全裸で泳ぐ、マリアンヌ (Discoveryバリ島2)

ここは、バリ島のウブド。

1人気ままに過ごしていたが、あるときから急に登場人物が増え出した。

これまでの登場人物をざっくりと整理すると・・・

ファビオ:イタリア人男性。母国ではミュージシャン

クリスタル:ジャカルタ在住のカナダ人女性。私とファビオが知り合う切っ掛けを作った

マリアンヌ:ベトナム系フランス人。職業は国際線CA。4歳の息子がいるシングルマザー

ヨーヨー:マリアンヌのお気に入りの現地青年

ファビオの画策で2人だけのプライベートツアーを実現させようとしたが、そこへ3人めの人物が登場した。

彼女の名前はマリアンヌ(仮名)

マリアンヌは私の旅を大きく変えようとしていた。。。

前回のお話はこちらです下矢印

(1) マリアンヌという名の女『私を騙した女と計算が苦手な男:マリアンヌという名の女』ピンポンパンポーン♪ ナイトバス(knight bus)にご乗車の皆さま、目的地が決まりました!目的地は、1番の『私を騙した女と計算が苦手な男』停留所です。1…ameblo.jp

むらさき音符

第2話 全裸で泳ぐ、マリアンヌ

「参加者は、僕たち2人だけではないのですか?」

ファビオがガイドに尋ねた。

もうお1人参加されることになりました」

ガイドが答えた。

えっ!まあ、いいけど・・・

それまでの私は、バリ島内をタクシーで回っていた。

インドネシアだけに物価は安く、20万ルピア(当時のレートで約3000円)あれば、丸1日タクシーで自由に回ることができた。

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私は、こういう田舎の村を訪ねるのが好きだった

しかし、ケチャの席で知り合った、ファビオが言った。

「2人いれば、プライベートツアーを組んでもらえるよ。

ガイドがつくし、安上がりだし、一緒にどう?」

たまには誰かと観光するのも悪くなさそうだ。

「OK!」

私は答えた。

ところが、出発時点では2人だけだった”プライベートツアー”にマリアンヌが合流し、もはやファビオの言う“プライベートツアー”ではなくなった。

世の中思い通りにいくことばかりではない。

仕方ないチーンチーン

両親がベトナム人のマリアンヌはアジア女性に見えるが、国籍はフランスで、同国フラッグキャリアであるAF航空の国際線CAだった。

もちろん、国際線CAだからなどというつもりはないが、マリアンヌは男性の扱いにも慣れていて、いつのまにかガイドと手をつないで歩くようになっていた。ポーンポーン

単なるイメージです

そして、“ファビオと私のツアー”自分がしたいように仕切っていった。

自分が降りたい場所で車を停め、自由に散策した。

昼食をとる場所も彼女が決めた。

そして、誰が何を食べたかでなく、3人で割り勘となった。

一番たくさん食べたのは、言うまでもなくマリアンヌだった。

ちなみに、食事以外で注文したものは、

マリアンヌ: ビール、ヤシの実、デザート

私: お茶

ファビオ: 忘れた。たぶん、ビール

イメージです:画像お借りしてきました

滝を見つければ恥ずかしげもなく裸になり、滝つぼで泳いだポーンポーン

「あなたも、一緒にどう?気持ち良いわよ」

マリアンヌが滝つぼから私に叫んだ。

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マリアンヌが全裸になって泳いだのは、確かこの滝つぼ

「私はいいわ~」

叫び返した。

水着もタオルも持っていない私は、滝つぼを見つけたからといって全裸で泳ぐ気にはなれなかった。

次回へつづく・・・

むらさき音符

インカ帝国を起こした民族、ケチュア族の女の子と下矢印

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