ホテルの手違いで、「宿無し」となってしまった、私
兄妹の素敵な「お誘い」に、
のこのことついて来てしまいました
さあ、どんな展開が待ってるのか、ドミニカ共和国到着早々のお話です 前回のお話はコチラ
* * * * *
広い敷地に並んだ複数の家々。
私が通されたのは、一番奥にある、兄妹の母親の住む家だった。
早速彼女らの母親に紹介された。
こんな深夜に予告なく現れた、異国の訪問客を迷惑がるどころか、
「なんて勇敢なの! この子たちのことを信用してここまで来ちゃったのね。 歓迎するわ」
と、ビッグ・ハグ。
なんて懐の深いお母様!
深夜というのに、次々に家族・親戚に紹介され、
間もなく「私の部屋」が用意された。
十何世紀かのヨーロッパ貴族のお屋敷で見るような、立派なベッド。
踏み台が添えられている。
クロゼットだけでも畳6枚分はある。
それだけではない。
専用のバスルームも広々としている。
「クロゼットもバスルームも自由に使ってね」
アレハンドラは言い残し、去っていった。
私の荷物といったら、機内持ち込み可能な、小さなスーツケース1つ。立派なクロゼットと不釣り合いなこと極まりない。
野宿を覚悟した私が思いがけず快適なベッドとお部屋にありついてしまったのだから、
「旅の神様、今日もありがとう!」
話しかけずにはいられない。
アレハンドラとの出会いに感謝し、静かに眠りについた。
翌朝(皆と別れた時点ですでに明け方だったが)、目を覚ますと家の中に人の気配がなかった。
待てど暮らせど、誰かが「私の部屋」に近づく様子もない。
こうなると、答えは2つのうちの1つ
1)私が寝坊しすぎて、皆どこかへ出かけてしまった
2)皆まだ眠っている
どちらにしても、いつまでも厚意に甘えているわけにはいかない。
身支度を整え、通された廊下を玄関に向かって進んだ。
外には誰かがいるかもしれない。
ところが、たどり着いてしまったのは、大きなプール!
気が動転した。
お屋敷で迷子になってしまったのだ。
(実際は、玄関を入ってすぐのところにプールがあったというだけのことだったが、本気で迷子になってしまったと思った)
他人様の家を物色していると思われたらまずい。
私は一目散で部屋へ戻り、誰かが迎えに来てくれるのを気長に待つことにした。
こうなったら、くつろぐ以外何ができよう。
まぶしい日差し
鳥のさえずり
私はこの国をきっと好きになる、と予感した。
おしまい
最後までお付き合いいただきありがとうございました
この家族の歓待はまだまだ続きます。
番外編か別の機会にシェアさせてください

コロンブスの館@ドミニカ共和国サントドミンゴ

北キプロスのカルパス半島に生息する野生のロバたち。
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