カトゥトゥーラで伝統衣装オデレラを作る! (Destinationsナミビア56)

ここは、ナミビアの首都ウィントフックの近郊にある、かつて南アフリカのアパルトヘイト政策により「黒人居住区」として、”非白人”が強制的に居住させられた、カトゥトゥーラという地区です。

前回までのお話はこちら:

1)よし、カトゥトゥーラへ行ってみよう

2)カトゥトゥーラ到着!アフリカの美白クリーム

3)ナミビアにもアパルトヘイト

**********

トタン板でできた小屋のような家々が建ち並ぶ様子を目の当たりにし、ナミビアでもアパルトヘイト(※)が実施されていたことを初めて知った私は、衝撃を受けていました。

※当時ナミビアを支配していた南アフリカによる政策で、私たち日本人もこの人種隔離政策のもとでは差別を受けます

強制的に移住させられて、酷い環境での暮らしを余儀なくされて、ここから出たくても出られない仕組みとなっていたなんて・・・

ナミビアが南アフリカから独立を果たしたのは1990年ですが、およそ30年たった今でもこの状況ということは、当時の暮らしぶりが相当酷かったことは容易に想像できます。

「ここへ何しに来たの?」と言いたげだった居住者たちの視線の意味、「外国人女性が1人で行くようなところではないよ」というタクシーの運ちゃんの言葉の意味を理解した気がしました。

とはいっても、私はすでに別のタクシーの中でマーケットに行こうとしています。人々の活き活きとした生活の様子が見られるような気がしていたからですキラキラ

ところが・・・

なんと!

ここも、ひっそりと静まり返っていましたショボーン

年末だったためどこもかしこも休業状態だったのです

わずかな人通りがあるだけですショボーン

せっかく来たので、ぶらぶら歩きます。

自分が動いてさえいれば、向こうから何かやってきてくれるものです上差し

そんなときです、このお姉ちゃんと出会ったのは・・・下矢印

彼女はオヴァワンボ族の女性で、洋服の仕立てをして生計を立てていました。

この見事なピンク色に惹きつけられ、「ステキ~♥」と声をかけちゃいました爆  笑

とても現代的に見える生地ですが、オヴァワンボ族の伝統的な布だそうです。

画像は、Oshiwambo tribeよりお借りしています

「私たちなんかよりも、こういう色はあなたのように肌の色が白い人のほうが似合うのにね。これが、伝統衣装なの」

と苦笑しながら、見せてくれた、スカートとワンピース

オデレラと呼ばれる伝統衣装ですキラキラ

ステキ~♥

私は、オデレラを1着作ってもらうことにしましたチョキ

以下、驚きの(恐ろしの?)オデレラ縫製現場より実況中継です下矢印

なんと!採寸してくれませんポーンポーン

真顔「採寸しなくて大丈夫?」

デレデレ大丈夫!見ればわかるから」

本当かぁ??

1時間くらい待ったでしょうか。

XLサイズほどのオデレラ・ドレスが目の前にあります目ハッ

真顔「これはいくらなんでも大きすぎるわ」

デレデレ「そうね~。大丈夫!縫い直すから」

真顔「ありがとう!」

デレデレ「あとこれくらい詰めなくちゃね」

と手を示し、彼女は生地を大胆に裁ち始めました。

そんなに切っちゃって、大丈夫か?ガーン

そして、縫い直し作業が始まりました・・・・・・じっと見る目

ちなみに、仮縫いをしたり、まち針でとめるなどということはしませんアセアセ

なんか小さい気がする・・・滝汗滝汗滝汗

デレデレ「これでどう?」

案の定、小さい!滝汗滝汗 やっぱり・・・

体が入りません!ゲローゲロー

だから、言わんこっちゃないっ! どうするんだ?

デレデレ大丈夫!タックをなくせばいいわ」

上半身に入っていたタックをとると言いますびっくり

真顔「それをとっちゃったら平坦になってしまわない?」

デレデレ大丈夫!皆こんな感じよ」

まあ、たしかに、タックの有無はそう関係ないかもしれない・・・と思うことにする

タックを取り去って、なんとか体は収まったものの、ファスナーが上まで上がってきません!滝汗滝汗ゲローゲロー

真顔「ファスナーが上まで上がらないんだけど・・・」

デレデレ大丈夫!ファスナーの位置を下げれば」

なんと!ワンピースの上部はファスナーをなくしてしまえ!という大胆な作戦らしいです!ポーンポーンポーン

そんなのあり??

なんか、どんどんひどくなっていくような・・・???滝汗

image

ここはアフリカ、日本並みの細やかな作業や丁寧な縫製は期待していないけれど、かなり大胆かつ雑(あ、言っちゃったぁ)ですアセアセ

こんなにずれていていいのか?ニヤニヤ

ちなみに、「ファスナーの位置を下げればいい」作戦はこんな感じに下矢印 

・・・ありなのか?

まあ、ここは、アフリカ

お姉ちゃんとの会話は楽しかったし、

服ができるまでの間に通りがかりの人たちと挨拶程度とはいえ、お話しできたし・・・

なんといっても、このピンク素敵かわいいし・・・

帰国を前にして、ナミビアドルがあまっていたし・・・

この作業に対して、定価(300ナミビアドル=2400円)が適正価格かはわからないけれど・・・

女手1つで子供を育てている話など聞いたし・・・

そもそもオデレラ作りはアトラクションのようなものだし・・・

チップとして30ドルを足して、330ナミビアドル(2640円)を支払ってきました。

高いと思いますか?

安いと思いますか?

続きはまた明日ニコニコ

北キプロスのカルパス半島に生息する野生のロバたち。

ニンジンをあげると喜ぶんです!

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