久しぶりのDiscoveryシリーズ、今回はエジプトからです!
カイロ発の夜行列車で待ち受けていたのは・・・
* * * * * *
カイロからルクソールに向かう夜行列車はごった返していた。
私は二等席の切符を手にしている。
「しまった、一等席にしておけばよかった!」
後悔先に立たず
混んでいるだけでない。
悪臭が漂っている。
おまけに寒い。
コンダクター(車掌)に「差額を支払うから、1等車に変えてほしい」と頼むが、「ダメだ」の一点張り。
まったっく、融通が利かないんだから・・・
仕方なく、二等車両に戻って席に着いた。
通路を挟んで隣の男性がニヤニヤしている。
(ニコニコだったかもしれないが、カイロで散々ぼったくられた直後の私は、心が狭くなっていた
)
どうやら、私の座席は水浸しらしい。
そう言われてみると(言われなくても)座席はかなり冷たい。
立ち上がると、お尻や背中がびっしょり。着ていた上着はひどいことになっている。
私はすぐ後ろの席に移動した。
しばらくすると「ここは私の席です。どいてください」と言う男性にその座席をとられ、それを見ていた別の男性が「お嬢ちゃん、ここに座っていいよ」と席を譲ってくれた。
そして、私は眠りについた。
眠りについたのも束の間、複数の切符を手にした初老の男性に起こされた。
「この席はあなたの席ではありません。自分の席に着いてください」
「私の座席は水浸しで座れないのです」
と説明するが、通じていない様子。
周りの乗客10数人を巻き込んで言い合いとなる。
私は眠りを妨げられた上に、水浸しの席に座れと言われ、腹立たしく思う。
なんだ、このコンダクターは!
周りの乗客が皆”コンダクター”に加勢する。
「あなたが間違っている。あなたの席はあそこ!」
「いやだ。あの席には絶対に座らない!そんなに言うんなら、あなたがあの席に座ってよ!そこに無理やり座らされる乗客の気持ちがわかるから!」
絶対に動くものか!プン
さらに多くの乗客が巻き込まれ、
「この段ボールを敷いたらいいよ」
と段ボールを差し出す人まで現れた。
「そんなみじめな席、絶対に嫌!」
さらに多くの乗客が巻き込まれ、その車両全体で大議論となった。
私1人に対して残り全員。
多勢に無勢。四面楚歌。
「もー、エジプト嫌!なんで、女性の私がよってたかっていじめられなきゃならないの?そもそも、この車両、なんで私以外は皆男性なわけ?」
こうなったら、皆無視して、寝ようっと!
さて、どうなるのか
つづきは、また明日

こんな目にあったのは、ラクちゃんの背中でこんなことした罰?

北キプロスのカルパス半島に生息する野生のロバたち。
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