かつてインカ帝国の都だったクスコの北西にある、サクサイワマン遺跡を目指して、アルマス広場から頑張って登りきりました。
距離にして約2キロです。
2キロは大した距離ではないけれど、これが標高3399mから3701mへの移動となると、結構大変なのです
まさか、そんな高いところにあるとはつゆ知らず「歩く！」と言い張った私
出発地点のアルマス広場
パブロが姿を消して
、あわてふためいた広場です
あの山の頂(かその辺り)がサクサイワマン遺跡
頑張って登ったけれど・・・
登ったけれど・・・
所持金不足で入場を諦めざるを得ませんでした
まさか、入場料が1人70ソル(約2100円）もするなんて・・・
2100円なんて、大したことはない！
と初めてこのブログに辿り着いてくださった方は思うでしょう。
しかし、ペルー到着早々クレジットカードを紛失した私は、わずかな所持金で旅を続け、いよいよ所持金が底をついてきていたのです
2100円×2名＝4200円(←なぜか一緒にいるパブロというガイドの分を含む）＝破産！ということで・・・
お金のかからない無料エリアのみ楽しみ、下山することにしました。
ちなみに、これまでの流れはざっくりとこんな感じです
ペルー到着早々クレジットカードを紛失してしまった私は、わずかな所持金で旅を続けることを決意
『聖なる谷』のほぼ中心にあるオヤンタイタンボで出会い、クリスマスイブをマチュピチュで一緒に過ごしたアメリカ人男性マットの誘いを振り切り、怪しいペルー人男性パブロ(ガイド)とのヘンテコな旅に出ました。
到着した夜のクスコ。空き部屋がありません！
やっと見つけた部屋にベッドは5つ。
パブロはその部屋に転がり込んできて、私の所持金が少ないことを知りながら鶏半分(2人前に相当)を堂々と平らげ、いざ観光に出たら「髪を切りたい」と私を散髪につきあわせ、その代金が足りないと散髪代の一部を私に立て替えさせ、挙句の果てに私を広場に1時間も置き去りにし、何事もなかったように笑顔で戻ってきたパブロ。
「あなたは仕事を忘れている！」と一言言い放ち、サクサイワマン（標高3701m）を目指した。
が、しかし、所持金不足で、有料エリアには入れず・・・
各回完結を目指していますが、これまでのストーリーはこちらです。
(12) サクサイワマンに到着！まさか、入れないなんて！『サクサイワマンに到着！まさか、入れないなんて！(Discovry16 ペルー⑫)』昨日は、久しぶりのペルー旅シリーズを再開しましたが、 このシリーズを待っていてくださった！というお声もいただき、とても嬉しかったですさて、今日は昨日の続きです…ameblo.jp
第13話 一緒に旅を続けない？
このような巨石は有料エリアにしかなく、残念ながら見られなかった
画像お借りしています
しかし、坂を上り切って、クリストブランコ(白いキリストという意味）にたどり着いたときに見た景色は素晴らしかった
クスコの街を一望できたのだ。
矢印で示したところが、出発点のアルマス広場：写真はズームを使って中心部を撮りました
インカ帝国時代に積み上げられた、「カミソリの刃1枚通さない」精巧な石組みの上に征服者スペインが建てた建物が並ぶクスコ。
コロニアル風の建築物を赤レンガが覆っている。
美しい！
さあ、下山しよう！
急な坂道には変わりないが、登りと下りでは過酷さがまるで違う。
空気の薄さにも慣れ、息を切らすことなく降りてこられた。
そんな時だった。
「楽しいよね。
もっと一緒に旅を続けない？」
パブロが言った。
「クスコの街を歩いてみたい！」とかねてから思っていた私は、今その街を歩いている。
楽しいに決まっている
パブロが自分の仕事を忘れて、髪を切ったり、「水を買いに行く」と言い残して姿をくらませ私を1時間もアラマス広場に置き去りにしたことなど、忘れるほどに楽しんでいたとは思う。
パブロはいい加減なヤツだが悪い奴ではなく、気をつかわなくて良いという点いおいては楽な相手だった。
が、しかし、
突然「もっと一緒に旅を続けない？」
とまるで友達のように言われても、その費用を負担するのは、私である。・・・逆なら、付き合っても良いが( ´艸｀)
「私も楽しい！
あとは中央市場だけになったね～」
（＝中央市場を見終わったら、パブロの役目は終わり）
と答えておいた。
クスコで何をしたいかは最初に伝えてあった。
サクサイワマン遺跡に入場できなかったことは予定外だったが、アルマス広場は日中の様子だけでなくライトアップされた夜の姿も見られた。
12角の石も見た！
あとは中央市場さえ見られたら、私はクスコを去る予定だった。
予定では、明日の朝だ。
予定では・・・
勝手に他人様の魚を獲って食べてはダメでしょ
と思われた方も、
猫の本能だから仕方ないね～
と思われた方も、
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ペルーのチチカカ湖に浮かぶ葦でできた島ウロス島にて
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