「コロンビアの人は、本当にあたたかい」の続きです
実は、これから書こうとしていることが本題です
昨日の「ドキドキ編」は、記憶を蘇らせるために手帳を開いたところ、超ハンサム男子イヴァンのことを思い出してしまい、「彼も親切だったわ~」と綴ってしまったのです
しかし、今日これからお話しするダンくんはイヴァンの比ではありません!そもそも比較するものではないですが・・・
イヴァン顔負けの美男子なんていないから、見た目のカッコよさではありません!ダンくん、ごめん!
カッコいいのは・・・
「メデジンからカルタヘナまで”うるうる編”」の始まりです。
乗客が毛布を持参するほどコロンビアのバスはエアコンが効いています。
そんな中で14時間も缶詰になってしまったら、身体が凍ってしまいます。
隣に座っていたイヴァンの毛布の半分を借り(勝手に肩まで借りていたけれど・・・)、心地良くなってしまった私は、爆睡してしまいました
4時間くらい寝ていた計算になります。他人の肩を借りて
目覚めたら、外は真っ暗です。
しかも、終点が近いらしく、車内がざわついています。
なんと!22時半です!
ど、どういうこと???
イヴァンの話では、「途中で事故があったたから、道が渋滞した」らしいです。
まったく気づかずに爆睡していたとは・・・
きっと、「到着が遅れる」と家族に電話したりする人がいっぱいいたでしょに・・・
ほどなくして、バスはカルタヘナのバスターミナルに到着しました。
14時間バス友だったイケメン、イヴァンとお別れし
市街行きのバスを探したいところですが・・・
バスの運行はとっくに終了しています
ボゴタからアルメニアに到着したときと、まったく同じ状況・・・
コロンビアって、そんなに交通事故が多いのか?
仕方ないので、タクシーを探すことにします
ロンリープラネットによると、市街までは、30分から45分の距離ということになっています。
そんなときに、ダンくんがお別れの挨拶に来てくれました
ダンはアメリカの大学に留学中のコロンビア人です。
クリスマス休暇を家族と過ごすために帰省していて、おじさんのアルベルトと2人でメデジンからカルタヘナ行きのバスに乗っていたのです。
実は私が昼食を一緒にとったのはダンとアルベルトおじちゃんで、休憩所でストップする度に軽い会話をしていました。
モチロン、英語で!
英語はやっぱりラクでいい!
「ところで、これからどうするの?」
ダンが聞いてくれました。
「タクシーでホテルに行こうと思って」
「どこのホテル」
「街中で・・・・、えっと、ここ!」
ホテルのカードを見せました。
メデジンで泊まったホテルの系列で、ホテルの人に部屋を1室おさえておいてもらったのです。
「ここから30分はかかるよ」
「みたいだね・・・」
「乗せていってあげようか? もうじき、従弟が迎えに来るから」
「私なら大丈夫!」
「コロンビアだよ?」(笑)
コロンビア人のダンにそう言われると、少々不安にもなり・・・
アルベルトおじちゃんも、「一緒に行こう!」と言ってくれるので・・・
「お世話になります!」
恐縮している私に、従弟くんの彼女メリッサが言います。
「これからどこかで食事をするの。そのホテルの近くって美味しいレストランが多いのよね」
流暢な英語です。
そして、ダンが続けます。
「ほら。心配いらないって言っただろ。どのみち、街を抜けないと家には帰れないんだ」
コロンビアの人って、なんて優しいんだろう・・・
ダンの従弟の運転する車が、私のホテルに着きました。
23時をとっくに回っています。
実は不吉な予感がしていました。
バスの大渋滞で到着時間が大幅に遅くなりバスで眠りこけていたため
ホテルに連絡ができなくて
目覚めた時はすでに終点近くだったため
気になりながらも、ここまで来るしかないと思ったのです。
電話をかけるとなると、誰かに借りなければならないし
それに、
メデジンのホテルでは、レセプションの人が、私の目の前でバスの到着予定時刻などを伝えながら(2時間以上遅れたけれど・・・)予約してくれたので、
まさか、部屋がないなんてことはないよね?
大丈夫だよね?
・・・大丈夫であってほしい
ダンは私のスーツケースを持って、一緒にフロントまで来てくれました。
「もういらっしゃらないと思って、他のお客さんを泊めてしまいました」


「ホテルはここだけじゃない。一緒に探そう!」
なんてカッコイイの
「ありがとう。だけど、私なら大丈夫!なんとかなるから」
本当はちょっと怖い・・・。
だって、真夜中のコロンビアなんだもん (時は、2011年)
「何を言ってるの?放っておけるわけないだろ」
うるうる・・・
ダンの厚意に甘えて、一緒に周辺のホテルをあたってみるのですが、
どこも満室です
「少し離れたところなら、部屋が空いているかもしれない!」
通り沿いのホテルは諦めて、交差する別の通りのホテルを探し始めたところ、いかにも空き部室がありそうな、古びた、間口の狭い安宿を見つけました。
「ここ、お部屋ありそう!」
「いくらなんでもここは・・・」
ダンが言います。
ゴキブリでも出てきそうな雰囲気は否めません
出てこなかったけど←たぶん
でも、このままアルベルトおじちゃんたちを車に待たせ、ダンには私のスーツケースを持たせたまま、
”あるかないかわからない部屋”を求めて、気をもむよりはよっぽどマシです
エアコンなし、ホットシャワーなし
もう、そんなこと、どうでもいいです
ベッドさえあれば!
「エリアを変えたら、きっと空いてる部屋があると思うよ」
ダンにとっては、女性を1人で泊まらせるようなところではない、ということですが・・・
ベッドさえあれば、いいのです^^
だって、どこでも眠れますもの(^_-)-☆
*****
時折、思うのです。。。
ダンはもちろん、従弟くんもメリッサも、アルベルトおじちゃんも、本当は市街など通らなくても家に帰れたし、これから食事に出かけると言うのも、私に気をつかわせないための口実だったのではないかと。。。
それにしても、ダンくんは二十歳そこそこの男の子とは思えない、紳士っぷりでした。
コロンビアの人たちの心、本当にあたたかいです♥

北キプロスのカルパス半島に生息する野生のロバたち。
ニンジンをあげると喜ぶんです!
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ありがとうございました

夜のカルタヘナ
異国情緒たっぷりなかなかの雰囲気でしょ

もちろん、別の日に撮影したものです
今日も最後までおつきあいいただき、
ありがとうございました♥