モロンダバの対岸に位置する、ベソ族の住む漁村、ベタニアにやってきています。
(ここまでのストーリーはこちら→➀カヌーでGO ②村の子供たち)
サッカー少年たちが休憩をとり始めました

皆揃って、ちゃんと木陰で休憩するところが、かわいいですね。
この漁村は、砂で形成された島の上にあります。
だから、地面はまるで砂浜のようです。
この子たちみたいに、ごろんと寝っ転がったら気持ちいいかもしれません ガラスの破片などが心配なので、やらないけれど

退屈した男の子がボールを蹴り始めました。
しばし眺めていると、小さな女の子が近づいてきました。
その女の子が石ころをくれました。
そして、「お家においで!」と誘ってくれます。
バオバブ街道でも、女の子に誘われたのですが、そのときは遠慮してしまいました。
今回は、石ころ(彼女のおもちゃではないかな?)までくれて、誘ってくれたのです。
行かないわけにはいきません
この女の子のお家へ行ってみました

すると、彼女の姉妹たちがわぁーっと集まってきてくれました
さっきの男の子たちにしてみても、この姉妹たちにしても、こんなにたくさんの子供たちと出会えるとは思ってもみず、飴1つ持ってこなかったことを後悔しました
私が握っていた、石ころを見た別の女の子(たぶん妹)が、ピンク色のプラスチックでできた石を持ってきて、「あげる」と言います。石ころで喜んでいるなら、もっといいものをあげるわ、っていう気持ちなんでしょうね
私はとても嬉しくて、その気持ちを表したいのだけれど、Misaotra(「ありがとう」という意味で、”ミソーゥタ”と発音すると、伝わります)くらいしか思いつかなくて、メモ帳を破って鶴を折りました。
(スーツケースの中には、きれいな和紙があるのに・・・残念)

すると、私もほしい!と別の子が!(たぶんお姉さん)
4個折ったところで、カヌーのお兄ちゃんたちに、
「そろそろ帰る時間だよ~」
と呼ばれてしまいました
このご家族と記念写真を1枚撮ってお別れしました

お母さんと一番上のお姉さんが顔に塗っているのは、日焼け止めです。
なんと!私が”たぶんお姉さん”と思っていた子はよその子でした!
皆よく似ているわ・・・
この写真を撮った後、お母さんが申し訳なさそうに私に尋ねてきました。
「あのピンクの石をもらえないかしら」
「今はあなたと会えたことが嬉しくてあげちゃったけれど、あの子にとっては唯一と言ってもよい宝物なの。きっと後悔するの。そのときに、買ってあげられないから・・・。あの子には、あなたが喜んで受け取ったことにして、新しいものを買ってきてあげたことにしたいの」
私は、ピンクの石を心にしまって、お母さんにその石を”プレゼント”してきました。
ますます、この子たちに飴1つあげられなかったことが残念でなりません

よし、次に来るときは、サッカー・ボールとキラキラ・グッズ(と飴)を持ってこよう

船着き場に戻ってきました

心温まる漁村でした
島の人たちは、私たちが普通に持っているものを持っていなかったりしますが、私たちが持っていないものをたくさん持っています

北キプロスのカルパス半島に生息する野生のロバたち。
ニンジンをあげると喜ぶんです!
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