オワハカオナ族の人たちが、ちょっとシャイなのはわかりました。
挨拶をすると笑顔で挨拶してくれますが、言葉は少なめです。
ヒンバ族の集落を訪ねた時のような”ウェルカム感”がありません・・・。
物静かな人たちがひっそりと暮らしているのだろうか。
規模としては、そこそこ大きい集落です。
なにかしっくりきません。
それもそのはず・・・
私が尋ねた日は・・・
お葬式の最中だったのです。。。
お葬式は何日間かにわけて行うそうで、前日に1番大切な”火葬の儀”を行ったばかりというタイミングでした。

この静けさは、悲しみによる静けさだったのですね。
亡くなったのは、通訳さんの話では、50歳くらいの男性ということでした。
手前左の女性を見てみてください。
すべてのアクセサリーを外し、腰には黒一色の布を巻いています。
オワハカオナ族の喪中スタイルです。
オワハカオナ族は、両親、自分の子供、祖父を亡くすとこの格好で1年間過ごすそうです。
(書いている今頃になって思ったのですが、夫が亡くなった場合については未確認です)
自分が属する集落の長だった伯父の場合も同様だそうです。
一夫多妻制で兄弟の数も多いので、伯父や叔父はたくさんいます。
1年間喪に服すのは、集落の長だった伯父が亡くなった場合のみだそうです。
ある女性が私に尋ねました。
「なぜ、あなたは全身を黒でまとっているのですか?」
実は、この質問は、おしゃれに関心の高いヒンバ族の集落では何度か受けました。
そのときに、「荷物を減らすために同じ色で揃えている、黒は汚れが目立たないから」と答えたため、通訳さんが気をきかせて、同じように答えてくれちゃってました。
え!?
事実はそうですが、
この場合は、「私の気持ちです。お悔やみ申し上げます・・・」
くらいに変換してよ~
ですよねダメ?
次からお願いね
と頼んでおきました。ちゃっかり
喪が明けるのは1年後だそうです。
1年後にお墓を建て納骨すると、再びアクセサリー類を身にまとい、カラフルな布を腰に巻きます。
こんな理由から、オワハカオナ族は、普段は黒色を身にまとわず、まとったとしても、必ず色を足すのだそうです。
なるほど。
黒色は忌み嫌われているのですね。
アクセサリーもつけず、上も下も靴もバッグも帽子も黒色だった私の格好を見て不思議に思ったのは無理ありませんね。
ちなみに、日本にいるときの私は黒をほとんど着ません。
・・・疲れるのです。
黒って、それだけ強い色なんだと思います。
・・・というわけで、昨日のこちらのカラフルな布

これは遠方から集まった親族が、持ち寄った布団でした~。
お葬式期間の間、ここで寝泊まりします。
1人用のミニ・テントを張っている人たちもいましたよ
明日は、喪中の男性がすることについてシェアさせてください。

北キプロスのカルパス半島に生息する野生のロバたち。
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