ここは、地中海に浮かぶ島、キプロスの北キプロス・トルコ共和国(以下北キプロス)、
北ニコシアです。
聖堂からモスクへと変貌を遂げたセミリエ・ジャーミーのすぐ隣にある、ベデスタンは、オスマン帝国によって教会から市場兼食糧貯蔵庫へと変貌を遂げました。
美しい教会や聖堂を次から次へと合理的に変えていく、オスマン帝国に怒りさえ覚える私ですが・・・![]()
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2万人もの先住民を虐殺していますしね![]()
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現代を生きる、トルコ系キプロス人に罪があるわけではありません。
で、今日は、ここThe Bedesten (英語表記ではBedestanが多いです)からです。
東ローマ帝国(ビザンティン帝国)時代、フランク王国時代、ヴェネツィア共和国時代は教会(聖ニコラス教会)、オスマン帝国によって、市場兼食糧庫となり、教会として復活させたかったイギリスは時のイスラムの法律により叶わず、ベデスタンは遺跡となりました(市場は新しい建物へ移されました)
そして、現代・・・

「あと5分です!はやくチケットを買ってください!」
突然呼び止められました![]()
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あと5分?
チケット?
・・・何の話??
このとき、私はベデスタンがセミリエ・ジャーミーの一部と思い込んでいて(^^; モスクに入るのにチケットを買うって聞いたことがないけど??と混乱していました![]()
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雰囲気、似ていますよね?![]()
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左がベデスタン、右がセミリエ・ジャーミーです![]()
「メヴレヴィー教団の旋回舞踊を観に来たのではないのですか?」
係のお兄ちゃんが言いました。
こういうのです![]()

画像お借りしています:Wikipedia
「違います」
「よかったら見ていきませんか?今、始まるところなんですよ」
「見てみたいけど、公演は何分くらい?」
「30分」
「ごめん、30分も時間ないわ」
このあと、私は別の町(ギルネ)へ移動する予定でした。
旋回舞踊は、本家のトルコで見たことがあるし・・・ここは、パスです!
「妙に静かだけど、お客さんがいないとか?」
つい突っ込んでしまう、私![]()
「いるよ。あそこの2名」
なんと、観客はたったの2名らしい・・・![]()
「えー、じゃぁ、くるくる回る人のほうが多いんだ!?」
「回る人も2人」![]()
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(もっと大勢だったら、予定を変更してでも見たかったかもしれない・・・??)
「チケット買ってほしいんでしょ~?」
ちなみに、7ユーロでした。
観光客だと思われると、価格をユーロで言ってきます。
「どっちでもいいよ」 ←売る努力しようよ(^^;
「そうなの?それなら、買わない!」 ←笑顔であっさり^^
「ところで、なぜ時間がないの?」
そんなのはこっちの勝手というものですが、私は答えます。
地元の人と話すのは、楽しいから![]()
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「これから、ギルネに行くの」 ギルネは別の町の名前です
「どうやって?」
「まだ決めていないけど、たぶんバスかな」
バス、ミニバス、タクシーの中からの選択です。
「バスよりも、ドルムシュのほうがいいよ」
ドルムシュとは、乗り合い式のミニバスです。
乗客がいっぱいになると出発します。
「やっぱり? そう思うんだけど、ギルネ行きのドルムシュをうまく見つけられるか自信がなくて」
南キプロスと違って、北キプロスでは英語が通じないのです![]()
「書いてあげようか?」
「本当?ありがとう!!」![]()
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お兄ちゃんは紙切れに、「ギルネ行きのドルムシュに乗りたい」とトルコ語で書いてくれました。親切~!![]()
「ところで、お兄ちゃん、もう開演時間を過ぎてるけど、私と話してて大丈夫なの?」![]()
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「あ、本当だ!」

赤い椅子のあたりにいたお兄ちゃんは、スタスタとベデスタンの中へ入っていきました![]()
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バイバーイ![]()
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開演が5分10分遅れたところで、文句を言う人はいないでしょうね。
このゆるーい感じ、私は好きだったりします![]()
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北キプロスのカルパス半島に生息する野生のロバたち。
ニンジンをあげると喜ぶんです!
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