久しぶりに、昨日物語風にまとめた旅記録をUPしました。
チャトチャック市場にやってきたら、「あ、ここ昔来たことがある!すっごく良い思い出があった場所だ」と思い出したのです
チャトチャック市場レポートで、口が滑ってそんな思い出を語ろうとしたときに・・・まさかのNG
さてさて、広大な面積を誇る、東南アジアで一番大きいと言われる、バンコクのチャトチャック市場で、道に迷ってしまいました
いろんな人に助けてもらったけれど、いっこうに出口に着かなくて・・・
最後の1人と決めて、声をかけた女性がパトロムだった。
なんとなく、英語を話せそうな気がした。
「モーチット駅へ行きたいのですが…」
私の言葉を聞き、彼女は頷いた。
どうやら、通じているようだ!
私は続けた。
「迷ってしまって、もはや自分がどこにいるのかわからないのです」
「Come!」
彼女はそういうと、手で合図した。
「一緒に行きましょう!」
この方法なら、方向音痴の私でも、間違いなく駅に着けるけれど・・・
「え?いいんですか?」
「No problem. いいわ。ちょうど仕事を終えたところだから」
彼女は、チャトチャック・マーケットでTシャツを売っていると話した。
意外だった。
Tシャツの販売員という雰囲気ではなかったからだ。
「本業は教師なの」
彼女は言った。
「え?学校の?」
「そうよ。数学と社会を教えているの」
彼女は答えた。
たしかに、そんな雰囲気だった。
どちらかというと、理科の教師のような雰囲気だったが・・・
そんな細かいことはどうでも良いとして・・・
「そうなんだ!実は私も、昔学校で教師をしていたの」
「科目は?」
「英語」
「あぁ、どうりでね。日本人はあまり英語を話さないもの」
そう言って、彼女は笑った。
出だしから、話が弾み始めた。
彼女は、母親と妹と3人で暮らしていて、平日は教師として働き、週末はチャトチャック・マーケットでアルバイトをしていた。
なんと、週休ゼロ日
さらに、長期休暇はTシャツのアルバイトで稼ぐと言った
「どうしてそんなに働くの?」
私は不躾と思いながらも、彼女に尋ねた。
「妹を行きたがっている大学に行かせてあげたいの。
だから、休みがなくても平気」
「すごいなぁ。良いお姉さんを持って、妹さんは幸せだね!」
話に夢中になって、どの通りをどう歩いてきたのかはわからなくなっていたが、いつの間にかマーケットの出口付近に来ていた。
「ちょっと、待って。買いたいものがあるの」
そう言って、彼女はマーケットの外の道脇で売られていた巾着袋の品定めをした。
そして、2つに絞った後、私に尋ねた。
「友達にプレゼントしようと思うんだけど、どっちがいいと思う?」
「こっちかな」
私は、黄色い巾着袋を指した。
緑色の糸で刺繍が施されたものだった。
そして、私たちはモーチット駅へ向かった。
彼女は、駅の近くのバス停から家に帰ると言い、「近いから駅まで見送るわ」と言ってくれた。
モーチット駅に着くまでにいくつかバス停があった。
きっと、そのうちのどこかから乗るのだろう。
申し訳ない気もしたが、私たちはタイのこと、日本のこと、仕事のことなどを歩きながら話し、つかの間のお喋りを楽しんでいた。
そのお喋りタイムが少しでも長くなったほうが楽しい気がした。
彼女も同じ気持ちでいてくれたのかもしれない。
私は彼女の厚意に甘え、駅まで送ってもらってしまった。
改札口で彼女が言った。
「これ、プレゼント」
さっき買っていた黄色い巾着袋を手にしていた。
「それはお友達へのプレゼントだって言っていたわ」
「You ARE my friend!」
「え?」
「My newest friend!」
感動してしまったわ。
チャトチャック・マーケットの思い出話でした。
お・し・ま・い
下のアイコンを軽くタッチ(クリック)して、応援していただけたらとっても嬉しいです❤
応援ありがとうございます♥
いただいた1クリックは、「にほんブログ村」での1票となりました!!私の励みです
そして、本当に厚かましいお願いですが、こちらもポチってしていただけたら、とってもうれしいです
世界一周ランキングにも登録しました!!
今日も最後までおつきあいくださり
ありがとうございました
****英検に関するお知らせ****
BRIDGEでは、2022年度第2回実用英語技能検定(英検)を10月8日(土)に準会場として、試験を実施しました。
結果がでましたね!
10月24日より、ネットで合否結果を閲覧ができます!
コチラから英検-合否閲覧
3級以上の方は二次試験に備えましょう!
※BRIDGEで一次試験を受けた方の二次試験は、11月13日(日)です!
応援ししています!
BRIDGE(名古屋金山)https://bridge-els.com/