2年前(2020年)の5月、私はこんな画像を「第9回ここどこ?クイズ」の問題として掲載しました。
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(難度:)←MAXは5つ)
一番多かったご回答はフランスのパリでした。
LANCOME ”PARIS”と書かれていますしね。
きっと、これはひっかけに違いない!と思いながらも、引っかかってくださった方が多かったのです。
答えは、1991年8月のロシア(当時は、ソビエト社会主義共和国連邦)のサンクトペテルブルク(当時は、レニングラード)のメインストリート、ネフスキー大通りでした
「ここどこ?クイズ」には、いつもヒントが隠されています
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この写真からわかることは・・・
人々の髪の色、肌の色が薄いです。
北の方の国の可能性が高いです!
自動車は、右側走行です。
写真に収まりきらないほどの列をなしてまで、女性たちはランコム(化粧品・香水)のお店に入ろうとしています。
走っている車は、旧式の四角い車です。
小さくてわかりづらいので、同じモデルの車の画像を見つけてきました!
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画像お借りしています:Wikipedia
製造しているのは、VAZ(現在はAvtoVAZ・アフトヴァースまたはLADA)
ロシア最大の自動車メーカーです。
☑ ピンクのマーカーで囲った車は、1970年に発表されたVAZ2101というモデルです。
☑ その後ろを走っている赤い車は、1972年に発表されたVAZ2103というモデルだと思われます。
この国では、人々は1台の車をとても長い期間乗っていたのです。
車の故障は日常茶飯事でした。
あちこちで、止まってしまった車を修理している人達を見かけました
「よく壊れるけど、誰でも直せる」
当時、この国の車はそんなふうに表現されていました
「1950年製の車だ」と誇らしげに見せてくれたおじちゃんもいました。
その時点で41年間走り続けていたことになります
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で、これらの車はもの凄い排気ガスを出していました。
車内に排気ガスが逆流しているタクシーなんてざらでした
どんな燃料を使っているのだろう?🤔
と不思議に思っていた頃、タクシーの運転手が給油所に寄りました
乗車中にガソリンスタンドにとまり、給油されるケースは他の国々でもある話ですが、この国においては給油もかなりの順番待ちとなるため、市内の短距離走行中に給油されるのは
迷惑甚だしい!
と怒りを覚えることもありました。
しかし、
初めて見た給油風景には、思わず興奮して見入ってしまったことも事実です。
なぜなら・・・
運転手たちはおもむろに、トランクを開けるのです
なぜトランクを開けるのか?不思議に思いました🤔🤔
なんと、
トランクの中にプロパンガスのボンベのようなものが搭載されていて、それに給油していたのです
ガスで走っているのか!?
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と思ってしまいました
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さて、
この頃のソビエト(ソ連)はペレストロイカが進み、資本主義の文化が徐々に入ってきていました。
とはいえ、百貨店は”十貨店”ほどの品物しかなく(建物は大きいのに、実際にモノを置いている面積がカウンター1つ分のみというところもありました)、何を買うにも列を成さなければなりませんでした。
フランスのランコム社が店をオープンしたとなると(この日がオープンだったわけではないと思いますが)、
「何時間、待ってでも口紅を買いたい!」
「半日以上並んでも、香水を買ってプレゼントしたい!」
と当時のロシアの人たちは思ったのです。
はい、その気持ちよーくわかります。
品質が全然違うんですもの
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ランコムはあまりにも列が長かったので、”ロシア人体験”をするためだけに並ぶのはやめましたが、私は列の短かったベネトンに並んでみました
買うつもりはなかったのだけど、ロシア人体験ね
ベネトンなら日本でも買えるし、第一ロシア人サイズは私には大きすぎます!(^^;
ベネトンは、係員が退店者数分だけ最前列にいる人から入店させる仕組みをとっていました。
30分ほどで無事に入店できました。
一般的なソビエト式のお店と違って、実際に商品を手に取ってみることができました
これは、当時のロシアにしては画期的なショッピングスタイルだったのです。
1991年ソ連旅、次回へつづく・・・
※本日の記事は、2020年5月に投稿した記事をリメイクしたものです。
※本日は、残念ですが、コメント欄を閉じています
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私は、「人が行かない国を一人旅する」のが好きですが、旧ソビエトへの旅が、その始まりだったかもしれません
情報が少ない(=何があるのかわからない)ほうが、楽しいのです。
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北キプロスのカルパス半島に生息する野生のロバたち。
ニンジンをあげると喜ぶんです!
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****英検に関するお知らせ****
2021年第3回の英検二次試験の結果が3月8日に発表されました。
英検協会のこのページ試験結果・各種証明 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会 でも確認できます。
証書が届いたら、改めてお知らせします!!
BRIDGE(名古屋金山)https://bridge-els.com/
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