私がオマーンを旅した、2007年。
当時は観光客を受け入れる体制が全くできていない環境だったといっても語弊がありませんでした。
現在とは、いろいろ違う部分があると思いますが、2007年当時のまま綴ります!
『アラブ純情物語』(首都マスカットより)に続く、サラーラ編は、首都マスカットから1050km離れた、オマーン南部の都市でのエピソードです。
100%実話ですが、物語風に綴っています
これまでのストーリーはこちらです
オマーン・サラーラ編
序章: サラーラにやって来たワケ
1) ラクダ肉売りの親切
2) 掟破りが現れた!
4) 妻は3人、子は16人!『妻は3人、子は16人 (オマーン・サラーラ)&Quizの時間です!』私がオマーンを旅した、2007年。当時は観光客を受け入れる体制が全くできていない環境だったといっても語弊がありませんでした。現在とは、いろいろ違う部分があると…ameblo.jp
第6話:
第4夫人として迎えたい!
わかりやすくするためのタイトルです。実際の言葉は、本文中に出てきます
※先日のクイズの2番の答え合わせを兼ねています!
サラーラ市内のモスク:
オマーンのモスクは他のイスラム諸国のモスクより洗練されているように思う
礼拝から戻ってきた、ムスラームが再び元の席に着いた。
そして、私に言った。
「結婚する気、ありますか?」
はぁ?
この質問の意図は、一体何なの?
突然のパーソナル・クエスチョンに、私は面食らっていた。
いつもの、お決まりの「お断りの台詞」を言えばよいか?
ムスリム既婚男性向きの、お断りの台詞を決めているの。「第一夫人、かつ唯一の夫人にしてくれるならね」(^_-)-☆
まてよ、
まだ「結婚してください」と言われたわけではないか・・・
「なぜ、そんなことを聞くのですか?」
とりあえず、ムスラームに聞いてみた。
「ザキームが結婚したいと言っています」
は?
ザキームが??
私は、ザキームの顔を見た。
ニコニコと満面の笑みを浮かべていた。
(ところで、ザキームおじちゃんは、とても良い笑顔をします!)
ややこしい話になることを予想してか、最初から通訳を頼んだようだった。
ザキームとは、ムスラームが礼拝に行っている間に彼の息子や孫息子たちの写真を見て話したくらいで、それ以外の話などしていない。
皆でテーブルを囲っていたときに、トヨタ車の話などで盛り上がったりはしたが・・・。
ムスリムの男性は、すぐに「結婚しよう」と言い出すが、“通訳”を介しての「結婚したい」は初めてだった
ザキームは、簡単なことであれば英語で話せる。
ムスラームの前では話したくないのかもしれないが、私は、あえて、ザキームに聞いてみた。
「私と?」
“I want to marry you.”
ザキームは、一語一語ゆっくり言った。
英語だった。
マジですか!
これは、おふざけではなさそうだ
「・・・どうして、私なのですか?」
「〇〇▲××◇♡▲×◎△□×……(アラビア語)」
(以下ムスラームによる通訳)
「もともと4人目の妻は外国人が良いと思っていた。
20代の若い外国人女性が理想だね。
最後の結婚になるから、今までと違うことをしたい」
サラーラ郊外で見かけた、野生のラクダたち。偶然にも4頭(゚д゚)!
オマーンでは、イスラム教の教えに則り、妻を4人まで持てる。
国際結婚を禁じているオマーンだが、45歳以上のザキーム(65歳)は例外となる。
45歳以上のオマーン人は
オマーン人配偶者がその勤めを果たさない等の場合、
外国人と結婚してもよい
ということになっている。
実情はさておき、ザキームの場合は、「3人の妻が勤めを果たさない」ことにしておけば、外国人である私と結婚できることになる。
ムスラームの話では、「ザキームは大金持ち」だそうだ。
となると、3人の妻たちは、4人目を迎えることに、恐らく反対はしないだろう。
3人の妻に合計16人の子供を産ませた、ザキーム。
4人目となる、20代の外国人妻に、さらに何人か産ませるつもりか?
プルルプルル~
ザキームの携帯が鳴った。
(神様、ありがとう!)
ザキームが席を立ち電話に出た隙に、私はムスラームに言った。
「あの、私、そんなに若くないです」
「30歳?」
「あ、いえ、もっと上です」
「31歳?」
「いや、もっと」
「32歳!」
「もっと」
「33歳?」
「・・・あなたと同じ歳です」
言いたくなかったけど
だいたい、なぜこんなところで、自分の歳を明かさねばならないんだ?
「それは、本当ですか?」
ムスラームは、驚きをかくせないでいた。
日本人は、若く見えるのよ~。
「さっき○○歳っておっしゃっていましたよね?」
「19××年生まれです」
「・・・私も、19××年生まれです」
「まさか!」
「本当です。断るためではありません」
・・・・・・。
(2人の大沈黙)
どうでも良いが、なんと!国道沿いを歩いていたラクダも4頭だ(゚д゚)
次回へつづく・・・・
ということで、
2番の問題の答えは「ザキームが結婚の意志(第4夫人に迎えたい)←ヒントどおり、めちゃイスラムらしいでしょ~(^_-)-☆という意志を示したため、ひいた」でした。
オマーン・ルールNo.1:男性の側にいる女性に手を出してはならぬ!を侵すと大変なことになります
ムスラームが礼拝に行っている間に、状況が一転したようです
正解者様を発表します!
見事に当てられた方々がいるのです!すごいですよね!
おめでとうございます\(^o^)/
お見事でした\(^o^)/
オマーンの旅、なかなか手強い旅でした
外に出るときは、頭にスカーフを巻き、くるぶしまで隠れるスカートを穿いていました。
毎日同じ格好・・・
お手間でなかったら(ちょっとお手間でも?)
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オマーン人女性は、顔もすべて覆う(お化けのQ太郎のように)ので、ニセモノもいいとこ
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