週末にとある国の家庭料理を食べに行ったお話です。
レストランでの食事と思っていたら、本当の“家庭”料理でした(゚д゚)!
興味深いお話も出てきたので、2回(3回になるかも?)に分けてシェアしたいと思います。よかったら、おつきあいください!
友人Jとは20年会っていなかったと思う。
ここ10年は電話で話したこともなく、全くの音信不通だった。
ひょんなきっかけで久しぶりに会おうということになった。
確かに、「日曜日なら大丈夫」と私は言った。
「日曜日なら大丈夫」というのは仕事が休みだからだが、日曜日ならいつでも大丈夫というわけではもちろんない。
しかし、Jは「今週の日曜日なら、大丈夫」と解釈していたから、ややこしくなった。
「もう準備してしまった」←何を?
「何時でも良いから」
と言われ、
「夜9時なら何とかする」
と渋々答えた。
これだけ熱心に誘われたのだから、当然迎えにきてくれると思っていた。
9時。
彼の家の住所を伝えられた。
私にとってはまったく馴染みのないエリアだった。
まさか、まさかの「自分で来い」方式??
・・・らしい
めちゃ、ひくわ
ちなみに、私はこのときすでに2晩徹夜が続いていて、車の運転なんて無理と思っていた。
「行きたくない」ことを間接的に伝えたが、行間を読んでもらえていない感たっぷり
無言で電話を切りたいと思うほど面倒になってきて、
「わかった。自分で運転しなくちゃならないなら、睡眠をとらないとダメだわ。事故に遭いそう!」
ここまで言ったら、タクシーを用意してくれるとか考えてくれるかと期待したが、
「いいですよ~。ゆっくりしてください」
は?
負けた。
とりあえず1回会っておけば次は20年後だろう
「行く・行かない」の会話を続けるよりマシだわ。
1時間仮眠をとって、特におめかしもせず(怒っているもんね!)、近づいたらプンプンという「怒り音」が聞こえたであろう様子で家を出た。
夜11時到着
約20年ぶりの再会というのに、超不機嫌な私だった
そろそろJについて少し紹介しておこう。
彼は私を「女神」という。( ̄m ̄〃)ぷぷっ
彼にとっては、私に見合う男性になることが目標だったそうで、そのために仕事を頑張ってきたと(そして、成功した)
出会った頃から、彼は私のことを「仕事で成功した経済的に豊かな女性」と思い込んでいた。( ̄m ̄〃)ぷぷっ
そして、「一外国人労働者の自分では釣り合わない」と思っていたらしい。
この話は出会った頃から繰り返し聞いてきた。
どれだけ私を過大評価しているか知らないが、彼は私などとっくに超えている。今回しっかり説明してきたが(^^;
今ではいくつかのビジネスを日本でも母国でも、そのほかの国でも展開している。
彼が言う成功は経済面のことで、確かに出会った頃の彼は「お金を持っている人」ではなかった。
今でも持っているようには見えないけど(失礼!)
学校も満足に行っていなかった(本人談)
しかし、ものすごい人生哲学を持っていて、同世代(推定)なのにその言葉に感動することが多かった。
「どれだけ所有するかでなく、どれだけ分かち合えるかが大切」
そんなことを20代の頃から言ってのけ、日本でビジネスに成功し始めると、
「自分は学校に行けなかった。だから、『学』はないけれど、兄弟や親戚のほとんどを大学に行かせている。そのことを誇りに思っている」
そんなことも言っていた。30代の頃だった。
Jの紹介はこのくらいにして(予想に反して長くなってしまったが)、今日の本題に移ろうと思う。
超不機嫌だった私は言葉少なく、彼に促されるままにテーブルにつき(超不愛想な雰囲気で)、彼が自ら用意した手料理とやらをいただくことにした。
テーブルの上には、ポットが1つおいてあり、まさか、この1つのために私は遠路はるばる(と言うほど遠くはないが)やってきたのか?と正直なところ思った。
Jが蓋を開けた。
10種類の豆や形のなくなった野菜たちが骨付きのラム肉と共にあった。
そして、口にした瞬間・・・
やばい
めちゃくちゃおいしい
何がどうと説明できないくらい美味しい
ラム肉などとろけるようだった
話を聞くにつれ、理由がわかってきた。
彼は料理に水を一滴も使わない。
すべて野菜から出た水分だった。
野菜は無農薬にこだわっていた。
この料理には使われていないが、砂糖は甜菜糖と決めていて(白砂糖は使わない)、小麦粉は愛知県に出回っているものを全て調べたと言い切っていた。
彼の話では愛知県で流通している小麦粉は約70種類あり、その産地やら栽培方法やらを調べたとか(゚д゚)!
鍋やお釜、調理器具は本国からすべて日本に持ち込んでいた。
母国では、自分の作った料理が評判になり、講習会も開いたとか。
「料理の先生になっちゃったよ」
と笑っていた。
今回20年ぶりに会って知ったことだが、日本でのビジネスの中にいつのまにかレストラン経営が含まれていた
2皿目。
やっぱりおいしい
何から何まで手作りなのだから、当然のことかもしれない。
ご飯にはほのかな塩気があったが、それは梅干しでとったといっていた。
あれほど不機嫌だった私はいつの間にか上機嫌になり始めていた。
次回へつづく・・・
お米について興味深いことを聞いたので、そのことなどを・・・
アヒル王国のアナトラ女王です
天然の冠が見事です
生まれながらの女王とは、クイーン・アナトラのこと
アナトラ女王の冠に触れて(クリック)、このブログを応援していただけたら、うれしいです
1クリック応援ありがとうございます
いただいたクリックは「にほんブログ村」での1票となりました
私の励みです
そして、本当に厚かましいお願いですが、こちらもポチってしていただけたら、とってもうれしいです
世界一周ランキングにも登録してみました
今日も最後までおつきあいくださり、
ありがとうございました
****英検に関するお知らせ****
2,021年度第1回英検:5月22日(土)に準会場として実施します!
只今申し込み受付中:締め切りは4月24日です!ご希望の方は早めにお申し込みください。お席に限りがございます。
BRIDGE(名古屋金山)https://bridge-els.com/