さあ、そろそろ、オワハカオナ族とお別れするときがやってきました。
本当はもっと長い時間を過ごすつもりでやってきたのですが、お葬式の最中とあっては仕方ありません
私がいるだけで何かと気が散ってしまいます。
現に、直近の親族でない方々(装飾品をつけ、黒以外の布を腰に巻いているのですぐにわかります)は、私の目薬を求めて行列をなしてしまっていました。
オワハカオナ族の人懐っこい一面を知ることができ、私にとっては楽しい思い出となりましたが(関連記事:ここでも?まさかの展開)、すべての装飾品を外し、黒い腰布だけを巻き付け、1か所に集まって順番に髪を剃ってもらっている、直近の親族の方々の表情を思い出すと、部外者の私がこれ以上長居するのは良くないと感じました
最後に、サクッと集落の様子をご紹介したいと思います
オワハカオナ族の住居はヒンバ族の住居とは異なり、高床式で、立方体の上に四角すい(サイコロの上にピラミッドのイメージ)をのせた形をしています。
屋根は茅葺です。

家の形がわかるように写っている唯一の写真みたいですこれでもわかりにくいって?
この親子を覚えていますか
「白い」肌の私を怖がって逃げちゃった男の子とそのお母さんです。
お母さんにおんぶされました。
布切れ1枚を使って、上手におんぶしちゃうのですね。
ちなみに、お兄ちゃんは、はにかみながらも微笑んでくれましたよ。ほっ

ちょっとだけお家の中をのぞかせてもらいました
高床式になっているけれど、床は砂で覆われていました。
そして、気温は40℃近かったですが、家の中では炭火が焚かれていました。
これはヒンバ族も同様でした。
そして、後に会うサン族(サン人)も同様だったので、最後に会ったサン人に「火を絶やさないことに意味があるのか?」尋ねたところ、「火おこしから始めなくてすむから」と言っていました。
オワハカオナ族がサン人と同じ理由で火を絶やさないのかどうかはわかりません。
私は、「聖なる火」からわけてもらった火を絶やさないようにしているのだろうと勝手に想像していました。←想像力豊か過ぎ?でも、そんな気がしませんか?そうしたら、聖なる火は途切れることなく、引き継がれます。

ひ孫たちでしょうか 玄関先に集まる子供たち

そして、これ 何かわかりますか

ヒンバ族のものとそっくりですね
食糧貯蔵庫です
木をたがねるようにして形作り、牛糞で固めます。
牛糞って聞くと、臭わないのか気になる方もいらっしゃると思います。
全く臭いません
カラッカラに乾燥しているからでしょうね
そして、村で最も大切な場所、「聖なる火」

「聖なる火」が何かを知らないと、単なる枝の寄せ集めに見えちゃいますね
オワハカオナ族は(ヒンバ族も)、聖なる火を通して神の声を聞き、煙を通して先祖と交信します。
「聖なる火」(火は灯っていないけれど)の背後に見えるのが、家畜を囲う柵です。放牧から帰ってくると、この柵の中で飼育されます。

オワハカオナ族皆さん、さようなら
知らなかったとは言え、慌ただしい最中に訪問してしまって、ごめんなさい
でも、皆さんに会えてよかったです
あ、そうそう、ちゃんとボールペンはあげてきましたよ(関連記事:オワハカオナ族の子供たち)
そして、村へのお礼として酋長さんのところに食料品のお土産を置いてきました。ヒンバ族と同じものを
でも、この村への一番のお土産は目薬なのかもしれません。
砂塵が半端なく多く、時には濃霧?と錯覚するほどの砂塵嵐が吹き荒れます。霧は害がないですが、砂となると目に入ったり、吸い込んだりしてしまいます。
砂塵が目に入ったと仮定して・・・、
清潔とは言えない手で目を擦ったり、衛生的でない水で目を洗ったりしてしまうのかな?と思ったりしました。
次に来るときは、目薬をたくさん持ってこようと思います!
オワハカオナ族などという、私ですら聞いたことがなかった少数民族の話にお付き合いいただき、ありがとうございました

北キプロスのカルパス半島に生息する野生のロバたち。
ニンジンをあげると喜ぶんです!
画像を軽くタッチ(クリック)して応援していただけたら、
とっても嬉しいです❤
応援ありがとうございます♥
いただいた1クリックは、「にほんブログ村」での1票となりました!!私の励みです
そして、本当に厚かましいお願いですが、こちらもポチってしていただけたら、とってもうれしいです
世界一周ランキングにも登録しました!!
今日も最後までおつきあいくださり
ありがとうございました
