昨日に引き続き、ベトナムのフエからです

紫禁城に倣って造られた、ここ阮朝王宮は、紫禁城のミニチュア版と言えど、広いのです。
すべてをちゃんと見ようとしたら、1日では足りません
まして、皇族の衣装(もどき)をレンタルしてこんな撮影ごっこを行ったり、劇場に立ち寄っていたらなおのことです。
ここ、阮朝王宮内には閲是堂という劇場があります
少なくとも当時のガイドブックには一切の記述などなく、
「ここで何が始ろうとしているのだろう?」
フエ行きの列車で意気投合し、なぜかしら同じホテルに泊まることになった、オーストラリア人カップル、ギードとジンミンと3人で王宮見学をする中、首を傾げました。
どこからともなく雅楽のような音楽が流れています。
聞くと、あと15分だったかくらいで開演すると言います。
(1日に2度上演されます)
「で、何が見られるの??」
よくわからないけれど、観客3名でも演じてくれると言うので・・・
チケットを買いました。
「誰も見にこないないなんて、よっぽどつまらないのかも?」
などと、ちゃかしながらも、宮廷舞踊を鑑賞することにしました

し・か・し・・・!
期待を見事に裏切ってくれました!!
観客3名というのに、手を抜くことなく雅楽について説明してくれ・・・

しっかり、演奏もしてくれました

(実際は、雅楽のみの演奏は後半です)
何がすごいかって、
雅楽団をバックに、宮廷舞踊を舞ってくれるのです。
しかも、何種類もの・・・

寸劇のような物語式のものもあれば

美しいお姉さんたちが、扇子をひらひらさせ舞う舞踊あり、

チームワークが素晴らしい
組体操、もとい、舞踊あり
お花のランプを両手に”持ったまま”、花が開くようにパッと人間ピラミッドを形成したり・・・

はい。せっかくなので最前列で鑑賞しました
だって、誰もいないんですもの

最後には、たった3名の観客のために、
ご丁寧にご挨拶までしてくださり・・・
感激しました
チケット売りの熱意に負け、
騙されたと思って、買ったチケットでしたが、
これを観ずして帰るなんて勿体ない話でした。
こんなに素晴らしいものをたったの3名で鑑賞できるなんて、
もしかして、もしかすると、
私たち3人は、何世紀か前に、この王宮のどこかで
こんな格好して舞踊鑑賞を楽しんでいたのか・・・???
(”ノリ”のごっこでなく、本物の後続だったって言いたいのかい?( ´艸`))

な~んてね!(^_-)-☆
ベトナムの雅楽は、ニャーニャックと呼ばれ、日本の雅楽もそうですが、ルーツは中国にあります
ニャーニャックと言う発音からも、かつてのベトナム(フランスの支配により、アルファベットを導入する以前)では「雅楽」と書いていたのでしょう
あとで知ったのですが、ベトナムの雅楽は無形文化遺産として2003年にユネスコに登録されているようです。
ちなみに、日本の雅楽がユネスコの無形文化遺産に登録されたのは、2007年です
ベトナムの雅楽のほうが先に登録されているのですね
ベトナムの雅楽ってどんなだろう
宮廷舞踊って
と気になる方は、ここ閲是堂で見られる舞踊を3分12秒という超コンパクトにまとめたビデオをYouTubeで見つけましたので、見てみてくださいね

北キプロスのカルパス半島に生息する野生のロバたち。
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