サラーラ編はどこから始めましょうか
首都マスカットでは、バダルという青年に出会いました。→『アラブ純情物語』
オマーン南部の都市サラーラではどんな出会いが待っていたのでしょう?
はじまり、はじまりぃ~\(^o^)
朝のピークを過ぎたサラーラの市場は静かだった。
働く人たちもどこか気だるそうで、怠けているようにすら見えた。
(実際に怠けていたのでしょうけれど(^^;)
『アラブ純情物語』でも書いたが、オマーンの女性はめったに外出しない。
市場に買い物にくるのは男性ばかりだ
買物にくるのが男性なら、物売りも男性と決まっていた。
物売りは皆、外国人労働者たちだった。
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売られていた野菜は日本のものと大して変わらなかった。
輸入商品が大半と思われる。
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そんなところへ見学に行ったものだから、外国人とはいえ、女性の私は相当目立っていたようだ。
私はそんなことには気づかず、特にこの地方特有のあるものをまじまじと見ていた。
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赤身が非常に濃い。
幼い子供の頃隣家が精肉所(兼肉屋)を営んでいたため、時々シャッターが上がっていると、こういうのが見えたことを思い出す・・・。南無阿弥陀仏
ラクダ肉である。
サラーラに来てから、あちこちでラクダを見ていた。
砂漠でラクダ肉の串焼きを食べているところへラクダがやって来てぎょっとしたこともあった。
(関連記事:ラクダ肉を食べていたら、ラクダがやって来た)
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ラクダ肉売りが私に尋ねた。
「どこから来たんだい?」
「日本です」
「ほう、そうかい」
年配のラクダ肉売り(といっても、実は私の同年くらいだったかも?オマーン人は私たちよりずっと年上に見える)は、目を細めてそう言った。
それだけだった。
しかし、驚いたのは、その場を去ってからのことだった。
しばらく、市場を歩いていると、パキスタン人男性が話しかけてきた。
日本語で!
私は、マスカットでもサラーラに来てからも、その時点で何人もの痴漢に遭っていた。
その大半は、インド系の外国人労働者だった。
パキスタン人もインド人も系統としては似ている!
またヘンなヤツが近づいてきた・・・
話しかけられても、適当にはぐらかして、無視し続けた。
しかし、一生懸命会話の糸口を見つけようとする真摯な姿が痴漢ではない気がしてきた🤔
彼は、日本語の練習をしたいのか?
その相手をするのは、暑い中面倒だが、痴漢よりはずっとマシだ。
サラーラの日中の気温は、連日33~35度くらいだった。
さて、私は、店じまいが進む市場の一角でヤシの実が売られているのを見つけた。
よし、ココナツジュースを買おう!
ヤシの実を1つ、ジュースとして買いたいことを伝えた。
ヤシノ実売りは手際よく、皮を剥ぎココナツの実にストローを差してくれた。
喉がとても乾いていた。
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すると、そのパキスタン人男性がささっと代金を支払ってくれた。
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え!?
仕方ない。暇つぶしに彼と少し話でもするか。
痴漢ではないようだし。
ジュースを買ってもらっっちゃったからには、無視できない私(^^;
彼の名前は、マリク。
3ヶ月半前に日本からオマーンに引っ越してきたという。
7年住んだ日本では、溶接の仕事をしていたのだそうだ。
彼は今、ラクダ肉をさばく毎日だと言う。
ラクダ肉売りは彼のボスで、私が日本から来たと知って、マリクをよこしたのだそうだ。
「市場を案内してやれ!とボスに呼び出されて来たけど、迷惑そうだったから、どうしようかと思っていた」
と言った。
流暢な日本語だった。
それならそうと、最初に言ってくれれば、無視し続けることなどなかったのに・・・
ココナツジュースを買ってくれなくても、私は応じたさ!
ってか、肉売りのおじさん、さりげなく親切なのね~。
私はマリクの案内で市場を一通り見学させてもらった。
そして、乳香を1袋買った。
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このときに買った乳香は、これではなくもっと安い乳香
乳香の良し悪しを見る方法など全く知らず、安く買えた~と喜んでいた。
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オマーンの旅、なかなか手強い旅でした
外に出るときは、頭にスカーフを巻き、くるぶしまで隠れるスカートを穿いていました。
毎日同じ格好・・・
お手間でなかったら(ちょっとお手間でも?)
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オマーン人女性は、顔もすべて覆う(お化けのQ太郎のように)ので、ニセモノもいいとこ
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