オマーンを旅する中で出会った特に印象的な人物は、
☑ マスカットのタクシー運転手バダル、
☑ サラーラの富豪ザキーム、
☑ 政府の官僚ムスラーム
サラーラのタクシー運転手サイーフも、私がオマーンという国を知るのに一役買ってくれました。
特にストーリー性があるわけではないけれど、前号の続きとなるので、リンクを貼っておきます。
1) オマーンのタクシー
3) 乳香の土地博物館
7) もう友達じゃないか!
9) アラブの消えた民族アードとサムード、そしてラクダの足跡1
10) ラクダの足跡
11) 砂漠のアトランティス・ウバール
12)アルバリード遺跡
15)いざ、出発!ところが・・・『いざ、出発!ところが・・・(オマーン)』オマーンを旅する中で出会った特に印象的な人物は、☑ マスカットのタクシー運転手バダル、☑ サラーラの富豪ザキーム、☑ 政府の官僚ムスラームの3人だったけれど、…ameblo.jp
第16号:
ハイウェイを走り出してしばらくした頃、サイーフは車を路肩に停めた。
イメージです。実際はこの場所ではありません
何もない荒野。
ネット界から借りてきたイメージです。実際はこんなにも植物が生えているところではありませんでした。
バダルのときに自動車の故障も事故も経験しているというのに、そのリスクを考えもせずに、サイーフとの車移動を選んでしまったが、大丈夫なのだろうか。
帰国が迫っているときの、事故・故障は、帰国日程に影響を及ぼしかねない
いや、車の調子が悪いのなら、サイーフが何か言っただろう。
何もなさそうだけれど、何かあるのかな?🤔
何もないように見えてしまったのは私の視点で、そこにはわずかな水があった。
湧き水なのか、どこかに灌漑用水路があって、そこから漏れてきた水なのか。
あるいは、かつて使われたことのある、灌漑用水路なのか。
イメージに近いものが探し出せず、全然規模が違うけれど・・・。
ネット界からお借りしてきました。 実際は、この何十分の1くらいの規模(深さも長さも)で水の量は極少、あるかないかくらいでした。
それについて説明してくれたことは覚えているが、詳細は今となっては思い出せない
もしかしたら、ちゃんと聞いていなかったかもしれない(^^;
とにかく、僅かな水のある、この場所で足を洗って礼拝に備えたいということだった
敬虔なイスラム教徒は1日に5回の礼拝をするが、どうやらそのうちの1回の時刻が近づいているらしい。
早朝の礼拝 (ファジュル)
正午過ぎの礼拝 (ズフル)
午後の礼拝 (アスル)
日没後の礼拝 (マグリブ)
夜の礼拝 (イシャー)
時間的に考えると、マグリブの礼拝のようだ。
各礼拝時刻が何時頃なのか気になる~という方のために
(日本時刻に当てはめた場合です)
イスラム教徒は礼拝の前に、心身を浄める。
コーランには、
「礼拝に立つときは、顔と、腕をひじまで洗い、頭をなで、足をくるぶしまで洗う」よう書かれている。
モスクを訪れると、近くに足洗い場を見るのはこのためで、どうやらサイーフは足洗い場がない中、この用水路(ということにしておく)の水で身を浄めようとしているらしい。
これは、2019年に旅した北キプロスのとある、モスクの足洗い場。
イメージとして
礼拝の時間はまだ少し先だが、礼拝時刻に水場と巡り合えるかどうかはわからない。
ここで身を浄めて礼拝時刻を待ちたいようだ
本当に16時間以内でマスカットに着くのか??
・・・まあ、いいや
時間が来ると、サイーフは持参していたゴザを敷き、メッカに向かって礼拝を始めた。
イメージです。ネット界からお借りしてきました。
実際に、サイーフは普段はクッマを被っていましたが、この移動の間はターバンでした(オマーンのタクシーは、クッマかターバンを必ず着用しないといけないことになっています)
しかし、このターバンはオマーン人のものではありません。
サイーフが無事に礼拝を終えるのを待ち、私たちは再びマスカットを目指した
次回へ続く・・・
※2007年の旅の記録をもとに書いています。
北キプロスのカルパス半島に生息する野生のロバたち。
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