人々の信仰が刻まれた石の床 (Destinationsモンゴル28) エルデニ・ゾー3

今日は、モンゴルの旧都ハラホリン(カラコルム)にある、かつては宗教だけでなく、学術、文化の最高学府と考えられた寺院、

エルデニ・ゾー

のご紹介です。

ふーっ。4日ぶりに戻ってまいりました(^^;

エルデニ・ゾーは複数の寺院で構成される寺院群で、その周囲は15mごとに建てられた108のストゥーパ(塔)がそびえる400mの正方形の外壁で囲まれています。

この寺院は、モンゴルで初めて建立された仏教寺院であり、「オルホン渓谷の文化的景観」の一部として世界遺産登録されています。

これまでの2記事はコチラ下矢印

自分の子供を食べる運命を背負った女性

マルコ・ポーロも訪れた帝国の首都は今

寺院群のため、数日にわけてご紹介したいと思いますニコニコお願い

今日は、その立地から、おそらく誰もが最初に訪れる

ダライ・ラマ寺院

をご紹介します。

塗装されて間もないのか、とても色鮮やかですが、

建立は1675年ですポーンハッ

しばらく前までは、この姿だったようです下矢印

(画像お借りしてきました)

こっちのほうが、いいなぁ~。

と思うのは、私だけでしょうか?

この寺院は、西門をくぐると左手に見えます。

ちなみに、西門はこんな感じです下矢印

帰り際に撮った写真のため、角度と空模様が違いますが(この写真は東側から撮影しています)、

こんなふうに、主となる建物の両横には大きなマニ車のある棟があります下矢印

ダライ・ラマ寺院は、時の統治者アブタイ・カーンの息子、アルタンがチベットのダライ・ラマを訪問した記念に建てられました。

寺院の門には、「法輪と鹿」があります。

チベット仏教寺院であることを示していますね上差し

ちなみに、法輪というのは仏陀の教えを表していて、中心にあるのが世界、それを支える8つの柱で構成されています。

八正道を表すこの柱は、悟りに至る実践得目(正見、正思惟、正語、正業、正命、正精進、正念、正定)を表すと聞いたことがあります。

改めて、八正道について調べてみたところ、8つの「正」は、正しい見解、正しい思惟、正しい言語行為、正しい行い、正しい生活、正しい努力、正しい想念、正しい精神統一を表すようです。

お釈迦様が初めて説法をされたサルナートには鹿がたくさんいたことから、法輪の脇には鹿が配置されています。

寺院の中は、ちょっとした博物館のような風情で仏像や仏具が展示されていました。

天井の一部です下矢印

綺麗に塗り直されてしまっていることが、残念に感じてしまう私・・・ショボーン

そんなわけで、中の様子はこのくらいにして・・・

ダライ・ラマ寺院で、私が心を打たれたこと

をシェアしたいと思います。

私が心を打たれたのは、寺院の中の仏具や仏像でなく、

両脇のマニ車でした。

ご案内しますねウインク

マニ車の中には経典が入っていて、時計回りに1回転させると経典を1回唱えたことになります。

1回でも100回でも、回した数だけ経典を唱えたことになります。

実は、私、マイ・マニ車を持っておりまして・・・

このブログでご紹介したことがあります。

こちらの記事右矢印シャングリラ散策・風景編

マニ車の中には、本当に経典が入っているのですよ(^_-)-☆

ブログのためだからって、分解して良かったのかは謎ですが、罰は当たっておりません。たぶん(^^;

で、このマニ車のどこに心を打たれたのかというと・・・・

足元を見てください下矢印

写真では、ちょっとわかりにくいかもしれませんが、石を敷き詰めた床がドーナツ型に窪んでいますポーンポーン

寺院は綺麗に塗り直されてしまっていて、感動が薄れてしまったのですが、これは”本物”(寺院もホンモノです!)です上差し

1675年の建立当時からこの床だったのかはわかりませんが、人々は、石の床が凹むほどに、このマニ車をくるくると回してきたのですね。

ダライ・ラマ寺院の扉です下矢印

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