英語記事を2日挟みましたが、再びベトナムです。
今日は私がベトナムへ行くきっかけとなった場所をご紹介したいと思います。
15年前の夏に出版された「世界秘境地図」というムック本を読んで、
「ベトナムにこんなところがあったんだ!行ってみよう」
とその年の冬(2014年12月)に早速出かけてみたのです![]()
今も昔も秘境狙いなんです
それ、どこ?って言われるのが快感だったりして?(^^;
これからご紹介する場所は、15年たった今はもう秘境ではなくなってしまったかもしれませんが(^^ゞ

その遺跡は、ジャングルを歩くと20~30分、こつ然と姿を現しました![]()

四方を高山で囲まれ、誰も侵すことができないと言われる、ミーソン聖域(My Son Sanctuary 1999年世界遺産に登録)です。
ちなみに、ミーソンはMy Sonと綴ります。
英語だと”我が息子”になってしまいますね(^^ゞ

ミーソンは2世紀から15世紀にかけて栄えたチャム族の王国、チャンパ王国の聖地です。

王国の都は何度か移りましたが、ミーソンは歴代の王に庇護され、宗教建築物が寄進されてきました。

4世紀頃建てられたのは木造の伽藍だったそうです。
火事で焼けてしまい、8世紀以降はレンガで伽藍が建てられるようになりました。
現在残っているのは、この頃建てられたレンガ造りのものだそうです。

伽藍の壁面には、レリーフが刻まれています
(1枚上の写真のレリーフのほうが、綺麗に残っています)
レンガの隙間からは、植物が生えていました。

中に入ってみると、レンガの保存状態はとてもよく、驚きました。
暗すぎてわかりづらいかもしれませんが、こんな感じでした![]()
天井に向かって撮影しました![]()
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中を歩いてみたときの雰囲気、伝わるかしら?![]()
古の足音が聞こえてくるようでした。

ミーソンの遺跡群は、20世紀初頭にフランス人考古学者によって発見されました。
それまで、この聖域はだれにも侵されることなくひっそりと眠っていたのですね。

ミーソン聖域は、ベトナム中部にあり、ホイアンから車で1時間(ダナンから2時間)ほどです。
残念ながら、ベトナム戦争(1960ー1975)によって多くが破壊され、現存するのは一部ですが、まだ土に埋もれたままになっているものが多数あることがわかっています。

15年前の記憶を元に書いた回想記事です。
現在とは状況が違っている場合があります。

ミーソンはもはや秘境の部類ではないのかもしれませんが、当時は本当にひっそりとしていました。
「地球の歩き方」などには載っていなく、ベトナム旅行中に知り合った他の旅行者たちからも「それどこにあるの?」と聞かれ、それがちょっと快感だったり(^^;
ここ1年以内に訪ねた一番の秘境は、ナミビアの少数民族の方々集落です。
思い出しついでに、今日はヒンバ族の写真を貼ります![]()
もし、お手間でなかったら、下のヒンバ族の美女
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