先日、東京に出張に出ていました
そう何度も言わなくても「知ってるよ」という方もいらっしゃることと思います
お目にかかれた皆さま、会ってみたいと思ってくださった皆さまには特に感謝しています。
とても素敵な東京滞在となりました。
直接会えるって凄いことですね
ところで、
東京滞在中、私はちょっとした喜びに浸っていました
それは、これです

見事な吊るし雛です。
この季節に宿泊先のホテルに飾られる人形たちですが、今年はある発見をしてしまったのです
言い換えると、今まで気づかなかったのか 昨年あたりから始まったのか
(昨年は宿泊しなかった)
という感じなのですが
この一番大きなつるし雛の展示をぐるりと歩いて回ると・・・・

反対側にひな人形が飾られていたのです
こんなふうに

おやっ?
我が家のひな人形にちょっと似ています。
近づいて見ると、お道具セットがまったく同じです
これは・・・もしかして
やっぱり!
木目込みの真多呂人形でした
私は、毎年ひな人形を飾りますが、そのひな人形たちは、生まれた時に祖父から贈られたものではなく、ご縁あって私の元へやってきてくれた15人の子たちです。
どのような経緯で15人もの子たちが私のところへ来てくれたかは昨年書いたのですが・・・(この記事です。よかったら、読んでみてください)
新たに、ざっくりお話しします。
ざっくりにならなかったらごめんなさい
私は20代の頃とても不本意な形で祖父から誕生のお祝いに贈られた、大切にしていたひな人形を失ってしまいました
以後1年で1番好きだった日が、1番悲しい日になってしまいました
それから14年ほどその悲しい気持ちを抱えたまま過ごしました。
雛人形を失った悲しみを表すことは大人げないと思っていたからです。
しかし、ついに・・・悲しみを表し始めました。
ひな人形たちが私の夢に出てきてくれたからです。
「私たちも会いたいよ」
私は、もう一度あの子たちに会えないか、と方々(ほうぼう)を探しました。
文字通り、本当に方々(ほうぼう)。
祖父が人形を買ってくれた人形屋さんが言いました。
「その人形は真多呂人形ではないか?」
私は勇気を出して、東京の株式会社真多呂人形さんに問い合わせました。
社長様が丁寧にご対応くださり、私はついに、何十年もの間倉庫で眠っていたと言われる人形たちと対面できました。
同じ年度のものではないので、少し違いますが、私にとっては懐かしいひな人形で、何年もの間心の底から会いたいと求めていた子たちでした。
私は、この子たちを買いたいと申し出ました
社長様は売ってはくださいませんでした。
値段のつけようがないから・・・・と。
代わりに、譲ってくださったのです
「差しあげます!」
えっ!?
そこで、私は人形たちを飾る段とお道具のみ買わせていただくことにしました。
以来、素敵なご縁で私の元へやって来てくれた子たちとひな祭りを過ごしています。
子供時代に一緒に過ごしたひな人形ではありませんが、私にとってはそれ以上の意味を持つ大切な、大切なお人形さんたちです。
実は、今年はまだお雛様を出せていたなかったのですが(いつもは2月中旬に飾ります)、早速飾りました。
宿泊先のホテルで私を待っているなんて、憎らしい演出です。
「忘れていないよね?」
もちろん、忘れていません
2月28日には飾ろうって思っていましたよ。
「遅いよ」
ごめんなさい。とっても忙しかったの。
私の15人の子たちは、遠慮というものを知りません。
いつも気軽に声をかけてきます。
私の夢に出てきて「会いたい」と言ってくれたのは、失ったひな人形でなく、この子たちだったのかもしれません。
大切な、かわいい子たちです

※私は古式を好むため、向かって左側にお雛様を飾ります
*****
ちなみに、ひな人形を「飾る」は英語でdisplayですよ。
decorateではありません

北キプロスのカルパス半島に生息する野生のロバたち。
ニンジンをあげると喜ぶんです!
画像を軽くタッチ(クリック)して応援していただけたら、
とっても嬉しいです❤
応援ありがとうございます♥
いただいた1クリックは、「にほんブログ村」での1票となりました!!私の励みです
そして、本当に厚かましいお願いですが、こちらもポチってしていただけたら、とってもうれしいです
世界一周ランキングにも登録しました!!
今日も最後までおつきあいくださり
ありがとうございました
