20世紀最後の天体ショー
太陽活動が活発になる、といわれた2000年年末
今を逃す手はない!とオーロラ観測にカナダへGO
さて、無事にオーロラを観ることができたのでしょうか
「極北の光①」のつづきです
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そして、夜。
待ちに待った夜。
湖に張られたテントでその感動の瞬間を待った。
頭上に広がる漆黒の世界
こぼれ落ちんばかりのダイヤモンド
数千、数万光年彼方の夢を宿している
手を伸ばしたら、きっと届くに違いないオリオン座
日本で見るそれとは高さがまるで違う
ああ、私は極北へ来た
(当時の旅日記より)
気温がどんどん下がる。
-20℃、-30℃、-38℃
息はその場で凍る。
白い絹の帯が現れた。
そして、それは緑の帯へと変化(へんげ)する。
さらに赤みを増した頃、頭上で弾けた。
オーロラだ
何を隠そう、私は晴れ女(「霧の摩周湖」を訪れたときですら快晴だった)。
だから、絶対にオーロラと巡り合えると信じて疑わなかったが、毎晩見られた(しかも、カーテン状、帯状、森林のような形のものなど毎晩姿を変えてくれた)のは本当に幸運だったと思う
最後の晩のオーロラは、西の空で、東の空で、北で南で(要するに四方八方大パノラマ展開、視界360度すべてオーロラ)、気ままに姿を変えた。
どの方角を向いても神々しい光があった。
――人を包むような優しさと
人の汚れを洗浄するような厳しさを
同時に持って――
さあ、次の願いは何にしよう。
アフリカのサバンナ、北極圏に浮かぶ流氷、
チベットのポタラ宮殿、
西アフリカのマーケットでカラフルな民族衣装に身を包む女性たち…。
願いは尽きない。
完
(執筆:2003年)
最後までお付き合いいただきありがとうございました
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北キプロスのカルパス半島に生息する野生のロバたち。
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