オマーンを旅する中で出会った特に印象的な人物は、
☑ マスカットのタクシー運転手バダル、
☑ サラーラの富豪ザキーム、
☑ 政府の官僚ムスラーム
サラーラのタクシー運転手サイーフも、私がオマーンという国を知るのに一役買ってくれました。
特にストーリー性があるわけではないけれど、前号の続きとなるので、リンクを貼っておきます。
1) オマーンのタクシー
3) 乳香の土地博物館
7) もう友達じゃないか!
9) アラブの消えた民族サムードとラクダの足跡1『アラブの消えた民族サムードとラクダの足跡1(オマーン)』オマーンを旅する中で出会った特に印象的な人物は、☑ マスカットのタクシー運転手バダル、☑ サラーラの富豪ザキーム、☑ 政府の官僚ムスラームの3人だったけれど、…ameblo.jp
第10号:
ん~、思っていたより長くなってしまいそうです
1日にまとめようと思っていましたが、2日に分けます!
今日は“神が遣わしたラクダ”のお話をしたいと思います。
この足跡の主とされるラクダのことです
「ちなみに、現代の普通のラクダの足跡ってどういう感じなの?」
というご質問をいただきました。
お答えします
こんな感じです
砂に埋もれてわかりづらい?
しかし、美しい景色ですこと!
それなら、これではどうでしょう?
大して変わらないではないか
やはり、砂漠で足跡を見よう!っていうのが難しいのかもしれません
ラクダの足跡、意外と見つからなかったのです。
何度も見てはいるのですけれど、意識して写真に収めたことがなかったわ
これならどうでしょう
イラストはダメ??
おっと、このイラストのラクダちゃん、フタコブラクダでした。
今頃気づいちゃいました(^^;
エイッ!こうなったら、ラクダの足元をお見せします
フタコブラクダですけれど
モンゴルで撮影したものです
ご想像していただけましたでしょうか?
脱線しました。
「現代のラクダの足跡」でなく、「神が遣わしたラクダの足跡」に話を戻します
良い画像かイラストはないかと探していたところ、子供向けの動画を見つけましたので、その動画の画像を使いながら、お話ししたいと思います
そこには、かつてアード(Aad)の民が暮らしていましたが、不道徳な生活が神の怒りを買い、彼らの文明は滅ぼされました。
その土地へ新たにやってきたのが、サムード(Thamud)です。彼らは勤勉で、その土地は繁栄しました。
しかし、アードの民と同様、過度な豊かさを求め、巨大な建築物を建てたり、偶像を崇拝するようになりました。
神は彼らを警告するために預言者サーリフ(サーレハとも)を遣わしました。
サーリフは敬虔で誠実な人物だったため人々に尊敬されましたが、「唯一の神を崇拝するよう」「偶像の崇拝を止めるよう」という呼びかけは人々を激高させました。
サム―ドの民は、サーリフの語る唯一絶対の神が本当に全能であることを証明するよう、サーリフに求めました。
彼らの要求は、「それまでに見たこともないような、大きな雌のラクダ、それも子をお腹に宿したラクダ、を山から出してみよ!」というものでした。
サーリフは「もし、大きな雌ラクダが現れたのなら、唯一絶対の神を信じるか?」尋ね、一同は同意しました。
サーリフが祈ると、子を宿したラクダが岩を割って現れました
そのラクダは巨大で、町の井戸水を1日で飲み干してしまいました。
不満を抱いた民は、サーリフにラクダのミルクを分けてもらうことを要求しました。
これは受け入れられました。
ラクダはサムードの民と共存しましたが、サーリフをよく思わない一派は「ラクダが水を飲みすぎている」「他の家畜を怯えさせている」と不満を表すようになりました。
サーリフは言いました。
「これは神の雌ラクダである!アッラーの大地で放牧し、ラクダに害を与えてはならない」
しかし、一派はラクダに矢を放ち、剣で殺してしまいました
サーリフは言いました。
「私は、あなたたちに助言した。あなたたちは聞かなかった。あなたたちに3日間の猶予を与える。3日以内に改心し、神を信仰しなさい」
人々は、サーリフの言うことに耳を貸しませんでした。
サーリフと彼を支持する者は荷物をまとめ、その地を去りました。
そして、3日後、天変地異が起こりました。空は雷鳴轟き、大地は激しく揺れ、サムードの都市は壊滅したのです。
というのが、サムードの民と神が遣わした、ラクダのお話でした。
※ サウジアラビアには、アル=ヒジュルの考古遺跡(マダイン・サーレハ)があります。
その名が示すとおり、「サーレフの町」という意味で、そこにはサムード人、ナバティア人が住んでいたとされています。
その古代都市の名前からも、コーランに残るこのお話は、マダイン・サーレハのものと思われます。
では、そのラクダの足跡が、なぜオマーンに?
・
・
そこは、私にも謎です
だから、聞かないで~(^^;
でも、こういう話は、「邪馬台国はどこにあったのか?」のように、複数の土地がその名乗りをあげたりするものなのかな?
と思いました。
「砂漠のアトランティス」とも言われる、ウバールの遺跡がオマーン南部(サラーラから約3時間)で見つかっていることに由来するのかもしれません。
次回へつづく・・・
※この記事は、2007年に私がオマーンを旅した時のことを書いています。
画像をお借りした、動画です。
https://youtube.com/watch?v=KZjf53aqCEs%3Fenablejsapi%3D1%26origin%3Dhttps%253A%252F%252Fameblo.jp※ 本日コメント欄空いていますが、お返事は明日になります 心配しないでくださいね~
北キプロスのカルパス半島に生息する野生のロバたち。
ニンジンをあげると喜ぶんです!
画像を軽くタッチ(クリック)して応援していただけたら、
とっても嬉しいです❤
応援ありがとうございます♥
いただいた1クリックは、「にほんブログ村」での1票となりました!!私の励みです
そして、本当に厚かましいお願いですが、こちらもポチってしていただけたら、とってもうれしいです
世界一周ランキングにも登録しました!!
今日も最後までおつきあいくださり
ありがとうございました
****英検に関するお知らせ****
BRIDGEでは、2021年度第2回英検を10月9日に実施します。
受験者の皆様は、必ず各級「着席時刻」までにお越しください。
BRIDGE(名古屋金山)https://bridge-els.com/