首都マスカットでは、バダルという青年に出会いました。
マスカットから1050km離れた、オマーン南部の都市サラーラではどんな出会いが待っていたのでしょう？
引き続き、100％実話のエピソードを綴りたいと思います！
物語風に
私がオマーンを旅したのは、2007年です。
当時は観光客を受け入れる体制が全くできていない環境だったといっても語弊がありませんでした。
現在とは違う部分もあるかと思いますが、2007年当時のまま綴ります！
実はこれ、かつて「アラブの男ってヤツは！」(仮)というタイトルで、どのストーリーがおもしろそうですか？と尋ねたときにボツになった小話です。
『アラブ純情物語』はその一部を構成する予定のエピソードでした。
前回のストーリーはこちらです
オマーン・サラーラ編
序章： サラーラにやって来たワケ
１） ラクダ肉売りの親切『ラクダ肉売りの親切 (オマーン・サラーラ編)』サラーラ編はどこから始めましょうか首都マスカットでは、バダルという青年に出会いました。→『アラブ純情物語』オマーン南部の都市サラーラではどんな出会いが待ってい…ameblo.jp
第2話： 掟破りが現れた！
ラクダ肉店主の粋な計らいで、私は彼の部下であるパキスタン人男性マリクに市場を案内してもらった。
彼は3ヶ月半前まで日本で溶接工として働いていた。
流暢な日本語を話すから、彼にも私にも良い引き合わせになると思ったのだろう。
オマーン・ルールNo.1:男性の側にいる女性に手を出してはならぬ
(←どこの国でもそうだと思うが？ ←経験から言うと、イタリア以外
)によって、ちょっかいを出してくる男性はいなくなった。
マリクは、ありがたい隠れ蓑だった。
サラーラの市場では、働く人もお客も見事に男性ばかりだったのだ。
単なるイメージとしてお借りしてきました。
サラーラの市場は、こんなにもごった返していません。まして、私が出掛けた時間帯は、店じまいが始まる頃、人はもっと少なかったです。
さて、ここでオマーン・ルールNo.1をもう一度復習したい。
男性の側にいる女性に手を出してはならぬ ←私がテキトーに言っているルールです。そんな公的なルールはありません。念のため
マリクは、どこからどう見ても男性だが、大胆にも声をかけてきたオマーン人男性がいた
正確にいうと、彼は男性のグループの中の1人だった。
市場のすぐ横には広場があり、100人は裕に超えるディスダーシャ姿の男性たちが、白いテーブルにチャイを並べて雑談(商談かもしれない)にふけっていた
単なるイメージとしてお借りしてきました！
実際は、屋外ですし、テーブル席です。
実際のおじちゃんたちは、もっとパリッとした人ばかりでした
見事に男性ばかり！
単なるイメージとしてお借りしてきました。
私には、とても異様に見えた。カメラに収めたかった～
その男性が属するグループは、50代から70代(に見える)のおじさん、おじいちゃん集団だった。
どうやら、私はこのおじちゃんグループに気に入られているらしい
私を熱心に誘った男性は、そのグループの中では一番若かった。
50代前半というところだろうか。
（実際は、もっと若かった）
彼の名前はムスラーム。
後にわかることだが、日本で言う農林水産省に勤める役人だった。
私は、市場を案内してくれたマリクに悪いと思い、誘いを断ったが、ムスラームがマリクに話しをつけ、私は人身売買されるようにおじいちゃんグループのテーブルにつくことになった。
冗談でなく、実際にお金を渡していたかも？
彼らは、すでに私の分のチャイを注文してしまっていたのだった。
なんとなく、断りづらい雰囲気が漂い始めていた。
単なるイメージとしてお借りしてきました。
実際は白い木製のテーブルでした。
よし、おじいちゃん集団と雑談(だから、商談だってば！)するのもおもしろいかもしれない！
悪い人達ではなさそうだ
次回へつづく・・・
オマーンの旅、なかなか手強い旅でした
外に出るときは、頭にスカーフを巻き、くるぶしまで隠れるスカートを穿いていました。
毎日同じ格好・・・
お手間でなかったら（ちょっとお手間でも？）
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オマーン人女性は、顔もすべて覆う(お化けのQ太郎のように)ので、ニセモノもいいとこ
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