ここはベネズエラ北西部にある、第2の都市マラカイボ。
意に反して1泊200ドルの部屋に3泊することになってしまった初日のことです。
シャワーヘッドからお湯(水)が出ず、おまけにそのヘッドを修理する過程で、思いっ切り水を浴びせられてしまい、上半身びしょ濡れになってしまいました。
今、さらなる次の惨事が忍びよっています・・・怖っ!
昨日のストーリーは→コチラ(忍び寄る惨事)


午前3時
髪を乾かしているときに、なんと、ドライヤーが髪を吸い込んだのです
ギャーッ
強烈な痛み
一瞬なにが起こったのか、さっぱり理解できませんでした。
何十本何百本
という髪がドライヤーに吸い込まれ、中のモーターに絡まっているようです。外国のドライヤーは、W数の違いから日本のものよりずっとパワフルです(1600W、1800Wなど) こういう時は弱いのが良かった。。。
フロントに電話をして助けを求めました。
髪が食い込んでいるため、ドライヤーは手に持ったままです。少しでも離したら、激痛とともに髪がさらに抜けてしまいます。
やって来た係の人がその姿を見て言いました。
「ハサミを貸しましょうか?」
はぁぁぁああ
「何言ってるんですか
このドライヤーを壊すべきでしょ」
ドライヤーの解体作業が始まりました。
私の顔元で。
ハッキリ言って、超不愉快
・
・
・
ドライヤーを解体してみたところで、中に吸い込まれていた髪はチリチリになってしまっていて、そのチリチリ状態の髪がお団子のように絡まってしまっています
吸い込まれたときに、何十本という髪はすでに抜けています
私は、夜を徹して”お団子”をほぐしました。
”チリチリ”は修復不可能ですが、お団子は8時間後になんとか、戻すことができました。
私は、この問題についてマネージャーと話したい、とホテルに申し出ました。
マネージャーは7時に出社するというので、午前7時を待ってフロントへ降りていきました。
すると、
「マネージャーは12時出社となったから、12時に出直して」
怒る気力はもはや残っていません。
ぐったり。
私は、コンシェルジュに「コーヒー40袋置き忘れ事件」について話し、バス会社と連絡を取ってもらうよう頼みました。
コンシェルジュはその場ですぐに電話してくれましたが、まだ早すぎるのか電話がつながらず、この件に関しては代わりに片付けてくれるというので、バスの時刻や座席番号など必要と思われる情報を渡し、部屋に戻って“お団子”の解体を続けました。
12時
マネージャーに、チリチリになった髪、ブチブチに切れてしまった髪を見せ、ドライヤーの不具合はもちろんのこと、シャワーが使えなかったこと、修理に時間がかかるようだったので、部屋をかえてほしいという希望を伝えたが叶わなかったこと、昨夜起きた事件に対してそれなりの対応を望むことを伝えました。
「それは、支配人と直接話したほうがいい。彼は午後4時に来る」
16時
ホテルの支配人はアメリカ人の男性でした。
ベネズエラ人よりは話が通じやすいかも、とホッとするも、「それなりの対応」について「ディナー1食無料」という提案をされ、
はぁああ
つづきは、写真の下

アンデス5ヵ国をスペインからの独立に導いた革命家、シモン・ボリバルの像。ベネズエラ大統領ほか、大コロンビア初代大統領、ボリビア初代大統領、ペルー大統領を歴任しました。
「ボリバルさん、今日は私に革命のパワーを貸してください‼」


「納得しかねます」と静かに答えました
そして、
ホテルの対応としての問題点を伝え・・・
・シャワーヘッドが壊れていることに気づかず、部屋を提供した
・故意ではないが、シャワーを直す過程でお客に水を浴びせた
・髪を吸引するようなドライヤーを使用している
・ドライヤーに吸引された髪を見て、「ハサミを貸しましょうか」と無神経なことを言う従業員
・「お怪我はないですか?」と確認できるくらいの教育を施すべき
・・・・私は、支配人の返答を待った。
「ディナーでご納得できないのなら、あなたはどうしてほしいのか、話してください」
と言われると、言いづらいのが日本人←ですよね??
しかし、ここはハッキリ言わないと伝わりません。

「見ていただいたとおり、切れた髪、抜けた髪は戻ってきません。チリチリになってしまった髪も元の状態には戻らないでしょう。それに関しては、慰めの気持ちを示してください」

「シャワーが直ったのが午前1時半、髪が絡まったのが午前3時、ドライヤーを解体できたのが、3時半過ぎ、フロントに降りてくるよう言われたのが午前7時。私は、このホテルで眠るためにお部屋を借りましたが、一連の事件によってベッドに横になることすらできませんでした。昨夜の宿泊料については、朝食代を除いた残額の返金を求めます」
あぁ~、スッキリした
さて、支配人の返答はいかに・・・
つづきは、また明日
(→支配人の回答、いかに?)

北キプロスのカルパス半島に生息する野生のロバたち。
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