葬儀の盛大さもさることながら、昨日ご紹介しました、岸壁と洞窟の墓地、どちらも度肝を抜かれますよね。
身分の高い人ほど高いところに葬られ、タウタウ人形が作られますが、どちらも相当な費用がかかることが推測されます。
特に岸壁のお墓の場合、あんな高いところで岩を削り抜かなければなりません。その作業に必要な工賃は水牛2頭分だったか3頭分だったか、そんなところだったような気がします。ちょっと記憶が曖昧です
こちらでは、水牛が価格の単位として用いられることがあります
だったら、水牛を安く仕入れてこればいいにゃ?
ったく、現金なネコ! 単位としての表現だと思うけど
ところで、岸壁に穴を開けてお墓を用意できるのが、王族、貴族などの特権階級とするなら、このように地面に近いところにあるお墓は、上流から中流階級のものなのかもしれません
この日は体調の悪さが最高潮だったため、写真だけ撮って、説明が右から左の耳へと流してしまっていました。未来にブログなるものを書くということがわかっていれば、もう少しは頑張ったのですが・・・
岸壁のお墓と同様ロッカー式になっています。
上に乗っかっているミニ・トンコナンは、棺を担ぐ輿の上部です

小さいタウタウ人形がロッカー(←お墓ですっ!)の扉に置かれているものもありました。
あれは、にゃんだ?
ニャンタの遊び台でないことは確かね
ストーン・ヘンジ・トラジャ・バージョンだにゃ?
たしかに!
石柱がサークル(みたい)に立っているわね。
ここは、ボリ村というところにある、葬儀場です
石柱の中央付近気に囲まれたところに、やぐらのようなものがあるのが見えますか
儀式を執り行うのは、あの場所だそうです。

真ん中に立っている石柱は、6メートルを超えます
トラジャの村に葬儀場があることを知り、ちょっと驚きました。
一般人は、こうしたところで簡素に行っているのかもしれませんね。
ニャンタ、何やってんの?
この石柱は誰が立てたのか、調査しているにゃ。
遊んでただけのクセに。
・・・
村の人たちは遠い昔にご先祖様たちが立てたものと考えているけれど、巨石文化を持っていた先住民が立てたと考える説もあるそうよ。
ところで、
岸壁のお墓、洞窟のお墓、岩のお墓・・・と順々に見てきましたが、もう1つびっくりするお墓があります

ま、まさか!
このロッカーみたいなやつは
乳歯が生える前に亡くなってしまった子は、樹木のお墓に埋葬されます。リアン・ピアと呼ばれていました。※リアンはお墓という意味です
なぜ、赤ちゃんを樹の幹に埋葬するのでしょうか
これは、涙なくしては、語れません
リアンピアに選ばれる木は、白い樹液が豊富に出る木に限られるそうです。
つまり、樹液を母乳と見たてているのです。
亡くなった赤ちゃんがお腹を空かせないように、いつでもミルクを飲めるように、リアンピアに埋葬するのだそうです。※現在では、廃止されています
よく見ると、木の幹には乾燥した白い樹液が付着しています。
見えますか
この話を思い出すと涙がこぼれます・・・・
今日はこれ以上書けません・・・

北キプロスのカルパス半島に生息する野生のロバたち。
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