世界最大の建築群と言われる、紫禁城(故宮)は中国の北京にありますが、ここベトナムのフエには、そのミニチュア版があるのです。
ミニチュア紫禁城なんていうと、軽々しく聞こえちゃいますね。
ベトナムさん、ごめんなさいm(__)m
べトナム最後の王朝、阮(グエン)王朝の王府として栄えたフエは、1802年に初代皇帝ザーロン帝が王宮の造営に着手したところから始まり、以後1945年までの143年という長きにわたり都として栄えた街です。
王宮は、南北に568m、東西に642mという広さで、本家本元の紫禁城と比べると小さい(それでも、かなり広いです!ちゃんと見学しようと思ったら、1日では回りきれません)ですが、門や宮殿の配置は忠実に模倣されていて、興味をそそります。
例えば、こんな感じです
午門と呼ばれる王宮門をくぐると、太和殿が見えてきます

午門:午門の「午」は南を表し、正午になると門の真上に太陽が来ます
この門は入り口専用です。
出口となるのは、北門と東門です
(1日たっぷり見学した後、正面に戻って撮影したため、ゲートが閉まってます)
ちなみに・・・
こちらは”本家”紫禁城(故宮)の午門です

画像:Wikiよりお借りしています
全然違うって?
それを言ったら、おしまいです
配置は、そっくりですよ
午門をくぐると見えてくるのが太和殿で、玉座があります
女人禁制で、皇后といえども中に入ることは許されなかったそうです。

何ですって?
本家の太和殿も見たいですって?
仕方ありませんね・・・

画像:Wikiよりお借りしています
規模が違い過ぎる?
だから、ミニチュアなんですってば
でも、配置はそっくりです!!
太和殿ほか見ごたえのある建物の内部は、私が訪れた当時は写真撮影禁止だったため、画像が残っていないのが残念ですが、現在のものと見比べると、色彩がかなり落ちていてこのような煌びやかさはなかったです。

画像:khamphahue.com.vnよりお借りしています
中国の紫禁城に倣って造られたという阮王宮、
”本家”と勝手に比較してしまいました~
残念なことに、この王宮はベトナム戦争で大半が破壊されてしまいました
皇帝の住まいだった紫禁城は、芝生が広がる庭園となっていましたが、1945年までは皇帝が住んでいたそうです。
フランスの支配を受けながらも日本軍に加担した阮(グエン)朝は日本が敗戦した1945年に革命が起こり(ベトナム八月革命)、滅亡、ベトナム民主共和国となり、その後社会主義の国へと発展していきます。
✔「ラストエンペラー」として知られ、紫禁城に住んだ、清朝第12代にして最後の皇帝、愛新覚羅溥儀と清朝の最後、
✔ベトナムの紫禁城に住み、日本に協力した阮朝第13代にして最後の皇帝、保大帝と王朝の最後
どちらの最後にも、日本が絡んでいます。
ん~、
なんだか、不思議なほどに、似ている・・・
似ているのは、王宮の造りだけではない
と感じるのは、私だけ

香江(フォーン川)のほとりで眺めた王宮

北キプロスのカルパス半島に生息する野生のロバたち。
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