遡ること13年^^
中国雲南省大理ペー族自治州です。
ペー族は、漢字で「白族」と書きます。
白色を尊ぶ民族で、かつては漢族により「白人」(あるいは、民家)と呼ばれていましたが、1956年に自治州を設立する際に、「白族」と名が定められました。
そして、ここは住民の99%がペー族という、人口8000人(2008年当時、現在は約1万人) が暮らす周城村です。
数回にわけて、ペー族の村を紹介しています。
前回までのお話はこちら
4) 豚の生食 (ペー族)
5)藍染の村
6) 少数民族ペー族の村、周城を歩く『少数民族ペー族の村、周城を歩く』遡ること13年^^ 中国雲南省大理ペー族自治州です。ペー族は、漢字で「白族」と書きます。 白色を尊ぶ民族で、かつては漢族により「白人」(あるいは、民家)と呼ば…ameblo.jp
第7号:耳の形をした湖、洱海(じかい)
大理古城を出発して、ペー族の村周城に立ち寄りましたが、
今向かおうとしているのは、洱海(じかい)周辺の”どこか”です。”どこか”って・・・
大理に向かう途中の長距離バスの中で、美しい景色を見たのです。
画像はネット界から見つけてきたイメージに近いものです。朝日ですけど(^^;
私は感動に浸っていました。今の私なら、ブログでシェアしよう!と思って写真の1枚くらい撮ったでしょう^^
夕陽に照らされる湖が素晴らしく、「ここに来たい!」と思いました。
しかし、ここへ戻ってくるにはどうしたら良いのか?
進むバスの中から、「兄弟漁庄」と書かれた看板を見つけ、覚えておきました
ドンピシャの場所ではないですが、大理から「兄弟漁庄」を目指せば近くまでは戻ってこられるはずです!
ところが、「兄弟漁庄」と正確に覚えておけばよかったのですが、いざ思い出してみると、
「兄弟漁荘」だったか?
「兄弟漁庄」だったか?
正確に思い出せなかったのです
タクシーの運ちゃんには「兄弟漁荘」か「兄弟漁庄」へ行ってほしいという指示になりました。
めちゃくちゃ曖昧かつ大雑把
正確に言うと、それより先の”どこか”であって「兄弟なんとか」に行きたいわけではありませんでした。
しかし、英語はカタコトの運ちゃんにそこまで通じるはずがなく、かといってそんな細かいところまでは私のテキトー筆談では表現できず
運ちゃんは「兄弟なんとか」が何かわかっていなくて、
それは私も同様で、
正確な目的地がわからない者同士が私の頭の中にある、この景色(しかも、時間帯が違う)を目指したのです
「ここか?」
「違う!」
「じゃあ、ここか?」
「違う!」
「ここに違いない!」
「違うみたい・・・」
看板の文字しか覚えていないのですから、なかなか目的地に辿りつけません
運ちゃんはここだと思うところに私を乗せていき、確かめる。
違うと言われて次の候補地に行くということを繰り返し・・・・
運ちゃん半ギレ
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そして・・・
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・
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ついに到着しました
そこは、「兄弟漁庄」という名前の食堂でした
周城ですら、大理古城から23kmの距離があります。
それ以上先の食堂を運ちゃんが知るわけがないですよね・・・
いや、食事処なら知っててほしかったけど(^^;
てっきり、漁業組合か漁師の網元か何かだと思っていました
洱海周辺のバス運行マップらしいものを見つけました
(当時のものではないです)
「兄弟漁庄」がどのあたりにあったのかは、わかりません。
矢印の先のどこかでしょう(^^; 周城からさらにさらに先でした
洱海はこんな形をした、南北42.6kmにわたる大きな湖です。
なにかピンときましたか?
そうなんです!
洱海と呼ばれるのは、湖が耳の形をしているからなんです
ちなみに、英語ではErhai Lakeと言います
ペー族はこの辺りで網や鵜飼による漁業を営んでいます。
先日、ペー族の村では「藍染め」を生活の柱としていたことをお話ししましたが(「有松絞り」という絞り藍染めは私の地元名古屋でも継承されてきた伝統工芸)、鵜飼もまた、愛知県よりの岐阜県 (長良川・木曽川)で継承されてきた漁業形態のため、非常に馴染みがありました。
遠く離れた異国で、そこに暮らす少数民族が、私が子供の頃から見てきた独特の文化を2つも継承していることを知り、不思議な気分になりました。
ところで、ペー族はチベット系の少数民族ですが、その祖先はずっと洱海湖周辺で暮らしてきました。
発掘調査によると、新石器時代以前からの住人で2000年以上前から金属の道具を使って農業や牧畜業を行っていたとのことです
めちゃめちゃ進んでいたのね!!
さてさて、半ギレしているタクシーの運ちゃんは、ついに目的地であるはずの「兄弟漁庄」(という名の食堂)に到着したというのに、食堂には入らず、「さらに先へ行け!」という私に、半ギレがさらに進んでしまいましたが、なんとか目的地に着けて良かったです
洱海の向こうに村々が、そのまた向こうに蒼山(山脈)が
次回へつづく・・・
というほど、各ストーリーに繋がりはありません
最後は、モンゴルからの思い出の1枚で〆ます。
どしゃ降りが見事に晴れ上がり、馬の背中で喜ぶ超ご機嫌な私と超不機嫌なお馬さん
馬子(うまこ)「今日はこいつを乗せなくて良いと思ってたのに。チェッ」
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