ここは、北キプロス(正式名称は北キプロス・トルコ共和国だが、国際的には非承認国)、東海岸にある港町ファマグスタから北東へ10キロほどの所に位置する、古代都市サラミス。その歴史は古代ギリシャ時代まで遡る。
これまでのお話はこちら:
2) 古代円形劇場でした!
3) ゆるゆるの入場ゲート
4) いきなり度肝を抜かれた!
5) なぜ、頭がないのか?
6) 古代のお風呂
7) 古代のトイレ事情
8) まさかの使いまわし?
今回は、ここから
古代ギリシャでは、すでにレスリングや円盤投げ、競争など多彩なスポーツが行われていました。
現代のオリンピックに繋がる、古代オリンピック、オリュンピア大祭が開催されるようになったのは紀元前8世紀からで最盛期にはギリシャ世界の各地から選手が参加したと言われます。
キプロス島に存在した古代都市サラミスにも、ギムナジウムと呼ばれる運動施設跡が残っています。
ニョキニョキと伸びた石柱は入場する前から見え、ワクワクしましたが、実際に入ってみると、かなりの広さであることがわかり、このような施設を持っていた都市の広大さを感じずにはいられませんでした
そこには、スポーツを勤しむ青年たち、浴場で寛ぐ人々、道端の花を摘む少女たち、パンを焼く職人、それを買う人達・・・
古代に暮らした人達の姿すら見えるようでした。
足元を見てみましょう。
地面も美しいんですよ。
ところどころ、石に刻まれたギリシャ文字が見えます。
こちらは、よりはっきりと見えますね。
ギムナジウムの中心にはパライストラと呼ばれる中庭があり、ここでは広いスペースを必要としないスポーツの練習が行われていたようです。
格闘技などは、その一例のようです。
中心に黒い石柱があります!
近づいてみましょう!
古代ギリシャの時代は円形のプールだったという、この場所にはアウグストゥス(初代ローマ帝国皇帝;在位BC63-AD14)の統治時代に大きな皇帝像に建て替えられたそうです。
いつから黒い石柱が建っているのか、あるいはアウグストゥス像が建っていた場所として、その目印に建てられたものなのかは定かではありません。
後者のような気がするなぁ🤔
等間隔に建つ石柱はコロネードと呼ばれ、古代ギリシャ時代は石でできていたそうですが、4世紀の2回にわたる大地震の後(サラミスは、それ以前にも度重なる地震により度々倒壊しています)、コンスタンティヌスⅡ(ローマ帝国の共同皇帝;在位316~340)が大理石の柱に取り替えたそうです。
当時の世界では、大理石の「集会場」ができたということで名を馳せたのだとか。
ところで、4世紀に起きた2回にわたる大地震というのは、現地で聞いた私の記憶が正しければ、マグニチュード9、10規模でした
現代においてそのような規模の地震が都市で起きたら・・・・
くわばらくわばら・・・
では、では、また明日
Ciao!
今回の旅・北キプロス「リアルタイム日記」(2月17日~3月3日)をこちらにまとめました。1日1枚とさらりと日記という構成です
1) いきなり、ガーン!!
2) またしても、ガーン!!
3) 心臓が破裂するぅ~!
5) やっぱり、トルコじゃん!
10) バターは、乳搾りから!
11) やっっぱり好き!旧市街
13) これ、絶対に偽物だよね?
14) Back in Japan!! 成田-名古屋便がプロペラ機だった
北キプロスのカルパス半島に生息する野生のロバたち。
ニンジンをあげると喜ぶんです!
画像を軽くタッチ(クリック)して応援していただけたら、
とっても嬉しいです❤
応援ありがとうございます♥
いただいた1クリックは、「にほんブログ村」での1票となりました!!私の励みです
そして、本当に厚かましいお願いですが、こちらもポチってしていただけたら、とってもうれしいです
世界一周ランキングにも登録しました!!
今日も最後までおつきあいくださり
ありがとうございました
****英検に関するお知らせ****
BRIDGEでは、準会場として2023年第1回の英検を6月3日(土)に実施します。
申し込み受付は3月31日からです。
一般の方(BRIDGEに通っていない方)も受験できます!お申込みは、4月7日からとなります。
BRIDGE(名古屋金山)https://bridge-els.com/