですが、すでに亡くなって4日たっていました。

そのラザロを生き返らせたのです。

お墓の前で「ラザロ、出てきなさい!」と言ったら、布に巻かれたラザロが生き返ったとか(ヨハネによる福音書)

画像はWikiよりお借りしています

そのラザロが迫害を受けて移り住んだのがキプロスで、

ラザロはその後キティオン(現在のラルナカ)で約30年間主教として布教活動を行ったのだそうです。

ラザロは60歳で亡くなります。

649年頃からアラブの侵攻が重なり、その頃ラザロのお墓は行方不明になってしまいました。

そして、890年に見つかります。

このとき、キプロスを支配していたのは、東ローマ帝国(ビザンチン帝国)でした。

※キプロスは11000年と言われる長い歴史の中で、あっちの国、こっちの国の支配下に置かれてきました

時の皇帝レオーン6世は、ラザロの遺物・遺品(聖遺物とされています)を引き渡すよう言い渡し、898年にコンスタンチノープル(現在のトルコ・イスタンブール)が所有することとなりましたポーンポーン

イエスが復活させた聖人の遺品(聖遺物)となると、東ローマ帝国の皇帝としては「ぜひとも欲しい」と言うことだったのですね。

せっかく譲り受けた遺品ですが、13世紀に十字軍に盗まれ、後にマルセイユに持ち込まれますが、さらに後に紛失します滝汗ゲッソリ

紛失したはずの遺品が、なんと!キプロスの聖ラザロ教会には残っているのです!

このミステリー、解けますか?ウインク

※答えは、下の方にあります!緑色の文字で表しました!

ちょっと、時代が飛びました!

898年に戻します!

東ローマ帝国皇帝は、ラザロの遺物・遺品をもらうかわりに、ラザロのお墓が見つかった位置に教会を建てました。

9世紀後半から10世紀とされています。

聖ラザロ教会のはじまりです!

キプロスは、あっちの国、こっちの国によって支配されるので、この教会も、ローマカトリック教会となったり、オスマン帝国時代にはモスクとして使われたり、複雑な歴史を持っていますポーンポーン

キプロスの歴史はかなり複雑ですので、今回は割愛します。

皆さまご興味をお持ちいただけそうでしたら、

私が調べた限りですが、このブログの別記事として書きます!

クレオパトラやアントニウスも登場するんですよ!!ウインク

ということで、今回はこの聖ラザロ教会にフォーカスします!!

ラザロのお墓があったところに教会を建てたとのこと、

この教会の地下にはラザロの石棺があります下矢印

画像はWikiからお借りしましたショボーンショボーン

なぜなら、教会の中のイコンがすばらしくて、「地下は後日もう一度来よう!」と思って地上部分だけ見学したら、

戻ってきた日は教会が閉まっていて中に入れなかったのですえーんえーん

この教会には、「聖遺物」とされている、ラザロの遺品が保管されています。

(下の写真のピンク色の矢印のところに遺品箱があります)

これは、東ローマ帝国に遺品を譲るよう言われたときに(その代償としてこの教会が建てられたのですが)、一部を隠し持ったためだそうです。遺品の中にはラザロの頭蓋骨(の一部)も含まれます。

譲り渡したほうは、十字軍に盗られ後に紛失してしまいますので、隠しておいて正解だったわけですね。

ほっこり もう、歴史はいいよ~

ウシシ 教会の中がどうなっているか、見たい!

ごもっともです!爆  笑爆  笑

聖ラザロ教会の中をご紹介します下矢印

聖ラザロ教会は、キプロス正教に属す教会です上差し

正教の教会のため、祭壇には聖人のイコンが所狭しと飾られています。

祭壇と天井を動画に収めました下矢印

https://static.blog-video.jp/?v=LSfBZYYJuLWqRrgPVdlukoBP

煌びやかなイコンと豪華なシャンデリアが印象的です!

石でできた教会ですが、天井の一部が木製ですポーンポーン

これは、オスマン帝国時代に破壊されたドームを修復したためだそうです。

祭壇だけでなく、壁には無数のイコンが飾られていました下矢印

とにかく、ものすごい数で、1つ1つ見ていたら”時間切れ”となってしまい、地下を後日にしようと思ったわけです。

人々は、

イコンに触れ、

拝み、

口づけし、

祈りの言葉を捧げていました.

銀のプレートがかぶさっているものは、

一部が手で触れられるようになっていて、

人々はその部分に触れていました。

イコン、まだまだありますが・・・

もういい!と言われてしまいそうなので・・・

今日はこのへんでウインク

ピンク音符

1つの記事にするか複数回に分けるか考え、

長くなるけれどいつかこの教会のことを知りたいと思われた方が読みやすいように1記事にまとめました。

長い記事になってしまいましたが、

最後までおつきあいくださり、ありがとうございました。

明日は、ブログをお休みしますお願い

先日のYouTube動画と今日の記事に時間を費やしすぎてしまいましたぁ~(^^;

明日は仕事を頑張ります!!

ピンク音符

もし、お手間でなかったら、下の聖ラザロ下矢印(教会近くの壁画です)に触れつつ(クリック下矢印)このブログを応援してくださいお願いキラキラ

壁画には、聖ラザロの町ラルナカは10,000年の歴史をもち、人が住み続けた世界的古代都市(20都市の中の1つ)とされています。

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聖ラザロの祝福がありますようにキラキラキラキラ

勝手にそんなことを言っていいのか? 

ご愛嬌ってことで、お許しくださいませ~ウインク


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