ここは、北キプロス(正式名称は北キプロス・トルコ共和国だが、国際的には非承認)の東海岸に位置するファマグスタ。その歴史はアルシノエという小さな漁村だった紀元前300年頃まで遡る。
前回のお話はコチラ:
1) 何かが始ろうとしている?
3) あなたは天使のよう…『あなたは天使のよう…』ここは、北キプロス(正式名称は北キプロス・トルコ共和国だが、国際的には非承認)の東海岸に位置するファマグスタ。その歴史はアルシノエという小さな漁村だった紀元前…ameblo.jp
今回のお話はこちらから
イマームは来る日も来る日もこまめにメールを送ってきた。
「今日は何をしているの?」
という挨拶の類のものもあれば、
「今日も揺れたね」
という日々起こっている話題のこともあった。
トルコ大地震があった後だったので、「今日も揺れたね」は人々の間で挨拶のようになっていた。
北キプロスに到着したその日(だったか、次の日)には、「遠征でトルコに出かけた高校生チームの全員が現地で亡くなった」というニュースも人づてに聞いた。
地震の話題でもちきりの頃だった。
そんな頃だったからか、他国の地震にも特別に敏感で、北海道で地震があったときには、
「日本でマグニチュード6.1の地震があったそうだよ。知っている?」
と尋ねてきたこともあった。
まめにメールを送られれば送られるほど、「よし、教会(現在はモスクだってば!)へ行ってみるか!」という気になった。
旧市街には毎日出かけても飽きないほどに新しい発見があったし、往復の道のりも良い運動になると考えていた。
実際のところ、イマームと出会っていなかったら、時間帯を変えてすぐに再訪していただろう。
とても良い場所だったのだ。
「そろそろイマームに連絡しよう」
ある日の午後、私は散歩を兼ねて、旧市街へ出かけてみようと思った。
新市街にばかりいると、旧市街に行きたくなるのだ。
今日だったら、イマームの言う「夕暮れ時」に、ちょうど旧市街にいることになりそうだ。
「今日もモスクにいますか?」
「これから旧市街に行くので、夕暮れ時に寄れると思います」
私はイマームにメールした。
「6時頃までいます。会えますか?」
即答だった。
「5時半から6時の間に着くように行きますね」
「待っています!」
ところが、約束の5時半頃、
私は現地で知り合った女性と旧市街の門の近くでおしゃべりにふけっていた。
どこにでもいるね猫たち。この国では、猫も犬も大切にされている @旧市街のカフェにて
「今どこにいますか?」
イマームからメールが入った。
しまった!
私は、おしゃべりに夢中になりすぎて、時間を忘れていた。
「遅くても、6時には着けます」
とだけ答え、私は急いで教会(だから、モスクだっちゅーの)へ向かった。
夕暮れ時の誰もいない教会(=モスク)
日没後は照明で照らされた。
昼間の雰囲気とはまるで違っていた。
日中は陽が射すので明るい
次回へつづく・・・
さて、私には誰もいないモスクでやってみたいことがありました。
それは何だと思いますか?
皆様は、誰もいないモスクでやってみたいことはありますか?
(普通、そんなことは考えないか・・・)
長くなってしまったので、続きは次号にしたいと思います。
北キプロスのカルパス半島に生息する野生のロバたち。
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