下見までしてしまった、レドラ通りのクロッシング・ポイント(国境検問所)。
スーツケースをゴロゴロ転がしながらの国境越えとなるので、道を間違えたくなかったのはもちろんのこと、突然閉鎖されているとか(それはないか(^^;)当日びっくり仰天(ﾟдﾟ)！なんてことのないようにしておきたかったのです！
国境を越えられるのは、キプロス島内に4か所あり、そのうちの１つが首都ニコシアにある、レドラ通りの検問所です
何人かの人が国境を越えようとしています。
下見のときは、人もまばらで淋しそうなところだなぁなんて思いました。
これまでに、世界のあちらこちらで歩いて国境を越えたことがありますが、今回の国境越えに関しては、ちょっと緊張していました(下見に出かけちゃうくらいですものね^^)
「北キプロストルコ共和国」が未承認国家であることから、情報が少ないだけでなく、キプロス共和国にある在キプロス日本大使館のホームページには「北キプロスへの入域に関する注意」として、次のようなことが記されていたことも少なからず影響しています。
※全文読まれたい方は→コチラ(在キプロス日本国大使館HP)
ざっくりと要約すると・・・
キプロス共和国は外国人が国内数ヵ所のチェックポイントを通過して北キプロスを訪問することを認めている
しかし、旅行者が北キプロストルコ共和国の空港・港を経由してキプロス共和国へ入国することを違法とみなす
キプロス共和国に入国する際、入国審査の段階で北キプロスの宿泊施設に宿泊することが判明する場合、入国を拒否されることがある
日本政府は北キプロストルコ共和国の独立を承認していないため、在キプロス日本大使館は北キプロスにおいて活動することは困難である。よって、北キプロスへの入境及び滞在に関しては十分に注意すること
こんなのを読むと、ピリピリとした両国の緊張を感じちゃいます
そんなわけで、私までちょっと緊張していました(^^;
ところが、
その心配をよそに、キプロスの出国審査は、パスポートをスキャンされて、はい、終わり！でした なぁ～んだ^^
このアーケードを越えた先に、北キプロストルコ共和国の検問所があります
北キプロスの入国もスムーズでした。
パスポートをスキャンされるだけで、何か質問をされることもなければスタンプを押されることもありません。
らくらく～
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北キプロスの旅を終えてから(いきなり、すごい時間が飛びました)、
この検問所を再びくぐり、キプロス共和国に戻りました
青と白のひさしがあるところが、「南」の検問所です
来た時と同様、パスポートをスキャンされて、はい、終わり！
でした
北キプロスは、ツアーなどで、日帰り、あるいは1泊くらいで回るケースが多いようですが、気をつけるべきことさえ気を付ければ(パスポートは絶対になくさないとか^^)、2019年12月時点では普通に旅行できる国でした。
以上、南だけでなく北キプロスも訪れてみたい！という方の参考になったら幸いです！
さて、この先は、北キプロスから南へ戻る時のちょっとしたエピソードです
北キプロス、二コシアの大体の地図は頭の中に入っていましたがが、スーツケース・ゴロゴロのため、念のために近くにいた人に尋ねました。
「クロッシングポイントは、この方角であってますよね？」(英語)
何人かの人に尋ねましたが、
「英語はわかりません」というジェスチャーをされてしまいました
南では、広く英語が通用しますが、北ではそういうわけにはいきません
そんなときに声をかけてくれた、大学生の男の子(名前は忘れてしまいました^^)
「あぁ、ちょうどそっちに行くところだから、一緒に行きましょう！」
「よかったら、そのスーツケースを持ちましょうか？」
「あ、大丈夫です！」
よっぽど大丈夫そうな雰囲気ですが、スーツケースを持って逃げられたら途方に暮れるしかなくなるので、遠慮しておきました。
結局、途中から人の通りが多くなって、持ってもらっちゃいましたが(^^; 話してみると、危険な人かどうかわかりますよね。
彼はMBAを取るために勉強していると言っていました。
「今日は、アルバイトを見つけようと思って、町を歩いていたところ」だそうで、
「仕事探しのために、町歩き？」
と尋ねる私に、
「忙しそうなお店を見つけて、”仕事はないか？”尋ねて回っている。運が良ければ、すぐに入ってくれ！っていうこともある！」
ですって( ´艸｀)
私が余ったトルコリラをユーロに換金する間、両替所の外で待っていてくれ、検問所に着くと、「良い旅を、マダム」と言って去っていきました。
「ちょうどそっちに行くところだから」というのは、私の気持ちを軽くするためだったのでしょうね。
なんて、爽やかな青年！
北キプロス、最後の最後でワンポイント・アップです！
人がいいと、その国も良く思えてきますよね！？
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