「食べたいときに食べたいだけ、近くにいる人と分け合いながら食べる」トンガの食文化、そのスタイルには私たちが忘れてしまった何かが凝縮されているような気がします。
到着したばかりの頃、バックパッカーが集まるタイプの宿にいたのですが、そこでは「今日はこれを作ったよよかったら、食べてね
」と旅仲間がキッチンで「作り置き」していたりしました。
別の人がデザートを作って、置いておいたり。
郷に入りては郷に従え? 旅人もしっかりトンガ式になっていました
こういう楽しさがあるのは、たいてい安宿です
途中から不便を感じて、移動してしまいましたが
移動先のホテルでは、ハワイ在住のトンガ出身のご夫婦が隣室で、これまたラッキーなことに、トンガ文化に触れつつ・・・
・・・あのホスピタリティーが待ち受けていたのです
10数年ぶりに故郷に帰ったという彼らは
「ホテルの朝食では足りないから・・・。それに、朝食はアメリカ式がいいの」
と朝から、スクランブルエッグや肉厚のベーコン、サラダ・・・、日によってはピラフまで・・・私にふるまってくれるのです。
朝早くホテルを出てしまった日には
「私たちの朝食が合わなかったのだと思ったわ」と言われてしまう始末。そんなわけは、ありません!
「明日からホテルの朝食はバナナだけにして、一緒にいただきます」←本当に毎朝お世話になってしまいました
おかげで、私の体重は増える一方。←計っていませんが
さてさて、このご夫婦もそうなんですが、トンガは国外に暮らしている人の数がとても多い国なんです
国内居住者105,000に対し、国外居住者が115,000人
国民の半分以上が国外に住んでいることになります
そして、その国外居住者の収入が国の経済を支えています
トンガは膨大な貿易赤字国なのです。
輸入額が1億6,000万ドル(2010年)に対し、同年の輸出額は800万ドル、国外居住者からの送金総額は1億4,600万ドル(2006年)
日本を含む、各国からの援助にも頼っています。
首都ヌクアロファのある、トンガタプ島を案内してもらった際、
「この道路は日本が作ってくれた。ここで中国が作ってくれた道と合流するんだけれど、全然違う(日本製の道のほうがなめらか)」
「この太陽光発電所は日本からのギフト」
「この学校は日本が・・・」
などなど、あちこちで聞き、わが日本を誇りに思いました
ただ、彼らの大らかさは最大の魅力だと思いますが、やや他力本願というか、横着しようとする面が目についてしまうのも事実です。ゴメンネ
例えば・・・
舗装されている道は、こんなふうに、たいていきれいです

オースストラリアの指導により、美化活動が進んだおかげだそうです。
週に1回、無料で家庭から出るゴミを回収してくれるそうです。
すばらしい
と思いますよね
と・こ・ろ・が・・・
人目につかないところは、ごみ溜め場になりがちなんです
週に1回回収に来てくれるのに、捨てたいと思った時が捨てたいタイミグだそうで(食べたいときに食べる!と同じ)、海の近くには人々が勝手にゴミを捨てまくった結果、ゴミの島みたいになってしまっているところがありました。
ここは、きれい
と感心していると、柵の裏側とか踊り場の下など、人目につきにくいところにゴミが隠して❓あったりします
「何も言わないと、ペンキの塗り方もいい加減でね・・・」
あるレストランのオーナーが言いました。
「テーブルやイスの脚の側面だけペンキを塗って、内側はそのまま・・・。そんなことは、しょっちゅうだよ」
「ほら、この棚なんて、きれいなのは正面から見たときだけ。側面を見て」
・・・本当だ!
笑うところではないのですが、露骨すぎて笑えます
一方、
歩いていると、あちこちで放し飼いにされているブーちゃんを見かけます

海辺では、このブーちゃんたちが、なんと!泳いでいました(泳いでいるように見えるだけです 餌を求めているうちに海に浸かっちゃうのです。カワイイ)

家畜が目印もつけられずに放し飼いにされているのは・・・
「だって、盗る人なんていないから」

北キプロスのカルパス半島に生息する野生のロバたち。
ニンジンをあげると喜ぶんです!
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