不思議なことに、ブルネイでは「ここに行きたい!」と思った時に、ものすごく良いタイミングで「乗せていってあげようか」と言う人が現れましたそれも、1回や2回ではないです
ニュー・モスクの警備を務めるバルデルさんもその一人で、勤務時間が終わるから……と、「ザ・モール」という名前のモールまで車で乗せていってくれることになりました
ブルネイでは、タクシーの数が極端に少ない上に、「初乗り運賃」が高く、またバスの運行も少ないので、大助かりでした。
ときには、太い幹線道路を横切りたいがために、徒歩だとかなり大回りになってしまう道をとぼとぼと歩いていると、「反対側に行きたいの?乗せていってあげようか?」などという天からのお助けのような人が現れたり・・・どうしてわかったんだろう?
普通なら警戒してしまうシーンですが(まず誘いには乗りません!)、ここブルネイではそんなことがしょっちゅう起こり、皆親切に送り届けてくれるので、感覚が麻痺していました。
人々が親切で旅人に優しいのは、心にゆとりがあるからで、そのゆとりは経済水準の高さや国民に優しい政策、王様の懐の深さからきていて、「与えられることに慣れている」から「与えることも自然にできる」のかな…なんて思ったりしました。
ブルネイでは、所得税や消費税の類は免除されているし、公立の施設であれば、医療費や大学までの学費が無料です。
ちなみに
一人当たりの国民総生産は33,824USドル(日本は、40,105USドル いずれも2018年10月IMFによる推計)で
1人当たりの購買力平価は81,612USドル(日本は、44,549USドル 2018年10月IMF推計)です。
世界有数の富豪国王として知られる、ハサナル・ボルキア国王は首相、国防相、蔵相を兼任していて、資産は2兆3000憶円と推定されています。
個人資産で遊園地を作り、国民に無料開放したとか、マイケル・ジャクソンのコンサートを無料開催したという逸話もありますね
ラマダーン明けには王宮を開放し、数万人に及ぶ訪問者と握手をかわし、手土産にお菓子を持たせる(子供にはお小遣い)とも聞きます
東日本大震災のときも、ブルネイは国として100万ドル(1ドル115円とするなら、1億1500万円)の義捐金、民間から2300万円を提供してくれました。人口40万人の国ということを考えると多額ですよね。
さてさて、
来たときは1人オロオロしながら門をくぐり、モスク周辺をウロウロしていましたが、帰りは別人のごとく堂々と外へ出ました
出会った、警備のバルデルさんのおかげです

彼の車はKIAで、この時点では私はKIAを全く知らず尋ねたところ、韓国製の車だとわかりました。
ブルネイでは、KIAを良く見かけました。
韓国製の車は日本車より価格が安いという点で人気が高いようです。
ちなみに、ガソリンはいくら?
と聞いてみたら、30リットルで10ブルネイドル(約800円)と言っていました
1リットル26円の計算ですね。さすが産油国
ほどなく、ザ・モールに着き、お礼を言ってお別れしました
ありがと~

(画像お借りしました)
ところで、ショッピングに大して興味のない私がここに来たかったのはなぜでしょう
まあ、見学程度に見たかったことは事実ですけれど・・・。物価もわかるし
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答えは・・・
宿泊先のホテルが無料のシャトルバスを運行していて、その停留所の1つがここだったのです
タクシーとバスの運行が少なくて、タクシーは初乗りが高いとなると、中心部から離れたこの地区では、何時に来てくれるとわかっているシャトルバスはありがたい存在 しかも、無料なんて!
40分ほど時間があったので、フードコートでクリーミー・チキンなるものを食べたようです 食事の画像を撮る習慣はなかったのですが、このときはなぜか撮っていたようです・・・なぜだろ?

ウィンドウ・ショッピングでもすればよいのに、食いしん坊で・・・
匂いに誘われちゃったかな

北キプロスのカルパス半島に生息する野生のロバたち。
ニンジンをあげると喜ぶんです!
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