ここは、北キプロス(正式名称は北キプロス・トルコ共和国だが、国際的には非承認)の東海岸に位置するファマグスタ。その歴史はアルシノエという小さな漁村だった紀元前300年頃まで遡る。
前回までのお話はコチラ:
1) 何かが始ろうとしている?
3) あなたは天使のよう…
4) 夕暮れ時のモスクに到着
6) 響き渡るコーラン
8) 外は雨
10)身勝手すぎる理由『身勝手すぎる理由』ここは、北キプロス(正式名称は北キプロス・トルコ共和国だが、国際的には非承認)の東海岸に位置するファマグスタ。その歴史はアルシノエという小さな漁村だった紀元前…ameblo.jp
今回のお話はこちらから
勝手すぎる(と“私は”感じた)ウクライナ人女性2人組。
たまたま近くを通ったイマームの車に乗せてもらえたが、「雨が止んだから、買い物に出かけたい」と言って、当初の目的地でない方向へ行くよう、イマームに願い出た。
「そっちに行くと遠回りになる」
と困惑するイマーム。
「雨が止んだのだから、歩いて行けますよね?」
私は、彼女たちに言った。
もちろん、静かに、丁寧に
私は人の良いイマームが何も言えないまま、彼女たちのために遠回りをしなければならくなる状況を回避したかった。
彼女たちは、きょとんとしていた。
「イマームは早く帰りたいと最初から言っていたわ。
そっちに行ったら遠回りになってしまうから」
しばらくの沈黙。
「それも、そうね! わかったわ」
意外にもあっさりと、合意してくれた。ほっ
なぁんだ、話せばわかる人達じゃん!(心の声)
「このまままっすぐでいいから、○○××の前で降ろしてくださらない?」
「ね、そこで良いわよね?」
「そうね!」
2人で話し始めた。
おいっ!
つける薬ナッシング
「乗せていってもらえないのなら、近場のお店で済ませよう」
・・・ということらしい
彼女たちのために遠回りする羽目にならなくて良かったが、
それにしても、不思議な人達と出会ったものだ。
周りの人たちのことをいっさい考えずに、自分たちの欲望に忠実になれる。
これだけ徹底していると、ある意味小気味が良いと言えるかもしれない。
ほどなく、イマームの車は私のホテルに着いた。
「日本に帰る前に、また会えるよね?」
イマームが言った。
「はい。きっと。またね!」
私はそう言って、車から降りた。
次回へつづく・・・
北キプロスのカルパス半島に生息する野生のロバたち。
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