ここは、バリ島。
1人気ままに過ごしていたが、あるときから急に登場人物が増え出し、いつのまにか旅先で出会ったばかりの4人でブラタン湖へ行くことになりました。
ところが、着いたところはキンタマーニ(バトゥール湖の畔)!
登場人物の1人が勝手に目的地を変えてしまったのです。
経費を支払い、ブラタン湖まで送ってもらう約束をしましたが、約束は破棄されバトゥール山の麓のどこかで置き去りにされてしまいました
登場人物:
ファビオ:イタリア人男性。母国ではミュージシャン
マリアンヌ:ベトナム系フランス人。職業は国際線CA。4歳の息子がいるシングルマザー
ヨーヨー:マリアンヌのお気に入りの現地青年
前回のお話はこちらです
(7) 「バトゥール湖もブラタン湖も同じ!」と言うマリアンヌ
(9) ここで、降りて!『ここで、降りて!(Discoveryバリ島9)』ここは、バリ島。1人気ままに過ごしていたが、あるときから急に登場人物が増え出し、いつのまにか旅先で出会ったばかりの4人でブラタン湖へ行くことになりました。とこ…ameblo.jp
第10話 これは、冒険だ!
さっきまで4人を乗せていた4WDは、どんどん姿を小さくしていき、私とファビオはそれぞれの荷物と共に道端に残された。
辺り一帯には建物や目印となるものが何もなかった。
「とりあえず、車が通るのを待とう!」
ファビオが言った。
まずは、近くの村か町に出ることにした。
この際方向はどちらでも良い。
ブラタン湖方面に行くには、北回り、南回り、山道を通り抜けるコースの3通りの行き方があった。
山道を通り抜けるコースは、今はどうかわからないが、当時は未舗装の細い道だったため、ガイドブックや現地で入手した観光地図等にはその記載がなかった。
紫色の点線(3番)で示したのが、山道コース
近くの村に出たら、そこでドライバーを雇うのがよいのか、あるいは乗り合いバスがあるのか、その先のことは町に出てから考えることにした。
しかし、肝心な車が通らない
私は、1人でバリ島を回っていたときに、カナダ人女性クリスタルが何もない田園風景の中置き去りにされているところに遭遇した(第一話マリアンヌという名の女)
明らかに外国人旅行者と思われる女性が困っている様子だったので、話を聞き、私の車(タクシー)に乗せ、ウブドに帰った。
その彼女が引き合わせてくれたのがファビオだった。
(そして、ファビオが引き寄せたのが、マリアンヌ)
あのときのクリスタルと今の自分の姿が重なった。
私はファビオと一緒だが、クリスタルはたった1人だった。
さぞ不安だっただろうと改めて思うと同時に、
きっと、すぐにだれかが助けてくれることを予感した。
神様、お願い!
写真は、バリ・ヒンドゥー教の総本山ブサキ寺院を参拝したときのもの。
ガイドにブサキ寺院及び、バリ・ヒンドゥー教についておしえてもらい、僧侶に正式な参拝をさせていただくお願いをした。
おでこに貼られているものは、そのときにつけられたもので、耳の花も同様。
…異教徒は気軽にそういうことをするものでない、とコメントいただいたことがあるが、私は先方が迎え入れてくれる限り良いと思っており、神様には参拝の感謝を伝え、その土地の繁栄を祈っている。
ブサキ寺院
※私はかねてから、「私の旅には旅の神様が同行してくれる」と言い放っていますが、
このときはまだ”新米の神様”でした
この旅を機に”中級ランクの神様”にバトンが渡され、その後そのバトンは”上級旅の神”へと渡されたのです。←真面目( ´艸`)
まあ、神様が腕をあげたとも解釈できるけど
きっと、誰かが助けてくれる!
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そうは思っても、とにかく暑い!
じりじりと日に焼けていくのを肌が感じていた
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最初に私たちを助けてくれた車は、ピックアップトラックだった。
荷物と共に荷台に乗せてもらった。
こういう感じの。画像はイメージとしてネット界から借りてきました
車の行先と私たちの行先が異なる地点で降ろしてもらうことを繰り返した。つまりは、ヒッチハイク。1人でなくてよかったぁ~
いろんなタイプの乗り物を乗り継ぎ、ブドゥグルを目指した。
乗り合いバス、ベモ(bemo)がある区間ではベモを利用した。
ベモ:満席になったら、発車する
イメージに近いものを、ネット界から拝借しています
「ブラタン湖に行くなら、この道から行けるよ。ベモも運行している」
と聞き、距離的にも最短に見えたため、ファビオと私は山道コースの入り口で降ろしてもらった。
舗装されていない山道だったことは計算違いだったが、ベモを乗り継いだ。
私は外国人女性だからなのか、いつも運転手の隣の席に座らせてもらえた。
これは、バリ島のベモではないが、山道ではこのような三輪の小型ベモが村人の足となっていた。画像はネット界から拝借しました。
ベモは乗客が集まると出発する仕組みのため、見た目の距離よりも時間がかかった。
ヒッチハイク+ベモで移動した(と思われる)道のり
ファビオは、
「これは、冒険だ!楽しいよ」
と私に言った。
当時の私はそんなに簡単に気持ちを切り替えられず、マリアンヌに対する怒りと「日が暮れるまでにブラタン湖に着けるのか?」という心配で胸がいっぱいだった。
次回へつづく・・・
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