オマーンを旅する中で出会った特に印象的な人物は、
☑ マスカットのタクシー運転手バダル、
☑ サラーラの富豪ザキーム、
☑ 政府の官僚ムスラーム
サラーラのタクシー運転手サイーフも、私がオマーンという国を知るのに一役買ってくれました。
特にストーリー性があるわけではないけれど、前号の続きとなるので、リンクを貼っておきます。
1) オマーンのタクシー
3) 乳香の土地博物館
7) もう友達じゃないか!
9) アラブの消えた民族アードとサムード、そしてラクダの足跡1
10) ラクダの足跡
11) 砂漠のアトランティス・ウバール
12)アルバリード遺跡『アルバリード遺跡(オマーン)』オマーンを旅する中で出会った特に印象的な人物は、☑ マスカットのタクシー運転手バダル、☑ サラーラの富豪ザキーム、☑ 政府の官僚ムスラームの3人だったけれど、…ameblo.jp
第13号:
このまま、いつの間にかサラーラ・シリーズは
終わって“いた“でもいいかと思ったが、
やっぱり最後まで書いておこう
サラーラ市街を走るタクシー
私は、その日、数軒の旅行代理店を訪ねていた。
私がマスカットに戻ってくると信じている、バダルには申し訳ないが、サラーラでの滞在を延ばし、ドバイへ飛行機で飛ぼうと考えたからだった。
サラーラとドバイ間には直行便が飛んでいる。
飛行時間は2時間。
ところが、どこも私の予想を超えて高かった。
片道80リアル(当時のレートで約25,000円)が相場のようだ。
産油国でも、飛行機は高いのね(^^;
ガソリン代が1リットル30円ちょっとだったことから、飛行機代もそう高くはないイメージになっていた。
少なくとも燃料サーチャージ相当分くらいは安いよね?みたいな(^^;
オマーン・エア これまでに、日本には乗り入れていない航空会社、超マイナーな航空会社の飛行機に乗ってきたが、それも楽しみの1つ
「もう少し安くして!」
私は、得意の?値段交渉を始めた
しかし、飛行機代はもとが言い値ではないので、値段は大して下がらない
一番安い値段を提示してくれた代理店でも、76リアル(約23,000円)だった。
よせば良いのに、私の好奇心が「なぜ高いのか?」知りたがっていた。
「なぜ、そんなに高いのですか?」
「国際線の航空チケットには税金がかかるのです」
「そうなんですか!」
「76リアルのうち、15リアルは税金です。だから、これ以上は安くできません」
「そういうことね。すっきりしたわ。産油国だから、オイルは安いはずでしょ。なぜ、そんなに高いのかって思っただけよ。ありがとう!」
「ちなみに、マスカットまでだったら、いくらなんですか?」
「40リアルですが、36リアル(約11000円)にしてあげましょう」
私がまた値切ってくると思ったに違いない
最初から定価と割引後の値段を知らせてくれた。
「ありがとう。どっちが良いのか一晩考えて、明日買いに来ます!」
と言って、私は店を出た。
サラーラに来た時は、バスで16時間かかった。
本来10時間のはずの距離だが、出稼ぎ労働者向けバスだったためか、途中で乗降できるポイントが多かったのだろう。サラーラ近辺で渋滞に見舞われたのも原因の1つだった。
道中の雰囲気に近い画像をお借りしてきました
私は日程に余裕があるのなら、往路か復路のいずれかを陸路で移動したいと考えている。
バスや電車の窓から見える、その国の景色を楽しんだり、休憩所で売られている、その地域独自の特産品や軽食んだりしたいためだ。
旅行代理店のアジス(どうでもよい話だが、本名Ajith Kumarでインドの俳優と同姓同名らしい)には、ドバイに行くかマスカットに行くか一晩考えると言ったが、私の心は決まっていた。
Ajith Kumar/ Travel Counsellor と書いてあるでしょ?
左下の数字が、値切り交渉の末、提示された金額(^_-)-☆
空路でマスカットに飛び、ドバイへバスで移動しよう!
ドバイまでは、バスで6時間の距離だった。
これなら、バダルにも挨拶程度に会うことができる。
彼のことだから、マスカットの空港まで迎えに来ると言い出しかねないが、それは考えようによっては好都合だ。
空港からドバイ行きのバスターミナルまで送ってもらったら良いではないか! ←都合が良すぎないか?
(私がマスカットに“帰ってくる”と思っているバダルにとっては、わずか数時間しかいないとは思ってもみない展開となるが…)
そんなことを考えながら、サイーフと食事に出かけた。
「今日は何をしていたの?」
と尋ねるサイーフに、私はこのことを話した。
もはや、タクシーの運転手と乗客でなく、タクシー仕様の車に乗った陸軍に勤める国家公務員と数日間サラーラで過ごす旅人という関係になっていた。
そして、“友達走行”が続いたまま、ご馳走にもありついていた。
イメージに近い画像をお借りしてきました
「ちょっと、待って!
1月1日にマスカットに行くの?」
「そのつもりだけど?」
「12月31日の夕方出発するのは、どう?」
「どうって?」
「その日の仕事を終えたら、ニズワ(の家族のもと)へ移動する。マスカットで降ろしてあげられるけど?」
次回へ続く・・・
北キプロスのカルパス半島に生息する野生のロバたち。
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BRIDGEでは、2021年度第2回英検を10月9日に実施しました。
10月25日より結果を閲覧できます。もしくは、結果が届くまでお待ちください。
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