シベリア上空の恋①(Discovery10)

Discoveryの更新です。

昔々(ヨーロッパに行くにはアンカレッジを経由しなければならなかった頃あせる)の話ですニコ

この「シベリア上空での恋」は発表当時、物議を醸しましたあせる

なぜかと言うと・・・

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旅をしていると、様々な人に出会う。

なかには、二度とお目にかかりたくないような人との出会いもあるが、たいていは素晴らしいものだ。

私にとって、現地の人々との交流は旅の御馳走である。

この御馳走にありつくために、地球をさまよい続けているのかもしれない。 

神様のいたずらなのか、

時としてこの「御馳走」に「恋」というスパイスがふりかけられることがある。

元来、惚れっぽい私である。

若い頃の旅はしばしばスパイスが効いていた(本当か?)

ヨーロッパが大寒波を迎えた冬、

私は北欧に旅立った。

南回り便を面倒と感じ始めた頃だった。

かといって、毎回アンカレッジを経由していたのでは、

旅費がかさんで仕方ない(飛行機がシベリア上空を飛べなかった時代である。ヨーロッパ行きは、「アンカレッジ経由」か「南回り」と決まっていた)

私はこの旅で、初めて悪評高いアエロフロート(旧ソビエトの国営航空会社)に乗ってみることにした。

12時間でヨーロッパに着くというのは、とても魅力的だったし(当時はアンカレッジ経由で18時間かかった)、

なんといっても、料金が南回り便とそんなに変わらない。

シートベルトが壊れていたり、

デザートのアイスクリームが早い者勝ちだったり、

オーバーブッキングされたりするけれど、

お金の余裕のない若者には強い味方だった。 

さて、成田から乗り込んだ機内には、すでに多くの日本人が着席していた。

搭乗券の座席番号を見て、だいたいあの辺りか、と奥へ進む。

「あの辺り」の座席はほぼ埋まっていた。

黒やグレイの頭にまぎれて金色が1つ。

そしてそれは頭1つ分出っ張っている。

その男性と目が合った。

「スパイス」がふりかけられた瞬間であるキラキラ

私は「恋」してしまった。

平静を装って着席するが、心臓はすでに爆音をあげている。

私の座席は、通路を挟んで彼の2つ隣だったのだ。 

食欲も睡眠欲も失せ、ただひたすら胸の鼓動と戦う、モスクワまでの10時間。

何をしても落ち着かない。

彼と話すチャンスが巡ってくることを期待しては、次の瞬間にその望みをかき消す。

あと1時間。

私は、諦めた。

とそのとき奇跡が起こったキラキラ

つづく・・・

では、また明日Ciao

北キプロスのカルパス半島に生息する野生のロバたち。

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