ここはタイのカンチャナブリ。
バンコクから西へ130キロ、バスで3時間のところにある。
ここから、さらに80キロ西へ行くと、ミャンマーとの国境を有する町プーナムロンがあるが、2023年12月時点では国境を越えることはできなかった。
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両国の関係が正常化されるまでは、北方のチェンライのみがミャンマーへのゲートとなっているのだそうだ。
事前に調べればそのくらいのことはわかったと思う。
が、しかし、それでは旅が面白くならない。
「国境を越えられなかった。
さあ、次は何をしよう?」
と考えるのも、また楽しいものなのだ変態?
「そうだ! 泰緬鉄道に乗ろう!」
泰緬鉄道とは、太平洋戦争中にタイとミャンマーを結んでいた鉄道で、旧日本陸軍が建設した鉄道である。
「泰緬」の「泰」はタイを、「緬」はミャンマーを表していて、英語名称は”Thai-Burma Railway”だが、過酷な建設労働によって大量の死者を出したことから、「Death Railway(死の鉄道)」という名で知られている
さて、”Death Railway(死の鉄道)”はどんな景色を見せてくれるのか?
「乗ってみまーす!」
カンチャナブリ発、終点のナムトック行きは1日に3便。
始発が06時02分、次の便が10時30分。
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私は、06時02分発の列車に乗ってみることにした。
せっかくだから乗ってみようという軽いノリで「記念乗車」を試みた。
ところが、駅に着いてわかったことは…
1)この列車には外国人料金というものが設定されている
2)それは、どの方向へ何区間行っても、一律100バーツ(400円)
7分先にあるとなりの駅まで行っても100バーツ、終点のナムトックまで行っても100バーツ。
なんなら、反対方向のバンコクまで行っても100バーツ。
そんな仕組みになっていた。
泰緬鉄道は外国人旅行者がこぞって乗りたがる列車らしい。
「隣の駅で降りたら、損な感じがするわよねぇ」
(ここで、損とか得とか考えるのもヘンだが…)
ホテルのチェックアウトに間に合う範囲で帰って来ようと思うと、1区間しか行けないし、困ったなぁ。
「どちらまで行きますか?」
駅員が尋ねた。
06時02分発の列車で終点ナムトックまで行ってしまったら、17時半まで帰って来られなくなる
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ホテルのチェックアウトを予定していたが、間に合わなくなってしまう
私の計画はこうだった
泰緬鉄道に記念乗車して、次の駅で降りて、昼までにカンチャナブリに帰る。
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ホテルをチェックアウトしたら、バスでバンコクへ行く。
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バンコクに着いたら、その足で空港に向かい、チェンマイへ飛ぶ!
(ちょっと無謀?)
あぁ、飛行機のチケットなんて買うんじゃなかった
(そこ?)
だってね、よりによって前日の夜に買ったばかりだったのよ
「どちらまで行きますか?」
駅員が急かした。
「どこへ行っても100バーツなのだから、とりあえず終点にしておきます」
(実は、少し前には隣の駅で降りると言ったばかりだったのだが…)
「ナムトックまで行くのですね?」
「それは乗ってから決めます!」
「それでは困ります」
何故?🤔
「どこまで言っても100バーツなのに今決めなくちゃいけないのですか?」
「そうです」
「自由席なのに?」
「そうです」
ヘンなシステム
「ナムトックまで行きます」
とりあえず、終点にしておこっと。
途中下車しちゃえ!
「急いでください! 列車が出発します」
プラットホームに目をやると・・・
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列車が汽笛を鳴らし、わずかに動き始めたではないか!
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そんなのありぃ?
走り出した列車を追いかけた
待って~!
置いていかないで~!
♪はしれ~はしれ~コウタロウ~♪歌っている場合ではないんだけど…つい
https://static.blog-video.jp/?v=JwtojRqKhR0l05SIGf7zYQ0g
こんな映像が残っているなんて!我が取材班に感謝。
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駅員さんたちが、「まだ乗客がいる!」(←タイ語だったけど、たぶんこんな感じ)
と言ってくれたおかげで、走りだした列車が減速し、止まってくれたのだった。
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そして、列車は再び静かに加速していった。
https://static.blog-video.jp/?v=Xj6FIaaEwtKCbdVt2M6UTDTL
中は、壁も椅子もすべて木造です。
つづきは、次回ということで
今日はこれにて、Ciao!
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こんなのを作ってみました
「タイ語を学ぼう!」の第3弾です。
この中では、素の状態で話しています
よかったら、お付き合いください
再生するこっちはYouTubeへダイレクトに行きます!
「チャンネル登録してもいいよ~♪」という方、是非
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北キプロスのカルパス半島に生息する野生のロバたち。
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