ここは、北キプロス(正式名称は北キプロス・トルコ共和国だが、国際的には非承認)の東海岸に位置するファマグスタ。その歴史はアルシノエという小さな漁村だった紀元前300年頃まで遡る。
現在では、世界のどこにでもあるような街(普通にモダンで便利だが、景色は退屈)だが、城壁に囲まれた旧市街へ足を踏み入れると、タイムトリップした気分になる。
ファマグスタ旧市街シリーズ:
(シリーズ化しそうなので、ここにまとめます)
3)チャイでも飲んでいきなさい!『チャイでも飲んでいきなさい!』ここは、北キプロス(正式名称は北キプロス・トルコ共和国だが、国際的には非承認)の東海岸に位置するファマグスタ。その歴史はアルシノエという小さな漁村だった紀元前…ameblo.jp
今日はここから
地図をくれるというのでついてきたが、土産店の店主に「チャイでも飲んでいきなさい」と促されてしまった。
(地図をもらえればそれでいいんだけれど……)
しかし、この先2週間キプロスにいることを考えたら、1日くらい無駄にゆっくりしても良いではないか、という気になった。
しばらくすると、店主がチャイの入ったポットとグラスをトレイに載せて持ってきた。
トルコ式のチャイは濃く淹れた紅茶を薄めて飲むようなイメージのもので、アジア圏で見られるようなスパイスやミルクが入ったものではない。
彼はグラスにチャイを注ぎながら、「砂糖はいくつ?」と聞いてきた。
「お砂糖はいりません」
と私が答えると、店主は「健康にはそれが一番だね。私も砂糖は1杯と決めている」
と言い、
「昔は、4杯くらい入れていたよ」と続けた。
私は、グラスに入ったチャイをいただきながら、店内を再び見回した。
「ところで、あなたはとても強い波動(strong vibe)を持っていらっしゃるようだけど、何か特別なことをしているのかね?」
店主が突然聞いてきた。
「休暇中だからではないですか?」
と笑ってみせた。
「いや。そんなものではない」
「はぁ」
不思議なことを言う人だ。
「あなたが飲んでいるチャイを私のグラスに少し分けてもらえませんか?」
店主が言った。
はぁ?
「Vibe(波動)を分けていただきたいのです」
はぁ。
まあ、減るものではないからいいけど……。
私は、グラスのチャイを少しだけ彼のグラスに移した。
「ううん。すばらしい」
と言って、彼はそのチャイを味わっていた。
(よくわからないことをする人がいるものだ)
「よかったら、私のも少しもらってください」
そう言って、彼は自分のグラスのチャイを私のグラスに入れた。
(え!? それはいらない)
彼の飲みかけのチャイはすでに私のグラスに入ってしまっていた。
(ま、いいか。この先飲まなければ良いだけの話……)
なんだか、不思議なところへ来てしまったようだ。
地図をくれるというのでついてきてしまったが、大丈夫かなぁ🤔
次回へつづく・・・
北キプロスのカルパス半島に生息する野生のロバたち。
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