ここは、北キプロス(正式名称は北キプロス・トルコ共和国だが、国際的には非承認)の東海岸に位置するファマグスタ。その歴史はアルシノエという小さな漁村だった紀元前300年頃まで遡る。
前回のお話はコチラ:
1) 何かが始ろうとしている?
2) 夕暮れ時にもう一度会えますか?『夕暮れ時にもう一度会えますか?』ここは、北キプロス(正式名称は北キプロス・トルコ共和国だが、国際的には非承認)の東海岸に位置するファマグスタ。その歴史はアルシノエという小さな漁村だった紀元前…ameblo.jp
今回のお話はこちらから
その日の午後だった。
私の携帯は「ピーン」という音を鳴らし、メッセージを受信した。
「Sachiko, Merhaba」
Merhabaは、「こんにちは」を意味するトルコ語である。
メラバーと発音する。
トルコ語はわからないが、この言葉はあちこちで耳にしたので、すぐに覚えた。
そして、もちろん、活用した。
「Sachiko, Merhaba」
スマホに表示されたそのメッセージの主が誰であるのかは、すぐにわかった。
イマームだ。
※イマームはイスラム教の指導者を指し、決して人の名前ではないが、このストーリーの中では“固有名詞(名前)”になりつつある
かつては教会だった、モスク。
記録によると、私はその3時間後に「Hello」と返している。
「Hello」と返したら、すぐに返事がきた。
何やら、わからないトルコ語だった。
「İyi akşamlar haftasonu gelsene bizim oraya..」
スマホの翻訳機能を使って調べると、「週末に私達の家に来てください」ということだった。
「私達の家?」
いったいどういうこと?🤔
ってか、どこ?🤔
私は、「素敵なご提案ですが、それはどこですか?」
と英語で返した。
・・・失礼にならないように。
「○○××」←モスクの名前
なんだ、そういうことか。
翻訳機はあてにならないなぁ。
家に招待されるのかと思ったわ
「O kadar güzelsin ki..melekler gibi」
またしても、トルコ語のメッセージだった。
ちょっとぉ、これからも、ずっとトルコ語?
ちょっと面倒くさいな
まあ、翻訳機能でなんとかなるが。
「あなたは天使のよう」と言っているようだ。
私は、イマームより20歳近く年上だと思うが、天使と思ってもらえるのなら、悪くはない
しかし、これは、とりあえず、スルーしておこう。
ヘンな方向に進むと面倒だ。
私からの返事がないからか、イマームが次の言葉を投げかけてきた。
「私は、かつてトルコ日本協会で働いていたことがあります」
そうきたか!
私が興味を持つだろうと思われる話題にしたいようだ。
私は、そのメッセージに親指を立てた「いいね!」マークをつけた。
言葉による返事は書かなかった。
(だって、長々と話が続いてしまいそうだもん)
「今度会ったときに、
そのときのことをお話ししますね」
イマームが言った。
「ところで、今週末はカルパス半島に行こうと思っています」
私は、メールの冒頭で、彼が「週末に来てほしい」と言っていることを思い出した。
「だから、お目にかかれるのは、今週中か週明けになると思います。この件については、また連絡します」
私はやりとりを締めくくった。
城壁に囲まれた旧市街には古い建造物がたくさん残っています
次回へつづく・・・
北キプロスのカルパス半島に生息する野生のロバたち。
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