長らく封印してきたエジプト旅。
オマーンに続いて、いやオマーン以上に不愉快なことの多い旅だった。
何がそう不愉快かって・・・( ´艸｀)
それは・・・”不幸”だらけだったから
“不幸な”エジプト記
の始まり始り～
これまでの”不幸”話はこちら
：
1) 出だしは悪くなかった
2) エジプトを舐めるな ！
11) イブラハム、いったい何者？
12）He’s good!
13) サンダルウッドの精油がほしい！
16）まさか、カメラまで！？
18) 気を取り直して、考古学博物館見学
19）水タバコで休憩を取る人々
22) やはり、グルだったか！
23) これ、ミント油でしょ？
24）爆発！開き直ったか！
25) つける薬がない
27)サソリに気をつけてね
28)暗闇の砂漠でアイラブユー
29)出発時刻を間違えた
30)助けて！
31)この旅は呪われている
32)水浸しの指定席
33)完全なる、四面楚歌
34)彼は乗客です！えええっ！
35)結婚しよう！
36）不幸は続いた…
39)ファルーカ男の誘い
40)忍び寄る、次の不幸『不幸なエジプト記：忍び寄る、次の不幸 (ルクソール）』長らく封印してきたエジプト旅。オマーンに続いて、いやオマーン以上に不愉快なことの多い旅だった。何がそう不愉快かって・・・( ´艸｀)それは・・・”不幸”だらけ…ameblo.jp
他にもこんなことが！
第41話：ナイルビュー指定
到着したばかりのルクソール。
チェックインするには早すぎる時間だったため、ホテルに荷物を預け、川沿いを歩いた。
途中で見つけたエジプトの伝統帆船ファルーカで対岸に渡るも、出会ったアーメッドと夕方に散策することにし、東岸に戻ってきた。
無事にチェックインを終えた、ホテルの部屋。
テーブルには盛りだくさんのウェルカムフルーツ。
翌日に撮ったものだが・・・・(^^;
「そうだ！ナイル川を眺めながら、これを食べよう！」
私は葡萄を手にしていた。
日本を出発する前は、エジプトが大観光地であるが故の関心の低さはあったものの、古代文明には興味があり、文明を育んだナイル川とその周辺の風景には惹かれるものがあった。
古代エジプトではこんな風景を見られたのだろうか
ルクソールでは、ナイル川を臨めるバルコニーのついた部屋に泊まりたいと思い、出発前に「ナイル・ビュー」指定で予約をとっておいたのだ。
私のエジプト旅における唯一のこだわりだった。
ナイルよ、ナイル、私のナイ…
ナイ！
ナイル川がない！
眼下に広がっているはずのナイルが、そこにはなかった！！
え、どういうこと？
まさか？
エジプトでは、散々な目にあってきただけに、不安がよぎった。
またか？
いや、そんなはずはない。
これは何かの間違いだろう。
私は、「部屋が違う！」とクレームを出した。
そして、予約時のバウチャーを手に持って、フロントに出向いた。
「申し訳ありません。しかし、今日は空き部屋がありません。明日ナイル・ビューのお部屋を手配しますので、今日は今の部屋に泊まってもらえませんか？」
やはり、何かの手違いだったのだ。
「差額を返金してくれるのなら、構いません」
私は答えた。
1日くらい、大したことではない。
私は部屋に戻り、シャワーを浴び、出かける準備を整えた。
4時にアーメッドと西岸で会う約束をしていた。
問題は、その夜に起きた。
夜のナイル川：船上から撮ったのかな。西岸から東岸を臨むとこんな感じ
西岸から帰った私は、部屋で寛ぎたかった。
昨夜はカイロからルクソールまで夜行列車で移動し、そのまま丸一日を過ごした。
川岸を歩き、対岸へも行ってみた。
疲れも感じていた。
それなのに、部屋が・・・・
寒い！
異常に寒い！
その上・・・
次回へつづく・・・
北キプロスのカルパス半島に生息する野生のロバたち。
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