いくら好奇心が旺盛でミステリー・ツアーという言葉にもワクワクしてしまう皆様でも、行先がハイチなどという聞きなれないところとなったら、多少の前知識がほしいところですよね?
ハイチの海岸
実は、私も前知識ナシで出かけてしまったのです(^^;
おかげで、いろんな経験を積みました(^^;
いつもの旅と同じように、「現地に着いたらどうにかなる!」と考えていたのですから、仕方ありません。
まあ、どうにはなりましたけれど・・・(^^;
「あのー。ミステリーツアー参加者代表として尋ねたいのですが、そもそもハイチってどこにあるのですか?
正確な位置をおしえてください」
ハイチはカリブ海に浮かぶ島、イスパニョーラ島にあります。
イスパニョーラ島の東側3分2はドミニカ共和国です。
残りの3分の1を占めているのが、ハイチです。
ZenTech様よりお借りしてきました
「カリブ海にあって、アメリカ大陸ではアメリカに次ぐ独立国、史上初の黒人共和国と聞くと、自由で、海がきれいな楽園のように聞こえます。
しかし、タヒチのような楽園ではない・・・と。
何がどう違うのですか?」
確かに、海は美しいし、きれいな海岸もたくさんあります。
しかし、フランスからの独立が後の経済に大きく影響してしまったと思うのです。
ハイチは西半球で経済的に最も貧しい国と言われています。
あくまでも、経済的に・・・(と強調) 人々はとても力強く暮らしています。
「西半球の最貧国に行くのですか?」
あ、まぁ、そういうことです
でも、植民地だった頃は、「カリブ海の真珠」と呼ばれるほどに豊かだったのですよ。
・・・・「植民地」として豊かだったということですけれどね
「フランスから独立したのがそんなにまずかったのですか」
私は歴史家ではないので詳しいことは説明できないけれど
超簡単に説明すると・・・
イスパニョーラ島は1492年にコロンブスが最初に「発見」した「新大陸」です。
イスパニョーラ島にもともと住んでいた原住民は、発見され(てしまっ)てから、絶滅の一途をたどります
絶滅させられたんでしょう?
働き手がいないと困るスペインは、西アフリカから奴隷を連れてきて、主に東側(現在のドミニカ共和国)で経済活動を行いました
そこにじわじわと入り込んできたのがフランスです
フランスは、1697年にエスパニョーラ島の西側3分の1をフランス領とします
そして、サトウキビやコーヒーの栽培を行い、大儲け
と・こ・ろ・が・・・
ときはフランス革命真っ只中、奴隷制度の廃止が宣言されると・・・
「俺たちも解放してくれ!」
ハイチの人々は解放を目指して立ち上がり、過酷な支配と抑圧のもと12年にも及ぶ運動を起こしました。
誇り高い人達です。
そして・・・12年後の1804年、ついに独立を勝ち取りました。 ヤッター\(^o^)/
しかし、この背景には、
涙なくしては語れないことがあったのです。
フランスに莫大な賠償金を要求されたのです。
独立に賠償金??戦争でもないのに?
フランスとしては、「カリブ海の真珠」と呼んで、富を貢がせていた領地がなくなるわけですから、無理難題を押し付けたいわけです・・・
それでも、勝ち得たかった独立!
そりゃそーだ!いつまでも奴隷で良いわけがない!
この賠償金の支払いが後の国の発展を妨げ、苦難をもたらすことになってしまったのです。
「ちなみに、賠償金っていくらくらいだったのですか?」
1億5000万フラン(10年分の貿易純利益に相当する額)で、これを「5年間で支払え!」というものです
ついでに、ハイチの港をすべての国に開放し、フランスからの船舶や商品の関税は他国の半額にしろ!という要求がありました
「その額をどうやって支払ったのですか?」
そう、そこが問題なんですよ!
結局、そんな額、支払えるわけがないから、フランスやアメリカから借金をして、58年かけて支払ったのです
まあ、フランスも「しゃーないなぁ」って6000万フラン減額したんですけれどね。
「まだいっぱい質問があるんですけれど・・・」
どんな質問でもウェルカム!
「ハイチでは何を見られるのですか?」
それは、着いてからのお楽しみと言いたいところだけれど・・・
まずは、私の体験談でよいかしら?
ハイチ北部の都市、カパイシャン
次回へつづく・・・
どんな旅になることやら・・・
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